夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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ティファナ(Tijuana)→ラパス(La Paz)
2005.04.06
メキシコ国内移動

移動内容
07:30-07:50 ティファナのホテルから空港へ移動
タクシー(N$50+US$1) by 現金
11:40-14:25 ティファナからラパスまでアエロ・メキシコで移動。
時差があるため、飛行時間は1時間45分。
(航空券US$199.56/人) by クレジットカード
14:47-15:00 ラパス空港からダウンタウンへタクシーで移動。
(US$25) by 米ドル現金

 さて、ティファナからラパスへの移動の話は1月に遡る。サンディエゴまでの予定が決まったので、そこからメキシコのラパスへどうやって移動するのかを1月に考え始めた。そこで、ロサンゼルスのリトル東京にあるアウトバウンド店(現地で航空券の手配などをしてくれる、日本国内からのお客さんのために色々手配してくれるのはインバウンド店と呼ばれるそうだ)のHISに出向いた。

そこで、サンディエゴからラパスへの片道航空券の値段を調べてもらうと、サンディエゴ→ロサンゼルス→マサトラン(メキシコ)→ラパスという経路ならあるとのこと。バスでもあるまいし、飛行機の各駅停車の旅はごめんだ。しかも、またロスに戻らなきゃならないってのが嫌だった。更に、日本への帰国便の航空券を持っていない私たちが、飛行機で国境を越えてメキシコに入ると、入国が難しいかもしれないという心配もあった。これが一番困る。

そこで、サンディエゴから陸路でティファナに入り、そこからラパスまで飛行機で飛んだ場合の航空券を探してもらうと、直通がある。ティファナは噂では危ない街らしいが、仕方がない。この路線で行く方向で決めた。そして、2月の中旬、再度HISを訪れてティファナ→ラパスへの航空券を1人US$199.56で購入した。

そして、ティファナ到着後すぐに、ホテルのフロントに頼んで航空券のリコンファメーションも済ませて、今日、ティファナの空港からラパスに向けて飛び立つ。「スケジュールが変更になっている可能性があるので、メキシコの飛行機は直前に確認してくださいね」と言って、ティファナのアエロ・カリフォルニアの電話番号まで調べておいてくれた、HISのKIMIKOさんのお陰で、滞りなく事が進んでいった。細やかな心配りに、感謝感謝。

リコンファメーションの電話で、朝11時40分発の1時間半前に空港に来てくれと言われていた。10時に到着すればよいわけだが、私たちは、その前に、ツーリストカードにスタンプを押してもらってメキシコへの手続き上の入国を果たさなければならない。この作業のため、相当の余裕をみて、ホテルを7時半にタクシーで出発した。

朝早い時間に悪人はいないという感じで、流しのタクシー運転手は真面目そうな人だった。相変わらず重い荷物をトランクから降ろしたのが8時ごろ。

まず、ツーリストカードだ。人に聞きながら、飛行機の出発のための荷物チェックを行う入口にMigracionと書いたカウンターまでたどり着いた。サンディエゴのメキシコ領事館で入手した90日間有効のツーリストカードを出して「さぁ手続きを」と係員に渡すと「No, Gooood!」と言うではないか。「ええええ?」と思う間もなく、係員はちょっと形式の異なるツーリストカードを2枚出して、いきなり「90日」と書き込み、新たに用紙を用意し始めた。我々がツーリストカードを入手したのが3月中で今は4月。もしかしたら年度の切り替えで、用紙が変わったのかもしれない。理由は定かではないが、とにかく手続きが進んでいるのでホッとした。用紙に記入が終わると、振り返って見える航空会社のカウンター(私たちの場合はアエロ・カリフォルニア航空)に行って、入国税一人US$20を支払い、その領収書をMigracionカウンターに持っていくと、ツーリストカードにスタンプを押して、ミシン目をピリピリと破って半券をくれた。これで、無事にメキシコに入国できた。よかった、よかった。

Migracionカウンターの脇にある荷物のX線検査を済ませると、信号機のような物があり、ちょっと強面の女性がスツールに座って待ち構えていた。航空券を見せると「ふんっ」という表情で、赤青信号の下についているボタンを押せ、というジェスチャーをする。何だ?ボタンを押すと信号機に青いランプが灯り、強面の女性に「行け!」と指令された。一体これは何なんだろう。不思議なので、振り返って写真を撮っておいた。

その先に、航空券のチェックインカウンター。まず、大切な醤油の瓶をスーツケースから取り出して、機内持ち込み手提げ袋に入れて準備OK。メキシコのスーパーで、フツーにキッコーマン醤油があることを、この時点では知らない2人であった。





さぁさぁ、荷物を預けて身軽になりましょうと思ったら、夫の荷物が規定の重量から20KGオーバー。外のカウンターに行って超過料金を払って、レシートを持ってきたらバゲッジクレームの券をあげますと言われた。やれやれ。信号機の横を通って、再び航空会社のカウンターへ向かった。超過料金は何とUS$47。とっさに、何を捨てたらあと20kgも減らせるだろうかと考えてしまった。物を持ちすぎているとロクなことにならないなぁ。日本を出る前に、結婚してからもずっと持ち続けていた、意味のない有料ゴミの山を思い出してしまった。しかし、今回の荷物は必要最小限で、しかも重い物といえば、これから行く国のガイドブックだったりする大切な物だ。国際線で超過料金4万円くらい払ったことも思い出し、納得して支払った。

再度、信号機の脇を通ると、もう顔パスなのでチケットは見せなくても大丈夫だった。しかし「ボタンは押せ」という。このボタンの先っちょに超高性能のセンサーがついていて、瞬時に指紋判定でもできるというのか?またまた、青信号がついて、そこも無事に通過した。

飛行機はラパス経由メキシコシティー行きだった。メキシコの国内線は各駅停車が普通みたいだ。時間になると、多くの人が集まってきたが、飛行機は通路をはさんで、2列3列と小さめ。出発間際までコックピットが丸見えという、のどかな雰囲気だった。定刻に飛び立って30分もすると、眼下の風景は荒涼とした砂漠になった。見渡す限り街は見えない。11時40分発で2時25着予定だから、サンドイッチくらい出るかなぁと期待していたのだが甘かった。ティファナとラパスでは時差があるため、実際の飛行時間は2時間弱になる。ジュースとプレッツェルだけ。US$200も払ったのに、お昼も出ないなんて・・・。ドイツのルフトハンザ国内線のロビーでは、リンゴとバナナとコーヒーとクラッカーが食べ放題だったなー。ドル箱国際線を持つ有力飛行機会社との差を感じている私と関係なく、飛行機は無事にラパスに到着した。時刻は定刻。仕事はきっちりしている。

ラパスに一歩降りた瞬間、暑さを感じた。今までいたところと違うところに来たと肌が言っている。
シーズン始まったばかりとはいえ、かなり南下してきて、夏休み気分の始まりが2人をウキウキさせた。
さぁ、予定通り、空港でホテル予約をしてタクシーかバスでラパス入りだ。「荷物が重いから、やっぱタクシー乗っちゃう?」なんて話しながらバッゲージクレームに向かった。

荷物を受け取って空港到着ロビーに出ると、ガラーンとしている。予想が裏切られたというより、予想が誤っていた。そうか、日に数本しか到着便がないのに、街までのバスが行き交うはずがない。それにしても、バスカウンターがない。ホテル予約のカウンターも、せめてものホテル予約専用電話さえ見つからない。

と、タクシードライバーらしい人が近寄って「ダウンタウン?」と言いながらスーツケースに手をかける。いけない、白タクかもしれない。必死で練習したスペイン語を思い出しながら、「アナタハ、空港タクシーデスカ?アウトリサード?オートリサード?」としゃべりかける。ドライバーは「イェス、イェス」と言う。首から証明書をさげているし、まわりの同じ証明書付のおじさんとも仲間らしい。値段もガイドブック通りのUS$25だという。大丈夫だろうと判断した。しかし、その前にホテル予約がしたいと告げると、そんなものは空港にはないという。見れば、カウンターに並んでいるのはレンタカーの会社ばかり。反対側には、小さなブランドショップがあるのみ。ラパス、やる気ないねー。

ということで、US$25でダウンタウンのツーリストインフォメーションに連れて行ってもらうことになった。建物の外に出ると、同じデザインのタクシーしか停まっていない。でドライバーは、「ね!皆、空港タクシーなんだよ」と私の顔をのぞきこむ。はいはい、わかりました。ラパスは白タクも来ない所なんですね。とはいえ、道はスッキリと整備されていて、ロサンゼルスのミッドウィルシャーなんかよりずっと快適な道路だった。ビジターセンターの前で停めてもらって、無事ラパスへの到着を果たしたのだった。



 
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