ホテル名 |
Tree of Life
http://www.ttis.jp.org/treeoflife/index.htm |
場所 |
宿のサイトに地図が掲載されていて、それが一番わかりやすい。
路面電車(トラムバイ)のCemberlitas駅で下車して、スルタンアハメットSultanahmet駅方向に向かって右手を歩いて行く。2本目の角にOYAK
BANKという銀行があるが、その通りを右折。左手2軒目が宿。青い看板に白い文字で「Tree
of Life 宿」と書かれている。扉右手にある呼び鈴を押すと開けてくれる。フロントは最上階の4階にある。 |
宿泊費 |
EUR5(=US$6.33)/人/日(男女別ドミトリー、共同シャワー・トイレ) |
設備等 |
1階は閉店した店舗になっていて、地階が預かり荷物置き場兼物干し所、2階が女子ドミ、3階が男子ドミ、4階がインターネットルーム、リビング兼フロント、キッチンになっている。各ドミには二段ベッドが5つ、トイレ、シャワー、洗面所が一つずつある。インターネット用のマシンは1台で1時間TRY2(=US$1.35)。リビングと各階の踊り場には日本語の漫画や小説やガイドブックが充実している。 |
風通しと
採光 |
各部屋は通りに面して窓があるので、光も風も入ってくるのだが、空気の抜けどころがないので風通しがいいとはいえない。 |
日本人の奥さんと日本語ペラペラのトルコ人の旦那さんがオーナーのバックパッカーの間じゃぁかなり有名な宿。オーナーはスルタンアハメットに土産物屋も経営していてそちらに常駐。宿に顔を見せることはなかった。
ドミトリー部屋は収容人数の割りにはまずまずの広さで、荷物を置く場所も割合確保できる。女子ドミのベッドには誰かがもちこんだ南京虫がいるベッドがいくつかあり、人によっては朝起きると噛まれてしまっていたようだ。
シャワーは男性、女性合わせていずれか1つしか使えないシステムを取ることで、十分な熱さと量のお湯を確保してくれていた。洋服はシャワールームの扉の内側に4つくらいフックがあるので十分にかけられるし、フックに向かって立ってシャワーをあびれば、かけた洋服が濡れる心配がないくらいの広さだった。(とても大柄な男性の場合はやや厳しいかも)
トイレ、洗面所、シャワーはタイル張りの空間になっているし、きれいな造りなので、本来なら清潔な宿になるはず。
ところがトルコの問題として、水道のゴムパッキンの質が悪いらしく、どの水道もピシッと水が止まらない。ゆえに、シャワールームは裸足で入るので濡れていてもまだ許されるが、反対側にあるトイレが常に床が湿った状態になっていて、そこに土足で入るので汚らしい感じになっていた。(トイレにはお尻手洗い用の蛇口があり、そこから水が床に漏れているのだ。汚い水ってわけじゃないんだが)
キッチンは広くて調理道具や皿も豊富なので、使いやすかった。20人という収容人数、そして大人気の宿なので常にほぼ満室という状況を考えると、リビングは狭い。
そうそう、洗濯はお湯を使わなければ許されているのだが、イスタンブールは湿度が高いのか、とにかく乾きが遅い。靴下でも4日くらいは乾かない。ここでゆっくり過ごして洗濯もしようと思っている人は、もう少し乾燥している地域で済ませてから来ることをお勧めする。
とまぁ施設はこんな感じだったのだが、ここの魅力は東西南北様々な方角からの旅行者が交わるという点。これから行こうと思う場所の新鮮な生の情報を直接交換できるのが何よりもありがたい。また、ガイドブックや情報ノートも充実しているので、ここでじっくりと研究することもできる。近隣にはスーパーやロカンタも揃っているし、観光スポットの集まっているスルタンアハメッドまで徒歩圏内というのも魅力的だ。正直、設備が快適とまでは言いがたいが情報は素敵な宿。
※2006年10月09日現在の換算レートUS$1= EUR0.79、16日現在の換算レートUS$1=
TRY1.48。 |