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サルタ(Salta)→コルドバ(Cordoba)
2005.11.20-21(夜行バス) |
アルゼンチン国内移動 |
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移動内容 |
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11/20
19:00-19:10 |
宿からサルタのバスターミナルまで宿の車で移動
車運賃 A$3(=US$1.02) by 現金 |
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11/20
20:00-
11/21
07:00 |
サルタからコルドバまでバスで移動
バス運賃 A$78(=US$26.53) by 現金 |
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11.21
07:10-08:10 |
バスターミナルで朝食
朝食代金 A$5.38(=US$1.83) by 現金 |
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08:27-08:36 |
バスターミナルから宿までタクシーで移動
タクシー運賃 A$2.75(=US$0.94) by 現金 |
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※2005.11現在、US$1= A$2.94(アルゼンチンペソ)で計算しています。
※アルゼンチンペソは通常$と表記されますが米ドルとの区別のため、ここではA$と表記しました。 |
サルタからコルドバは飛行機だと1時間、バスだと11〜12時間の距離にある。サルタの旅行代理店を訪ねてどちらにしようか相談した。コルドバまでの航空運賃は一人$250(=US$85.03)だといわれた。アルゼンチン航空には乗ったことがないので、超過料金についてはどうなるかわからないが、一人分の料金を取られるとして2人と荷物でざっと3万円かかると思われた。
一方のバスは、座席が倒れてベッド感覚に近くまでなる「Camaカマ」という種類の夜行バスで$78(=US$26.53)だと言われた。バスの運賃は航空運賃の3分の1というのは、今までの相場だったし、予想通りの金額だったからどちらでもよかった。
しかし、調べてもらうと、予定していた21日月曜日の飛行機はもういっぱいで空きがなかった。従って、日曜日の夜にサルタを出て月曜日の朝コルドバに着く夜行バスを手配することにした。
20日の日曜日は夜8時の出発。南米に入ってから夜行を使うのは3回目となった。夜行を使う場合、チェックアウトしてから、どのように時間を使うのか、荷物はどうするのかが問題になってくる。
1回目はボリビアのラ・パスの一番オテルから夜行を使ったが、一番オテルはチェックアウトの時間がいつでもいいので、夕方までベッドに寝転がって部屋でNHKの放送を見て、シャワーを浴びて夜に宿を出るという極楽な待遇だった。
2回目のウユニからの夜行では、夜10時過ぎの列車だったが、もし夜行便の出発時までホテルに滞在したいなら半日分の宿泊費(US$10)を支払ってくれと言われたので、ホテルはチェックアウトして荷物も列車駅近くの旅行代理店に移動。トイレだけはいつまでも無料で使っていいと言ってくれたので、夜まで2回、トイレを借りにホテルに立ち寄らせてもらった。午前中はネットカフェで過ごし、午後は目一杯、インフォメーションでボリビア観光ビデオを見まくって時間を過ごし、夜になってからは旅行代理店のソファーで仮眠させてもらった。
そして今回3回目。チェックアウトは午前11時だったので、直前にシャワーを浴びてチェックアウトした。といっても夜まで行きたいところもなかったので、夕方まではネットカフェで更新作業、帰ってきてからはキッチンでテレビを見ながら、サイト更新の作業などをさせてもらった。キッチンを使用したり、ダイニングでPCを使わせてもらうのは無料で大丈夫だった。
夕方になってきて、「7時頃タクシーでバスターミナルに行きたい」旨を宿にいた女性に話したら、その人が宿の主人だった。そして、自分の車でバスターミナルまでA$3(=US$1.02)で送ってくれるという。タクシー代と同じくらいだし、オーナーの車はVWのバンなので、そちらの方がいい。ありがたい申し出と受け取って、送ってもらうことにした。バスターミナルまでの道すがら、宿のオーナーは建築家夫婦なのだが、ここのところの不況もあって、なかなか建築の仕事がないので、サルタで宿を始めたといういきさつを聞いた。
我々が宿泊していた宿は、小さな規模ながら、風通しの良い部屋があり、パティオが気持良く、ちょっとしたインテリアが気が利いていた。オーナーが建築家と聞いて納得がいった。
こうした話をしながらバスターミナルに到着。サルタの新しく広いバスターミナルのカフェで軽く夕食代わりにエンパナーダをつまみ、バスに乗り込んだ。バスターミナルはさながら空港なみの賑わいで、日曜日に去っていく親戚や恋人を見送る人も多くいて、乗客の倍は人がいるように思われた。
さて、Camaカマとはどんな座席だったか?結論から言うと、私の期待ほどには座席は倒れなかったが、横並びに3つしか椅子がないので、1つの幅が広く、クッションもフカフカしていたので、確かに普通のバスの座席で移動するよりはずっと楽だった。
2階建てで、1番前の席が取れた。 |
夫による睡眠の実演。座席の倒れ方は
これでマックスである。 |
今回は幸いにも2階建てバスの一番前の座席が確保できた。目の前は大きなガラスで、景色を遮るものがない。夜のハイウェイをサーっと走っていると、まるで宙を飛んでいるような感覚で面白かった。
8時に出発したバスでは、8時半にはお弁当が配られ、9時半にはカーテンがひかれて照明がおとされ、夜の構えとなった。トム・ハンクスがマフィアお抱えの用心棒である悲しげな映画が1本流されて、それが終わると就寝。
朝6時半には、係員がブランケットと枕を回収に回りながら皆を起こしていった。7時少し前にコルドバのバスターミナルに到着。
体の節々がちょっと痛いが、睡眠は充分に取れた感じ。これがアルゼンチンのカマ夜行バスの初体験となった。
初夏のコルドバは気の早いバカンス客を迎えてか、バスターミナルのタクシー乗り場は長蛇の列だった。2列で客をさばいても20分は待たされた。
これからハイシーズンに向かって人が増えていくパタゴニアに突入する予行演習を感じさせるコルドバ入りだった。
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