夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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オーストリア・ウィーン(Wien)⇔ハンガリー・ブダペスト(Budapest)
2006.10.10-12
オーストリアからハンガリーへの小旅行

移動内容(2006/10/10)
09:00-09:20 宿を出て徒歩で西駅WestBahnhofまで移動。
10:03-13:10 ウィーンからブダペストの西駅Keleti Puまで列車で移動。
列車運賃 EUR19(=US$)/人 by 現金
※SparShineKarteという特別枠なので、通常の半額
13:45-14:00 西駅から宿まで地下鉄と徒歩で移動。
3日間地下鉄・トラム・バス乗り放題券を購入
Ft2500(=US$)/人 by 現金

移動内容(2006/10/12)
13:10-16:00 ブダペストの西駅Keleti Puからウィーンまで列車で移動。
列車運賃 EUR19(=US$)/人 by 現金
※SparShineKarteという特別枠なので、通常の半額
※2006.10.12現在、US$1= EUR = Ft(フォリント)で計算

 ハンガリーのブダペストへは、ウィーンから往復することになった。

 今後の予定を考えると、寒すぎる季節の前にトルコに入りたい。ということで、ブダペストから一番早く、そして安くイスタンブールに行ける方法を調べた所、スロバキアのブラチスラバから出る飛行機でブルガリアのソフィアまで行って、そこからバスでイスタンブールに行くのが最適な方法だってことが判明。(ここの詳細は、また後で。)

 ブダペストに行って、ブラチスラバへ戻り、そこから飛行機に乗ることも考えたが、よく様子のわからない国からバタバタと出発するのはやだねぇと、なじみのあるウィーンに戻って、そこからブラチスラバ経由でソフィアに行くことにしたのだった。

 ウィーンでできた友達も一緒にブダペストの温泉につかりに行こうと話しも盛り上がってきた。彼女達、さすがにここに住むだけあって、SparShineKart(シュパール・シーン・カルテ)というのを紹介してくれた。

 このSparShineKartは、列車の一部の座席を予約時に半額で販売してくれるシステム。半額ですよ、半額。

 出発の2日前に駅の窓口に行って、行き先を告げると同時に「SparShineKarteで行きたいんだけど」と言うと、希望の時刻の列車にSparShineKarte席の残席があるかどうか調べてくれた。片道でも往復でも調べて購入することができるようだ。やったー!友人は一緒にこられなくなってしまったものの、この素敵な情報のお陰で、半額でブダペストに行くことができたのだ。ありがとう、友人よ!

 2日前の時点で、朝8時台は既に売り切れ、10時3分の出発になった。帰りは午後1時のを調べてもらうと、こちらは問題なし。ということで、2日前の時点で往復チケットを購入した。


 ブダペストからウィーンに向かう国際列車の出発時に、「この席は私が予約しているものです」という外国人がコンパートメントに入ってきて、確認したりしているうちに仲間が荷物を盗んでいくという被害を聞いていた。このような被害を避けるためにも、あらかじめ予約しておくと、気持ちに余裕ができるのでいいかもしれない。


なぜか腕を組んでしまうおばはん軍団。
おばはんの結束は瞬時にできあがり、ユニバーサルなのだ。
 往復ともに6人掛けのコンパートメントだったが、車両はとても新しく、快適な列車の旅だった。

 行きのコンパートメントは、オーストリア人と結婚してウィーンに暮らす年配のハンガリー人女性、教師を目指すハンガリー人の若い女性、アメリカ人の母と息子、そして私たち。ハンガリーのおばちゃんとはドイツ語で、アメリカ人のおばちゃんとは英語で、さしてできもしない外国語に翻弄されてクタクタになったが、おばちゃんってのはおしゃべりで快活で楽しい。おかげで3時間の旅はあっという間だった。

 国境では、オーストリア側のチケット拝見、オーストリア側の検問でオーストリアを出るというスタンプを押され、ハンガリー側での検問でハンガリーに入ったというスタンプを押され、ハンガリー側のチケット拝見と計4回のチェックがコンパートメントを訪れたので、ちょっとだけ忙しかったが、バスのように車両を降りることもなく、しごくスムーズな国境越えだった。

 帰りは、台湾から来た教授とその助手と4人。お互い英語をしゃべるのは面倒くさいという雰囲気だったので、時々会話しては、ずーっと黙っているって感じで、楽といえば楽。よく眠れたしね。

 旅は出会いが面白いが、それも時と場合による。無理をせずにしゃべりたい時にはしゃべり、そうでもない時にはうまく黙っている。このタイミングというかエネルギーの配分は、最初の頃に比べると上達しているように思える。前は、とにかくしゃべらなきゃって思っていて、それに自分が縛られて、意味もなく疲れていたっけ。

 10日は12時過ぎにブダペストの東駅に到着。列車を降りて、進行方向に車両の先頭まで行くと、地下に降りていく階段があるのだが、ここを降りて、地下街のような所をまっすぐに行くと広場のような所に出る。この広場をまっすぐ突っ切った所が地下鉄の入り口。

 おっと。でもその前に、地下鉄・バス・トラムを3日間乗り放題できるという共通券を買いたかった。これは、この広場の右手の窓口で購入できた。おばはん達がいて、「ドイツ語?使えないわよ。英語ならいいわ。ええ、3日券は2500フォリントよ。そう、現金しかだめに決まってるじゃない」みたいな妙に共産主義的な態度で応対してくれて、「およよハンガリーに来たのだねぇ」と実感させてくれる。

 ブダペストの地下鉄には改札口がない。そのかわり、時々、いやとても頻繁にホームへのエスカレーター付近に検問の人が6人くらい立って、しらみつぶしに切符をチェックしている。この3日券はそんな場合でも、ひょいと見せるだけでいいので、とても便利だった。

 ってわけで、ウィーンからブダペストは、通貨・言語・文化って、色々違いはあるけれど、交通に関してだけ言えばオーストリア国内旅行と言っても過言ではない気軽さだった。


 
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