ホテル名 |
Cliff Hotel |
場所 |
Prince Mohammed St
シリア方面からバスで来ると、JETTバスのオフィスに到着する。そこからタクシー運転手に指示する場合は、バスマン通りBasman
St.とキング・フセイン通りKing Hussein Stを結ぶ通りにあるレストラン、ハッシェムHashemを目指すように言うとわかりやすいようだ。宿はハッシェム向かいの路地を入った所にある。 |
宿泊費 |
JD7(=US$9.86)/日(ツインルーム、共同シャワー・トイレ)
※どんな部屋だろうと一人JD3.5。 |
設備等 |
建物の3階。入り口入ってすぐがロビー。右手にオーナーの机と椅子があり、奥にテレビのあるソファーコーナー。客室は、入り口左手奥に続く廊下伝いの両脇に並んでいる。部屋にはベッド2つ、テーブルと椅子が1組、腰の高さの物入れが2つ(この2つを合わせて、朝食用のテーブルとして使っていた)、洗面台がある。共同トイレは2つ、共同シャワーも2つある。基本的に宿専用のガス台1つと流しのあるキッチンもある。 |
風通しと
採光 |
外に面して窓があるので、部屋の風通しと採光は悪くない。どころか、各部屋の扉には窓がついており、我々の部屋の窓はともすると閉まらなかったので、風通しが良すぎてこの時期は寒かった。 |
アンマンで日本人旅行者にとって一番有名な宿である。日本人のみならず海外のバックパッカーも宿泊しているが、韓国人と日本人の比率が高い。
日本人が多い理由は、ここで働いているサーメル君の存在があるからに他ならない。彼の生い立ちや、何故彼が日本人に対してこんなにも親身になって親切な態度をとってくれるのかについては、現地にあるサーメルストーリーを一読すればわかるようになっている(宿泊した日本人女性が彼から話を聞いて原稿にしたもの)。
宿では有料でお茶やコーヒーを出すサービスをしているのだが、サーメル君は自腹で日本人にお茶やコーヒーを出してくれている。この時に使うキッチンなのだが、オーナー不在時にサーメル君にお願いすると、自炊用に使わせてもらえる。ただし、ガス台が1台しかないし、調理器具も限られているので、インスタントラーメンなど簡単なものしかできないが。
宿自体は老朽化しており、シャワールームのほうろうは剥がれて錆びている部分があったり、ベッドのマットレスは物によっては九の字に曲がっているものさえあり、ブランケットも直接肌にかける気がしない。清掃もサーメル君が頑張ってやっているが、各部屋のテーブルや椅子、洗面台は砂埃が積もっていて、最初の一泊目は嫌で嫌でたまらなかった。
しかし、シャワーは熱いお湯が豊富に出るし、何よりサーメル君の素晴らしい対応、彼がツアーなどをアレンジしてくれるという安心感もあり、宿での居心地は悪くない。
人間は環境に慣れるものだ。2日目からは、ここで続けて宿泊してもいいかなという気分になってきた。何よりも安いしね。
なお、この宿のツアーは宿泊者でなくともアレンジが可能。「この宿に宿泊するのはちょっと無理」という人は、別宿に宿泊して、ここに死海ツアーのアレンジなどを頼みにくることもできる。
※2006年11月20日現在の換算レートUS$1= JD0.71。 |