夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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サン・ホセ(San Jose)→サンタ・エレーナ(Santa Elena)
2005.09.23
コスタリカ国内移動

移動内容
05:00-05:30 宿からサン・ホセ中心地に移動。
バス運賃C110(US$0.23)/人 by 現金
05:30-05:38 徒歩でバスターミナルに移動。
06:30-11:45 サン・ホセからサンタ・エレーナ(Santa Elena)までバスで移動
バス運賃C1675(US$3.45)/人 by 現金
※2005.9現在、US$1= C486(コスタリカコロン)で計算しています。

 観光案内所でもらったInstituto Costarricenese de Turismo(観光省?)発行のバス運行表によると、前回のアレナル火山国立公園行きのバスと同じ場所から、モンテベルデ行きのバスが、毎日6:30と14:30の2本出ている。

 所要時間は5時間だと書いてあるので、明るいうちにサンタ・エレーナに到着したい我々は、迷わず6時半に乗ることにした。ハイシーズンだと事前購入した方がいいらしいが、オフシーズンなので、朝、早めに行ってバスターミナルで当日券を購入することにする。ということは、6時にはバスターミナルには到着していたい。

 宿からサン・ホセの中心地まではバスで30分、そこからバスターミナルまで徒歩で約10分。だから、宿を出発するバスは、逆算すると5時にしようということになった。5時は始発である。4時50分のサン・ホセはまだ夜明け前。郊外の丘の上にある宿の外からは、遠くに広がるサン・ホセの夜景が見えて美しかった。

 こんな時間にバスを待って大丈夫なのだろうか?と心配していたが、始発というのに、バスを待つ人が10人くらいいて、コスタリカ人は案外朝早く行動する国民なんだなぁと感心。そういえば、近所の高校生も朝7時前にぞくぞくと登校してきていたなぁ。

 というわけで、首絞め強盗に会うこともなく、無事にバスに乗り込みサン・ホセに向かう。朝一番のバスは、通常とは異なる経路でサン・ホセに入っていった。「おいおい、ここは一体どこなの?」バスの運転手に聞いても「中心部はもっと先だ」というのみで埒が明かない。と、見覚えのある銀行の大きな壁が見えた。「ここここ、ここで降りまーす。」とバスを降りると、バスターミナルに向かおうとしていた道の丁度まん前だった。日ごろから、サン・ホセの街をぶらついて色々と建物を頭に入れておいたのが効を奏した。そうでなかったら、行き過ぎちゃうところだった。

 バスを降りて、Calle 12とAv.7が交差する辺りにあるバスターミナルに向かう。前回と同じく、怪しそうなCalle8以東は避けて、Calle6を北上。写真の通り、夜明け前で、店も閉まっていて人通りがないブロックもあったが、数分もたったら、人がわさわさといる市バスの発着所などもあり、あまり危険な感じはしなかった。でも、一人だったら、この時間のこの付近には近づかない方がいいような気はした。

 バスターミナルでは、モンテベルデ行きのバスのチケット販売窓口が6時からしか開かない。折角早くきたのに。

 窓口前のベンチで野良猫などをかまって待った。6時に窓口があき、チケットを購入。その頃開店した、目の前の売店で、スナックと水、スポンジケーキなどを購入してバスへ。アレナル火山国立公園に行くときは、車内持込荷物は一人一つと決められていたので、リュックは車体の下の荷物入れに預けさせられた。コンピュータが入っているので、本当は車内に持ち込みたかった。だから、今回は「壊れ物が入っているので、ムーチョ、インポータントな物が入っているから」と粘る練習をしていた。しかし、今回のバス会社は何もいわずに通している。ま、嬉しい反面、セキュリティーには気を配っていないのか、アレナル火山に行くバスが泥棒さんに狙われやすいのか、定かではないが、大丈夫かなぁという心配もちょっとでてきてしまった。

 あいかわらず、前との間隔が狭い座席である。足元にリュックを置いて、リュックの両脇に足を置いたら、もう一杯一杯な状態。これで5時間の旅だ。バスは、夜が明けたサン・ホセの街を快調に走り出した。パン・アメリカンハイウェイという高速を通って、空港の横を過ぎる。


バスの中から撮影。雨が降っているわけでは
ない。窓が汚れているのだ。
 パン・アメリカンハイウェイといっても、片側一車線の道で、山の中をクネクネと折れ曲がって進むので、そんなにハイスピードは出ない。更に、上り道で貨物運搬のトラックがいると、たちまち数珠繋ぎのミニ渋滞になる。路肩のやや広い所にくると、そうしたトラックが路肩に寄って順繰りに抜かしていくと、ようやく通常のスピードに戻れる。そして又、貨物運搬トラックに追いつく。こんなことを繰り返しながら進んでいった。

 右手にプンタレナスという港町を過ぎる頃になると、右手の山間の奥に水が見える。ニコヤ半島との間にある湾の水だろう。気温もサン・ホセと比べると上昇していて、海の近くを通っているんだなぁと肌で感じられるところだった。

 地図でみると、目的地のサンタ・エレーナまでの道のりのうち4分の3はこのハイウェイで、そこから右折して細い道を行くのが4分の1という感じだった。そろそろ右折する地域に入ってきたころだなぁと思って、時計を見ると9時半過ぎ。6時半発で5時間かかると聞いていたけど、4分の3まで来て3時間ってことは、あと1時間で到着するの?随分いい調子で来てるなぁ。今日は道路が空いてたのかも知れない。と都合よく考えていたその時、バスが一旦停車した。みると右側に細い、いわゆるダートと呼ばれる未舗装の道が上に向かって続いている。え?これ?そう、このみ舗装の道をこれから行くのだった。

 そこから先は、道に開いた穴を避け、わだちを避け、それでもガタガタと物凄く揺れながら、バスは進んでいった。スピードは当然落ちているが、それでも、このガタピシをこのまま続けていたら、ある時バスがバラバラになってしまうんじゃないかと思えるくらい、ガタピシしていた。周りの景色は緑が満載で、もうここから自然がいっぱい。このバスは、この地元の足にもなっているらしく、普通に「ちょっとそこまで」みたいなおばはんやおっちゃんが乗っては、途中で降りていく。あーあ、全然早くないや。やはり時刻表は正しかったのだ。この分なら5時間はたっぷりかかるだろう。

 10時きっかりに、バスは停車。ここでトイレ休憩だそうだ。小奇麗なレストランがある所で、レストランにはお惣菜コーナーもある。運転手さんは自前のタッパにお惣菜を詰め込み、上機嫌でバスの荷棚に乗せていた。運転手さんが上機嫌でタッパに詰めてまで買うというこの惣菜は、もしかしたら、これから行くフォルトゥーナの街で食べるのよりおいしいのかもしれない。今回、確かめられなかったので、これを読んだ誰かが試してくれるとありがたいなぁ。
右:レストランの様子。右手にカウンターがあり、
惣菜コーナーがある。

下:惣菜コーナーはこんな感じ。

 30分くらいの休憩の後、バスはまた走り出した。先ほどから天気は崩れ始め、雨が降ってきている。雨のせいか、今度は学校帰りの制服を着た中学生が入ってきて賑々しい。グアテマラでもそうだったが、ここの制服も日本の女子高生とそっくりだ。グアテマラの場合は、就学率を上げる為に、可愛い日本の制服を導入して効果を出していると聞いた。ここもそうなっているのだろうか?

 やがて、民家もなくなり、辺りの景色がすっかり緑に包まれた中を走った末に、サンタ・エレーナの村に到着した。バスを降りた途端に、ホテルの客引きが4人も取り囲み、たちまちモテモテになった我々であった。さぁ、まずはホテル探しだ。


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