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ロサンゼルス(Los Angeles)→サンディエゴ(San Diego)
2005.03.28 |
アメリカ合衆国内移動 |
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今まではロサンゼルス内をちょこちょこと移動していたが、初めて大きな移動を行った。いよいよ本格的に旅が始まったという感じがしてきた。
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移動内容 |
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06:47-08:05 |
ベニスビーチMarine Ave.からユニオン駅へ
Big Blue Bus10番(運賃一人US$1.75) by 現金 |
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08:30-11:17 |
ユニオン駅からサンディエゴ サンタフェ駅
AMTRAK(運賃一人US$26) by クレジットカード |
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11:25-11:30 |
サンタフェ駅からホテル
タクシー(チップ込みUS$5) by 現金 |
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朝6時47分発のバスに乗るために、6時過ぎに起床。移動するために、昨夜は冷蔵庫の中身を全部食べつくしたため、まだお腹がいっぱいで、とてもじゃないけど朝食は入らない。サンドイッチにして電車内で食べることにした。天気は?うわっ、雨だ、昨日はあんなに晴れていたのに。ブルーな気分になりながら準備して、6時30分に2週間過ごしたホテルを後にした。
雨の中を10分程歩いてバス停に到着。始発なのでバスは時間より早く来ているはずなのに、3分前になっても来ない。おかしいな、と周りを見回した夫が「あ、向かいのコーナーだ」と叫んで、大急ぎで道路を渡って向かいのバスに乗り込んだ。案内のパンフレットでは、停留所は交差点の真ん中に印があるため、実際にどこからバスが発車するかわからなかったのだ。幸いバスは新しいタイプで、車椅子の人用に入口のステップがないタイプ。ここでのステップの有無は、荷物の大きな私たちにとって、大きな違いになる。バリアフリーが叫ばれる世の中に感謝して、座席に落ち着いた。自分とリュックで2席、スーツケース用に2席、一人4席をつぶしている。雨に濡れてもちょっと遠いバス停まで来てこの路線に乗ったは安全にこの8席を確保するためだ。ベニスビーチからダウンタウンのユニオン駅へは2種類のバスが走っている。一つはこのBig
Blue Busの10番で、サンタモニカを過ぎるとハイウェイに入り、ダウンタウンでハイウェイを降りて数駅でユニオン駅に着く。もう一つはMetoro
Busの333番だが、こちらは、Venice Blvdをダウンタウン方向に向かってずっと走り、途中いくつも停留所がある。以前、ダウンタウンからサンタモニカに来るのに、試しに両方乗ってみた。バスの路線が異なると乗っている人の層が違うということがわかった。333番は、どちらかというとブルーカラーが多く、騒々しく、大きな声で文句を言う人などもいる。こっちに乗って、この人たちの朝の通勤用の座席を荷物で埋めていたら、何を言われるかわからない、こっちに乗っちゃまずいな、とこの時に判断したのだった。
10番のバスは、ハイウェイに乗る頃に約半数の席が埋まるのみで、乗っている人も穏やかそうな会社員や朝から元気なおしゃべりおばちゃんだけだった。おしゃべりなおばちゃんたちは、イースターをどんな風に過ごしたか報告し合い、旅先で行ったソックリさんショーでマドンナとプレスリーのそっくりさんと一緒に撮った写真なんかを披露している。が、大きな荷物は彼女たちの興味を否が応でもかきたて、「まぁ、大きな荷物ねぇ」なんて話し始めた。私たちは寝不足と消化不良なこともあって、「どうか話しかけないで」光線を出しながら視線を合わせずにいたので、何とかしゃべりかけられずに済んだ。そんなおしゃべりに包まれながら約1時間後、ユニオン駅に到着。
ユニオン駅の広いロビーを抜けた右手にアムトラックのサービスカウンターがある。その女性に、サンディエゴまで行きたい旨を告げると、更に右奥に進んだ左手にチケットカウンターがあると教えられた。20メートルほど先の左手に人が並んでいる。カウンターは4つあり、銀行窓口のように係員と客はガラスで隔てられている。クレジットカードが使えないかもしれない、と前日にキャッシュを用意しておいたが、クレジットカードは問題なく使えた。チケット購入時に2人のパスポートをチェックされ、購入したチケットにサインをしてから、やっとチケットを渡された。テロ警戒からそうなったのか、航空券でも買うような厳重さだった。それでも、購入まで5分とかからず、10分後に出発するサンディエゴ行きに乗れることになった。
席は決まっておらず、決められた2車輌のいずれかに乗ればよいということだった。2階建ての車輌なのだが、車掌さんに聞くと荷物は1階に置くところがあるのでそこに置いて、2階に行ってくれとのこと。自分たちの目の届かないところにスーツケースを3時間も放置するのは不安なので、2つのスーツケースと車輌をワイヤーで縛っておいた。2階にあがると、左右に2席ずつ座席が並んでいて、ゆったりしている。背もたれも倒れるし、がっちりしたテーブルも出せるし、フットレストもあり、新幹線のような感じ。そして何よりも嬉しいのは、コンセントがあること。もしや、インターネットも使えるのでは?と期待してマシンを立ち上げてみたが、さすがにそこまでのサービスはなかった。
列車はひたすら南に向かって走っていく。ロサンゼルスからサンディエゴへの道のりは海沿いを走ることが多く、外の景色も楽しかった。雨のロスから離れるにつれ、晴れ間が広がっていき、ゴツゴツした岩場の海岸をジョギングする人の姿や、サーファーが見え、やがてそれは湿地帯に変わっていった。朝作ったサンドイッチや日本からのお土産でいただいたスナックをを取り出して食べてみたり、周りの景色を撮影してみたり、久しぶりの移動に何だかウキウキしてきた。
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上左:こうした海岸沿いを走っていく。天気が悪かったのが残念。
上右:線路から海までの間に広がる湿地帯。
下:お弁当とおやつ持参。車内販売車は回ってこない。 |
やがてサンディエゴ空港が見えてきて、市街地に入ったと思ったら到着。Santa
Feと書かれた駅は、晴れていて、ロサンゼルスよりも日差しが幾分強く感じられる。ここからホテルまで近すぎて、一人目のタクシーには乗車拒否された。二人目の運転手は、さんざんため息をつきながらも乗せてくれた。といっても、チップ込みで5ドルって悪くないと思うんだけど。サンディエゴの最初の印象は、観光客にスポイルされたタクシー運転手から始まった。 |
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