夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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サン・ホセ(San Jose)→フォルトゥーナ(La Fortuna)
2005.09.15
コスタリカ国内移動

移動内容
07:00-07:30 サン・ホセ郊外の宿からサン・ホセ中心地までバスで移動
バス運賃C110/人(US$0.23) by 現金
07:30-07:45 フォルトゥーナ行きのバスターミナルまで徒歩で移動
08:40-13:00 サン・ホセからフォルトゥーナまでバスで移動
バス運賃C1430/人(US$2.94) by 現金
※2005.9現在、US$1= C486(コスタリカコロン)で計算しています。

 ガイドブックで確認したところ、サン・ホセからフォルトゥーナへ向かうバスは、盗難、売春などが横行していることで、悪名名高きコカ・コーラ地区のちょい北あたりから出ているようだ。いやー、やばい、やばい。

 ということで、事前の調査として観光案内所に向かい、フォルトゥーナ行きについて聞いた。一番安い行き方は上記のバスを利用する方法。その他には、グアテマラで我々が利用したようなシャトルバスを出している会社INTERBUSで行く方法がある。この会社は、15人乗りくらいのバンを出して、外国からの旅行者を乗せて安全に主要観光地まで運んでくれるサービスを行っている。因みに、サン・ホセからフォルトゥーナまでの料金はUS$25と、通常バスの約8.5倍となっている。

 グアテマラでは大きな荷物を抱えての移動だったので、シャトルバスを利用したが、今回の旅はリュックと肩掛けバッグ1つなのでシャトルを利用することもないと判断し、通常のバスを利用しようと考えた。

 問題はバスが発車するところである。どのくらい危なそうなのか、サン・ホセ滞在中の昼間に見学に行った。バスターミナルはCalle 12とAv.7が交差する辺りにある。行きはCalle6を北上してAv.7で東に向かってみた。Av.7から東に向かう通りはBest Westernがあるものの、路上生活者がいたり、工場のような店舗が多いので、あまり雰囲気は良くないが、まずまず大丈夫そうである。帰りは、コカ・コーラ地区に近いCalle8を南下した。右手にボルボン市場、しばらくいくと左手に中央市場が見えてきて、活気はあるのだが、活気付いている人々がかなり下町風で、危険そうな香りがプンプンと漂っていた。妙に派手に化粧し、ピッチリしたカットソーにミニスカートという服装なんだけど、顔を見るとどうしたって40代か?というような女性が所在無く立っている。もしかして、春を売っていますか?いやー、この春を買う男性がいるのだ。やはり、ここから東の通りには行ってはいけないと、はっきりと感じた。

 というところまで、事前に予行演習して、当日の朝はCalle6を北上して問題なくバスターミナルに到着した。予行演習で行った時に、拳銃を下げた警備員がさりげなく近寄ってきて、警護してくれていた。「日本人は特に狙われやすいから気をつけなさい。網棚に荷物を乗せて寝てしまって、荷物を盗まれた日本人がいるからね。」と忠告してくれた警備員が、今朝もいて、「やぁやぁ、来たね」と迎えてくれた。

 バスの発着場所は大型バスが4台ほど停まれるようなターミナルになっている。待合所の椅子が並ぶ建物のバス発着側にフォルトゥーナ行きのチケットを販売する窓口があり、発車時間8時40分の30分前くらいから販売を開始した。ハイシーズンの11月から2月くらいだと、事前にチケットを買っていた方がいいらしいが、この時期は当日の朝でも大丈夫だ、という情報も、予行演習の時に警備員から聞いていたので、当日購入。

 さて、「フォルトゥーナ行きはバスに乗ってくださーい」と言っているらしいスペイン語が聞こえてきたのでバスに向かった。するとバスの係員がリュックを座席の下の貨物置場に入れろという。車内に持って入りたいといっても否定されてしまった。他のバックパッカーを見ると、車内に持ち入っている人もいる。もしや、これは人種差別かと疑いをかけそうになったが、チケットを購入した時にもらった注意書きの紙に「車内への荷物の持ち込みは一人一つまで。」と書いてあった。更に、安全のために座席の下に荷物を預けることをお勧めするとも書いてあった。確かに、座席の下に荷物を預ける時に、バゲッジークレームの番号が記載された札をもらったし、荷物はがっちり係員が監視している。この分なら預けた方が安全そうだ。

 しかし、私のリュックにはコンピュータが入っているので、できれば車内に持ち込みたかった。あるいは、せめて他の荷物の上に置いてほしかった。しかし、それをここで言うと、余計な人に聞かれて危険が増す。むむむむむ、と悩んでいる間にも処理はどんどん進んで、結局預けることになった。大丈夫か、私のコンピュータ。それだけが心配だった。

 バスはベリーズからグアテマラ国境を越えるバスよりは座席がずっと上等。ただし、メキシコのバスよりは、前の座席との間隔が狭いので格下という感じだった。

 ほぼ時間通りに出発。サン・ホセを東に抜けるパン・アメリカンハイウェイを通ってしばらく行ってから、ひょいと北上を始める。ここからは、山間のウネウネとした道になり、スピードもかなり落ちる。道は舗装されているのでウネウネさえ耐えられるのなら、別に辛くはない道のりだ。

 同じ山間の道を行くのでも、グアテマラは山の斜面が耕されていて、薄い緑や濃い緑がパッチワークのように並ぶ光景や、濃い緑の森林が続いている光景だったが、コスタリカは、芝生のように明るい緑色に斜面が彩られている。放牧場になっているようなのだ。新大陸で始めて農場が開かれたという歴史を持つだけあって、牛がのんびりと草を食んでいる光景が多く見られた。

 今日9月15日は、ニカラグアやホンジュラスとともにスペインから独立した独立記念日だ。山間の道を過ぎて小さな町に入る旅に、学生のマーチングバンドが行進しているのが見えた。そういえば、今いる宿の近くの高校生も大音響で数日前から練習していた。今頃、街を練り歩いているのだろうか。

 そんな小さな街を抜け、11時30分にケサダQuesadaという街のはずれにあるバスターミナルでトイレ休憩。本当は5分といっていたが、実際には15分くらい停車した。実はこのバスは近辺の山間に住む人々にとっては、生活の足になっているようで、これまでにも市バスなみに人を拾っては降ろししてきた。ケサダでは多くの人が降り、また多くの人が乗り込んできた。座席の下の荷物は、一つ一つ番号を確認しながら取り出されている。大丈夫だ。我々は持参したサンドイッチをかじりながら、こうした光景を見ていた。

 ケサダを出て1時間半後の13時、バスはフォルトゥーナの真ん中にある公園の前に到着。さて、心配の荷物はどーなっているか?うわー、私のリュックの上にはヘビー級のバックパックが山のように積まれていて、なかなか出てこない。大丈夫か?コンピュータ。この後、ホテルの客引きに誘われて2軒の宿を見た後、満足できなくて別の宿を自分たちで探してチェックイン。近くのインターネットカフェでコンピュータの正常な動きを確認して、やっと安心することができた。

 バスは座席がやや狭いものの、みすぼらしくもなく荷物も安全に運んでくれた。少ない荷物で移動するなら、この方法で充分だと思った。また、はからずもコンピュータの耐久試験をしてしまったが、コンピュータって案外丈夫なんだなぁと感心。でも、本当は持って入るべきだったろう。ちょっとヒヤヒヤした。

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