夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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サン・パウロ(Sao Paulo)→リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro)
2006.02.25
ブラジル国内移動

移動内容
08:45-09:22 サン・パウロの宿からバスターミナルまで地下鉄で移動。
地下鉄運賃 R$4(=US$1.89) by 現金
10:00-16:07 サン・パウロからリオ・デ・ジャネイロまでバスで移動。
バス運賃 R$60(=US$28.30)/人 by 現金
16:20-16:30 バスターミナルからフラメンゴ地区の宿までタクシーで移動。
タクシー運賃 R$20(=US$9.43)/人 by 現金
※2006.02現在、US$1= R$2.12(ブラジルヘアル)で計算しています。

 同じ宿に宿泊しているブラジル移民の加部さんが「サン・パウロとリオ・デ・ジャネイロ間は『陸の架け橋』とも言われるくらいバスはたくさんあるので、事前にチケットを購入しなくても大丈夫ですよ。」と教えてくれたが、心配性の私たちは、事前に長距離バスターミナルまで下見をしに行き、ついでに25日のリオ・デ・ジャネイロ行き10時発のチケットを予約してきた。加部さんの言う通り、まだ空き席が多く、一番前の座席を確保することができた。

 サン・パウロからリオ・デ・ジャネイロまでは数社がバスを出しており、トータルすると15分から30分おきくらいに発車している。窓口では「あと10分後の○時○分発がありまーす」と呼び込みをしていて、本当に近距離バス並みに直前にチケットを買ってリオに行く人が多いようだった。

 宿泊しているホテル池田は荷物を無料で預かってくれるというので、大変助かった。今回の移動は、大きな荷物を宿に置いていくために、公共の交通機関で行ける。25日は24日の夜半から始まったサン・パウロのカーニバルの最後のチームをテレビで見ていたら、あっという間に出発時間が迫ってきてしまった。9時に宿を出て、地下鉄駅まで徒歩5分。地下鉄に乗って約20分で長距離バスターミナルに到着した。

 サン・パウロのカーニバルの最中であり、数日後にリオのカーニバルを控えた長距離バスターミナルは、バカンスを楽しむかのように大きな荷物を抱えた人でいっぱいだった。

 外国からの旅行者というよりはブラジル人が多かったように思う。

 「プラットフォーム」と書かれた表示に従って歩いていくと、バスがたくさん停車しているバス乗り場に到着した。

 番号の書かれた広い廊下にも人があふれ、廊下の外側にはバスがずらりと並んでいた。今までの経験では、プラットフォームは直前に決まる場合が多かったので、自分が乗るバスが何番ホームに入ってくるのかを常に意識して待っていなければならなかったが、サン・パウロではあらかじめプラットフォームが決められているので、安心して待つことができるのが良かった。

 10時10分くらい前に、ようやくバスが入ってきて、それでも時間通りの10時に出発。本当に長距離バスという感じがしない。しかし、席はセミカマタイプで普通よりはゆったりめの座席で足のせ台も付いていた。

 サン・パウロの町中を抜けると、青空の下に緑の作物が植えられた畑風景が続き、農業立国のブラジルにふさわしい車窓風景を堪能することができた。天気もいいし、これから見るリオのカーニバルに胸を膨らませて順風満帆な旅。12時過ぎにはターミナルで買っておいたパンをかじり、簡単な昼食をすませ、さぁ後は昼寝でもしてリオ入りするだけだと思った時、夫からの緊急報告が入った。「お、昼食休憩でドライブインに入っていくぞ!」。いやいや、パンを買ってあるし、30分しかないっていうし、バス内でゆっくりしてればいいじゃない。と思ったのだが、夫のドライブインへの探究心に火が付いてしまった。じゃぁ、見るだけ見てみようとバスを降りて、ドライブインの中に入っていった。

 初めてブラジルに入った時も、ドライブインの充実ぶりには目を見張るものがあったが、サン・パウロとリオ・デ・ジャネイロという大都市間のドライブインともなると、更に充実。大きな店内は右手にステーキレストラン、左手に軽食を買って食べられる休憩所となっており、2つを総合した入り口では会計用のプラスチックカードを渡されて、出るときには総合会計するようになっている。

 プラスチックカードを手に中に入ると、おいしそうなステーキが手ごろなセット価格で用意されていた。「むむむ、食べるしかないでしょう」と早速ステーキセットを注文。早く出てきたとはいえ、食べる時間は15分しか残されていなかった。うぐうぐと飲み込んで、何とか10分で食べ終えて会計に並ぶも長蛇の列。会計を終えてバスに戻るころには30分ぎりぎりだった。しかし、発車する気配がない。バスが出たのはそれから更に10分後くらいであった。ブラジル人はそんなことは承知の助で、発車直前に戻ってくる人が多かった。これにはちょっとやられたなぁ。(食事の詳細については「本日の献立2006年2月25日昼」の写真をクリックしてください。)

 早食いステーキセットのデザートとして、朝買ったパンも食べて、本当に満腹で眠りに着いた。

 午後4時過ぎにリオ・デ・ジャネイロの長距離バスターミナルに到着。バスターミナルの周辺は小さな古ぼけた家が立ち並び、座り込んでいる男たちの目つきもあまりよろしくないように思えた。さらにバスターミナルに入ると、バスを待つ人たちが山のように待機していて、整然と待っていたサン・パウロのバスターミナルと比べると、雑然としていて、この中にカーニバル時期を睨んで集まってきた世界の泥棒さんもいるぞという雰囲気をたっぷりと醸し出していて、バスの中から早くも気が引き締まっていった。ガイドブックによると、バスターミナルの1階に公式観光案内所のブースがあるということなので、早速行ってみると、1人のお姉ちゃんが対応してくれたが、市内地図は品切れ、宿の情報を聞いても自分が持っている情報から1軒のホステルしか案内してくれないし、ホテルリストもないということで、ぜーんぜん役に立たなかった。

 ホテルは最初の4泊は予約してあるが、その後は予約していない。明日から日曜日とカーニバルになってしまうので、できれば到着した今日25日の土曜日中に何とか次の宿の情報を集めておきたかったのに、今日は何の情報も得られないまま終わってしまいそうなのが、歯がゆかった。この観光案内所の対応からしても、リオは中々油断のならない所のような気がして、折角身軽では来ているものの、ここは一つバスや地下鉄に乗るのでなく、タクシーでホテルまでは向ったほうが良さそうだと判断した。

 タクシーはチケット制でタクシー会社のブースが4つほど並んでいた。熱心に呼び込みをする1つに行って、ホテルの住所を見せてチケットを買おうとしたが、「待てよ」と思い直して、値段を聞くとR$27だという。隣のブースに聞いてみるとR$22だった。すぐ隣同士のブースで、よくもまぁこんなに価格差をつけるものだと驚いたが、これがリオなのだと再認識。そこに頼もうとしたら車が出払っているということなので、3番目のブースに聞くとR20だった。もう一つブースがあったが、もうこれでいいやとR$20で手を打つことにした。この会社のタクシーは安いだけあって多くの人が利用するので、待ち人も多いし車もなかなか来なかった。高いタクシーは少ない分早く車に乗り込める。なるほど、隣同士のブースでも価格差でサービスが異なるようになっているから成立するんだなぁ。混沌としているようで、それなりに秩序があるのがリオ。第一印象はそんな町だった。

 リオのカーニバルチケットと共に予約したホテルは、日本人観光客御用達の星ありホテル。こんな所へはタクシーで到着するのが気分がいい。お祭りだからね、と言い訳しながらもVIP気分でホテルに到着したのだった。


 
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