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サン・ホセ(San Jose)→リマ(Lima)
2005.10.03 |
コスタリカ→ペルー |
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移動内容 |
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06:00-06:18 |
宿からサン・ホセのフアン・サンタマリア国際空港に移動。
タクシー運賃US$12 by 現金 |
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09:00-13:25
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サン・ホセからペルーのリマまで飛行機で移動。
航空運賃US$495/人 by 現金
コスタリカ出国税US$26/人 by 現金
※ペルーのリマは時差があり、1時間進むので、実際の飛行時間は3時間25分。 |
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14:00-14:20 |
空港から宿まで宿の送迎サービスで移動。
送迎代金は往復でUS$20なので片道換算US$10 by 現金
※片道のみをお願いするとUS$12 |
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今回の移動は、何と言っても航空券が高いのに驚いた。我々は日本からロサンゼルスまで来るのに、一人3万9800円のチケット(ホテル3泊付)だったので、こうして地図で見ると、たいした距離でもないのに一人5万円強かかるという事実に、あらためて頻度の低い路線の厳しさを思い知らされた。
コスタリカから他の中米都市に飛ぶのは、総じて高いらしい。サン・ホセにあるOTECという旅行代理店では、学割あるいは教職員割引があると3割引くらいになるらしいが、そのどちらにも該当しない我々は、US$614.3という金額を提示され、むむむとうなった。サン・ホセからパナマ経由だったらどうか、マイアミ経由だったらどうか、などと他の安そうな所を経由した場合の金額を調べてもらった。サン・ホセから直接リマに行くよりも、マイアミ経由の方が安くなった。それでも、UD$592.95。パナマ経由は、コスタリカとパナマ間がUS$277なのでパナマ→ペルーはUS$456.54なんだけど、全然安くならない。パナマまでバスで行って一泊してパナマから飛んだらどうか、とOTECの人に言われたがパナマまで10時間かけて行く気もなかった。
どうしようかと思いあぐねていたが、スーツケースを買いにサン・ペドロというショッピングモールに行った際、2階に旅行代理店(出張所のようなブースのみの店)があり、そこで価格を聞いたらUS$515と言われた。これならいいと、ここに決めて1週間後に買いにいったら、値段が下がっていてUS$495になった。最初に聞いたときから随分安いということで、ここで買った。航空会社はグルッポ・タカ(タカグループ)のラクサという航空会社だった。聞いたことはなかったが、以前グアテマラのフローレスからグアテマラ・シティに飛んだ時に、タカ航空を使って非常に感じがよかったので、そのグループならよかろうと判断した。
9時の便だったので、宿の人に6時にタクシーを呼んでもらった。お子さんをシャワーに入れたり、朝ごはんを食べさせたりと、丁度忙しい時間帯にもかかわらず、奥さんが出てきて見送ってくれた。我々はスペイン語がよく話せないので、会話という会話もできない中、奥さんは手振り身振りで色々とお世話してくれて、感じも良く、気持の良い滞在ができた。
発車してすぐに、何だかもじもじして「宿の人からいくらだっていわれましたか?」何て言い出して来た。「UD$12と言われましたが」というと、「そうです、そうです、あっています」と言った。その後、「ドルで払いますか?コロンで払いますか?」と話は続く。何故、こんなことを急に言い出したのかなぁと思ったら、ははーん、と思い当たるふしがあった。コスタリカでは普通に白タクが走っていて、気心の知れた人に頼むと逆に安い値段で走ってくれる。今回の運転手さんも、来た時に使った空港タクシーよりもUS$5安い値段で請け負ってくれた。ただし、違法は違法なので、空港に到着してから金銭のやりとりをしたくないのではないか?と思った。そこで、運賃は運転中に車の中で渡してあげると、やっと安心したような表情になった。この辺り、シャイなコスタリカ人らしい。空港まではあっという間に到着した。近代的な空港では、まずコスタリカの出国税を支払う。建物入って右手に税金支払いカウンターがあるので、そこで税金を支払うと領収書をくれる。それと航空券を持って、チェックインカウンターに行く。
スーツケースが重いので、いくら超過料金が取られるか心配だったが、「HEAVY」というタグがつけられただけで、料金は取られなかった。前回のタカでも取られなかったし、グルッポ・タカは好印象である。ま、高かったけどね。
ところで、カウンターの女性は、「今日、リマに入って、翌日ボリビアのラ・パスにいらっしゃるんですね」と聞く。何?そんなことは聞いていない。ガイドブックによると、中南米の都市へ飛行機で入国する場合、片道切符だと入れないかもしれないと書いてあった。そんな状況を受けて、ペルーを出国する切符と抱き合わせで販売することになっていたのだろうか?でも、そんな話は一言も聞いていない。しかし、今日ペルーに入って翌日出国することになっているとしたら、ペルーでの滞在許可が1日しかもらえなくなっちゃったら、それも困る。そこで、彼女に片道切符で入国できないのか?片道切符で飛んで帰された人はいるのか?と確認したところ、そんなことはないと言う。「しかも」と、彼女は我々のパスポートを指差し「日本のパスポートですから」と言った。日本のパスポートって、そんなに威力があるのか。知らなかった。確かに日本人なら、ペルーに入って、やれマチュピチュだ、やれナスカだとお金をバラバラと落としていく。片道で入ろうと、入口で追い返すわけはない、ということなのだろうか?結局、ラ・パスに行くことはないので、荷物もペルーのリマで降ろしてもらうように手続きを取った。
コスタリカの空港はとっても新しくて、かっこいい。待合室はとても大きな開放的な空間のところがあり(私達の便のではなく、アメリカ向けの便の待合室だったけど)、この開放感がコスタリカの自然を思わせ、ガラス張りになった滑走路の向こうには、楽しませてくれた山々が見える。女子の方だけだったが、トイレに行くと生の山百合が置いてあって、本当に「コスタリカの大自然を最後まで楽しんでね!」という演出振りが素晴らしかった。更に、いたる所にインターネットのワイヤレスサービスがあり、ある所ではLANケーブルも用意していて、無料でインターネットができるようになっている所などは、観光に力を入れているコスタリカならではのサービスだろう。
因みにコスタリカで有名なコーヒーメーカーBrittの支店が出ていて、高山病対策に効くかもしれないと、我々がモンテベルデで購入したBrittのコーヒー豆入りチョコレートも、ここで買えた。
グループ会社といっても、ラクサ航空の機内も新しくて美しく、雲の中を飛んでも、安定感がある飛行だった。朝食はいかがですか?と言われたが、これはUS$5の有料だったので遠慮した。お酒も有料かなぁ?と試しに頼んでみたら、お酒は無料だった。本当はお酒を有料にして、朝ごはんを無料にしてもらえた方が、ありがたかったのだが。というわけで、昼真っからワインを飲むはめになってしまった。
予定通り、リマに到着。暖かくて湿度の高いコスタリカから、一転して冬から明けた春の国に到着。薄曇のやや肌寒く、乾燥したところだった。違う国に来たんだなぁ。南米というと勝手に暖かいと思い込んでいた私にとって、これはちょっと意外だった。
今回の懸案事項の一つは、片道航空券でペルーに入れるのか、ということだったが、これも何の問題もなく通過。何日滞在するのかという質問もないままに、出国の際に提出する用紙に「90」と書かれた。90日間は滞在できるようだ。愛想は全くよくないが、いじわるでもなく、何の会話もないまま手続き終了。南米第一国目のペルーに入国だ。
ペルーの空港は昨年改築されたばかりという、ピカピカの近代的な施設。確かにマチュピチュという弩級の世界遺産を持っているペルーが、空港に力を入れるのはわかる気がする。空港はその国の玄関だからね。でも、後でリマ市内を観光して思ったのは、空港だけでなく、リマが結構大きな都会だということ。ペルー全体としては力はないかもしれないが、リマだけを見る限り、豊かで物が溢れた都会でびっくりした。コンピュータの普及率などが低くて、まだまだ我々が必要な製品がどこに行ってもすぐに買える状況ではなかったが、それでも街としては、今去ってきたばかりのコスタリカの首都、サン・ホセよりも大きくて近代的な所が多かった。
今回は、宿のお迎えサービスをお願いしていた。今回の旅でこんなことは初めて。空港から出て、何も迷うことなく宿の人が迎えてくれる心地よさ。いやー、送迎サービスはVIP気分でいいですねぇ。快適に移動して、次の宿に到着した。
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