夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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サン・パウロ(Sao Paulo)→マドリッド(Madrid)
2006.04.03-4
ブラジル→スペイン

移動内容
4/3
11:07-11:40
リベルダーデの宿から地下鉄に乗ってタチュアペTatuape駅まで移動
地下鉄運賃 R$2(=US$0.92) by 現金
4/3
11:45-12:11
タチュアペからサン・パウロのグアリーリョス国際空港までローカルバスで移動。
バス運賃 R$3(=US$1.38)/人 by 現金
4/3
14:20-
4/4
07:15
サン・パウロからミラノまでアリタリア航空で移動。
マドリッドまでの航空運賃 R$2229(=US$1027.19) by 現金
4/4
11:00-13:28
ミラノからマドリッドまでアリタリア航空で移動。
※航空運賃は上に含む
4/4
14:25-15:00
空港からマドリッド市内の予約してあった宿まで地下鉄で移動
地下鉄運賃 EUR1(=US$1.20) by 現金
※2006.04.03現在、US$1= R$2.17(ブラジルヘアル)、US$1= EUR0.83(ユーロ)で計算しています。

 いよいよ大陸越えの大きな移動の時期となった。今回の移動で大切なのは、飛行機チケットの予約と宿の予約。

 リオのカーニバルに合わせてここまで漂流してきてしまった私たちは、サン・パウロからヨーロッパに飛ぶことになったのだが、リオのカーニバル前にサン・パウロの旅行代理店を訪ねて、ヨーロッパへの移動便の値段を調べてもらったら、高くてびっくりした。

 ヨーロッパへ飛ぶにはどこからが安いなんてことは、全く頭になかったのが失敗の原因だった。今になってわかったことは、ヨーロッパから南米への便は安いが、逆は高いということだった。ブラジルで出会ったイギリス在住の旅行者で、1組はホテル1週間とロンドン-ブラジルのナタル間往復航空券でUS$600相当で来ていたし、もう1人のロンドン在住のブラジル人はロンドン−ナタルの往復チケットが驚きのR$275(約US$126.72)、ロンドン在住のイタリア人もロンドン-ナタルの往復チケットをUS$400くらいで購入したと言っていた。誰も私たちのように往復でUS$1000支払った人はいないようだった。やれやれ。

 ブラジルのサン・パウロの宿では、ブエノス・アイレス滞在中にブエノス・アイレスからローマへの安い(US$400程度)便を見つけたために、サン・パウロから再びブエノス・アイレスに戻るという旅人に出会った。南米からヨーロッパに飛ぶのならブエノス・アイレスからが安いという話は、何度か耳にしたが実際には調べていないのでわからない。

 また、北アメリカのNYやマイアミからならばかなり安いフライトがあることもわかった。

 日本からアメリカ大陸に入って、ヨーロッパに飛ぶ場合は、北アメリカの西海岸に入って中南米をぐるっと周って北アメリカの東海岸からヨーロッパに飛ぶべきだったなぁ。今回はリサーチ不足の大失敗。仕方なく、サン・パウロで買える一番安いフライト、つまりマドリッドまでをお願いすることにした。

 ちなみ片道で購入するよりは往復で購入して、帰りの便を破棄した方が安い。また、サン・パウロからマドリッドまではアリタリア航空のミラノ経由になるが、ミラノまでの航空運賃の方が高い。全くよくわからい仕組みだ。

 これを書いている最中も、悔しさがこみあげてきたので、色々と調べてみた。南米からだと仏領ギアナからエールフランスでパリに入るのが安いとあり、調べてみると確かに1人US$700くらいだった。我々はブラジルを北上して北東地方のナタルまで行っていた。ここからサン・パウロに戻って(US$178)、サン・パウロからマドリッドに飛ぶ(US$1000)よりは、ナタルからギアナまで飛んで(US$380)、そこからパリに飛んだほうがすこ〜しだけ安い。でも、歯噛みをするほどじゃないから、やはりコースの取り方そのものが間違っていたといわざるといえない。次回の教訓にしよう。

 宿は「地球の歩き方〜ヨーロッパ」に掲載されていた宿にサン・パウロから電話して予約。ガイドには、英語が話せるご主人がいるという説明があったが、電話口の女性は「いいえ、スペイン語でお願いします」とキッパリ言い切った。まぁ、数ヶ月もスペイン語圏にいれば値段や日付の言い方はわかる。ということで、「2006年4月の4日に2名、部屋を予約します。はいはい、私ともう一人です。もう一人は男性で、私の夫です」とまぁ、このくらい言って宿の手配は終了。何故かわからないが、言語があやふやな時は大きな声ではっきりというと、相手に納得してもらえるような気がする。この時も、異常に大きな声で何回も内容を繰り返していたら、相手の女性は途中から笑い出して「大丈夫ですから、オーケー、オーケー」と英語で言ってくれた。気分を害されるよりは笑われた方がいい。これで宿の予約は終了。

 高い航空チケットになってしまったので、これ以上スーツケースの重量超過料金はとられたくない。また、これからの旅では、交通費が高いので気軽に宿までタクシーというわけにはいかない。そんなこともあって、サン・パウロの宿を出る時に、かなりの衣類や不要な物を宿に置いてきたのだった。2人で15kgは減らした。このお陰か、いつも南米でとられていた航空貨物超過料金が発生しなかったのには、本当にホッとした。

 さて、出発である。久しぶりに大きな飛行機に乗るので嬉しいなぁ。

 アリタリア航空はエコノミーでも各座席の前の人の座席後ろ面にモニターがついていて、好きな映画を選んで好きな時間に見られたり、各国の旅情報が見られたり、オンラインショッピングまでできる。ちなみに日本の東京の見所は、浅草寺と国技館と鎌倉になっていた。へー、そうなんだ。こういう所で見る日本は、とても異文化な国に見え、ちょっと行ってみたいなと思わせる国だった。

 フライトは順調。ミラノ到着時からマドリッドに向けて再びフライトが開始された時に、眼下に何だかよく見たような風景。南米ではアンデス、ここではアルプスの山々である。

 朝日に輝いて見える白い峰々は、登山家ならずとも心が踊る風景だった。

 こうして無事にマドリッドに到着。1人7kgは軽くなったスーツケース。これなら地下鉄で宿まで行けそうだ。空港と地下鉄駅は直結しているので、地下鉄のインフォメーションで路線図をもらって、それを見ながら宿まで行った。ちょっと心配だった宿の予約はちゃんと入っていた。

 スペインの民宿で、とても感じのよい家族と感じの良い家だった。しかし、南米から来た私たちは周囲のレストランの価格にびっくり。スペインがEU内では比較的物価が安い国だとはいえ、今までに比べると果てしなく高い外食の選択肢しかないのだ。これは早急にキッチン付きの宿に移るしかない。到着したその日のうちに、数件のホステルを巡り、翌日にはそちらに移ることにした。1週間は宿泊したいと予約の時に言っていたのだが、レストランの話、キッチンの話をしたら夫人は快く了解してくれた。いつかまた、外食三昧を覚悟でマドリッドに行った時は、是非泊まりたい宿だった。


 
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