夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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メキシコのツーリストカード延長
2005.06.08
メキシコ国内
 メキシコに72時間以上滞在する場合は、ツーリストカードというビザのようなものを発行してもらう必要がある。今回の旅では、4月6日にティファナからラパスに飛ぶときに、ティファナの空港内のイミグレーションで90日間のツーリストカードを発行してもらった。日本人はツーリストカードを延長して最長180日間、メキシコに滞在できる。最初のツーリストカードの期限まで1ヶ月を切った今日この頃、延長を考え始めていた。

 ツーリストカードが切れる直前、我々はユカタン半島にいる予定である。しかし、その時点で入国管理局が見つからないとか、ここじゃぁ手配ができないと言われたら面倒である。ツーリストカードの期限が切れる1ヶ月前から延長処理ができるので、首都であるメキシコ・シティで行った方がよいだろうと判断し、入国管理局に行くことにした。

 場所については、レフォルマ通りの独立記念塔近くにある日本大使館・領事部でも地図をくれる。我々は、同じ宿の人が領事部からもらった地図をコピーさせてもらって、それを頼りに行った。中心部からやや行きにくい場所にある入国管理局までは、地下鉄7号線のPolanco駅が最寄の駅だが、そこから徒歩30分かバスで10分ほどになる。我々は他に用事があったので、その出先からタクシーで向かった。建物内部には、多くの窓口があり、多くの人でごったがえしている。スペイン語と英語交じりで、入口に立つ案内係りに延長を申し出ると、建物入って右手奥の23番カウンターに並べと言われた。

 列に並んでいると、日本のパスポートを持った小柄の女性が見えた。「日本人の方ですか?」と声をかけると、シャキシャキしたその女性は、「あなたたち、初めて?私はもう何回も来ているから、手順を教えてあげるね。」と、物凄く要領よく、手順を教えてくれた。

<手順>
23番カウンターに並び、延長の旨を告げると申し込み用紙の雛形コピーをくれる。
そのコピー用紙を持って、建物の入口を出て、敷地内右手奥にある、仮設の売店(飲み物などを販売している)に行く。
売店で、コピー用紙とパスポートを渡すと、売店が役所から預かっている正式の用紙3枚に、必要事項をタイピングしてくれる。(店のジュース冷蔵庫の裏にタイプライターがあって、打っている音がする)
タイピングされた用紙に、自分の名前とサインをするところがあるので、記入する。
入国管理局の敷地を出て左方向に150m程行くと、左手に黒いガラス張りの建物に入っている銀行があるので、そこでN$210を支払い、3枚の用紙を渡す。
銀行はスタンプを押して、1枚を銀行控えとしてとり、2枚を返却してくれる。
入国管理局の23番窓口に行き、銀行スタンプ付の用紙2枚とツーリストカードとパスポートを渡す。
しばらくすると、同じ窓口で名前を呼ばれるので、呼ばれたらパスポートとツーリストカードを受け取って終了。

 先ほどの女性は、売店で順番を待つ私たちのところまで心配して見に来てくれた。聞けば、こちらで国際学校を作って学校経営をされていたということで、今は引退して日本とメキシコを行き来しながら、教え子に会いにいったり、旅行したりゆっくりと楽しんでいるということだった。そんなわけで、メキシコのツーリストカードの手続きはお手の物。とはいえ、毎回ちょっとずつ制度が変り、同じであることはないそうだ。今回は、自分の分を済ませたばかりだったので、正しい情報を要領よく私たちに教えてくれた、ということだった。

 「ここから出て、まーっすぐ行くと左手に黒い建物、それが銀行だからね、簡単だから。じゃ、私はここで失礼するわね。もし、戻ってきてまだいたら、またお会いしましょう」とシャキシャキと言って、女性は去っていった。小っちゃい身体で、お年も召しているのに、パワフルでしかも人生が楽しそうだった。こんな人もいるんだなぁと感心しながら、手続きを済ませた。彼女のお陰で、何の困難もなく無事終了。大変だったのは、ここから帰るバスを探すことくらいだった。
 
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