ホテル名 |
Spring Flower Hostel
http://www.springflowerhostel.com |
場所 |
75m off Al-Maari St.
TEL021-212-2790
時計塔の近くにある路地に面したホステル。目の前がツーリスト・ホテル。周囲はタイヤの小売を行う商店が並ぶ通りになっている。 |
宿泊費 |
SP500(=US$9.16)/日(シャワー・トイレ付きツインルーム)
SP200(=US$3.67)/人/日(シャワー・トイレ共同ドミトリー)
SP150(=US$2.75)/人/日(シャワー・トイレ共同、屋上ドミトリー) |
設備等 |
タイヤ屋にはさまれた入り口の扉を開けて階段を上がると、上がりきった所にフロントがある。フロントから右へ上がる階段を半階分あがると2階のフロアーになる。ロビーに面してツインの部屋が6個くらい。更に階段をあがって3階は共同シャワー・トイレのドミトリー部屋などのあるフロアー。4回は日の光が燦々と差し込むカフェコーナーが半分と、いわゆる屋上ドミトリーが半分を占める。カフェコーナーでお茶やお湯を有料で出すサービスあり。日本語情報ノートもある。 |
風通しと
採光 |
2階のツインの部屋をいくつか見せてもらったが、窓のないような部屋やあっても建物の影になって光が入らない部屋など様々。選んだのは、窓の外に隣の壁などが迫っていない、風も光も入ってくる部屋だったので問題はなかった。 |
オーナーのウサマさんは英語、ドイツ語、ロシア語、日本語もできる物静かな感じの人。話しかければ答えるが、ウサマさんから話しかけてくることはなかった。
部屋はいかにも中東という感じの積んだ石がそのまま見える部屋で、天井が高いので部屋は広いとはいえないが、窮屈な感じはしなかった。装飾も中東という感じがして、雰囲気は面白い。
私たちが滞在した時期は、夜はかなり冷え込んだが寝袋を使用したため寒くはなかった。寝袋がない場合はもっと毛布をもらう必要があるだろう。
夜シャワーを浴びたが、お風呂上りに寒くなるということはない程度にシャワーは熱く、お湯の量も少なくはなかった。タイルも割合清潔な感じで、裸足で入るのがためらわれるということはなかった。
宿の最上階は気持ちの良いサンルームになっていて、この宿で一番気に入った空間だった。しかし、このサンルームの半分を占めるのがカフェで、カフェには食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されていた。途中まで気づかず、どんどん持ち込んで飲み食いしていたが、ウサマさんに「今度ビールを飲むときはうちの宿から買ってください」と言われて気づいた。そうかぁ、持ち込み禁止だったのかぁ。
しかし、外で買うビールがSP50に対して宿ではSP80となるとどうにも買う気がしない。ホステルを名乗っているのに、中級ホテルみたいなサービスはおかしいと思う。因みに朝のコーヒーを入れるお湯も買わなければならない。しかし、朝8時前だとホテルの人間がフロントにもカフェにもいないので、実質、旅行者が勝手にお湯を沸かさざるを得ない。中途半端なサービスだ。
オーナーのウサマさんとしては、ホステルを名乗ってはいるものの、この宿を普通のホテルとして経営したいと思っているのかもしれない。しかし、私たち含めバックパッカー達はホステルという名称と部屋の価格から、この宿は安宿だという認識でいるので、オーナーとの認識にズレが生じているように感じだ。何かのプロジェクトでアレッポを訪れているアメリカ人の団体は、ちゃんとこのカフェでお茶を注文し、普通のホテルとして利用していたためか、ウサマ氏も愛想よく話をしていたが、バックパッカー達にはやや態度が冷たいように感じた。とはいえ、あからさまに態度が違うというほどではなく、あくまでも「空気」の問題なので気にならなかったが。
このカフェの隣に、ビニールシートで仕切られた空間があり、床の上にマットレスを10個くらい敷いた屋上ドミトリーがある。屋上といっても屋根があるので屋内である。この時期でも宿泊している人は結構いたが、ガラス張りなので明け方などはとても寒いだろう。
アレッポはそもそも通過点だったし、この宿の近くにはボルサイトという安くておいしい食堂や生ジューススタンドもたくさんある。日本語の情報ノートもあるし、1泊、2泊の滞在ならばこの宿で十分満足。
※2006年11月06日現在の換算レートUS$1= SP54.56。 |