夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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ワディ・ムーサ(Wadi Musa)→アカバ(Aquaba)
2006.11.29
ヨルダン国内移動

移動内容
13:00-14:46 ワディ・ムーサからアカバの宿までタクシーで移動。
タクシー運賃 JD25(=US$35.21) by 現金
※2006.11.27現在、US$1= JD0.71で計算

 ワディ・ラムの1泊2日のツアーを終えてペトラ遺跡の拠点となる町、ワディ・ムーサに戻ってきたのが29日の正午だった。

 ワディ・ラムのベドウィンのテントに宿泊するということで、大きな荷物をワディ・ムーサに置いてきていたのだった。これさえなければ、ワディ・ラムからアカバまで直接行くことができたのに・・・。

 昨日のテントの中でも、ベドウィンのジダン氏が「折角ここまで来ているのに、わざわざ荷物を取りに戻ってアカバに向かうなんてもったいない。どうにかして荷物をベドウィン村に運ばせるようにしよう」と言ってくれていたのだが、私たちの荷物は大きなスーツケース2つ、しかもその2つを自転車用のワイヤー2本でがっちりと一まとめにしてある。しかも別に2つのリュックがあり、それにはコンピュータが入っている。とても人には任せられる荷物ではないのだ。事情を全部話すと、さすがのジダン氏もそりゃぁ無理だと諦めるしかなかった。

 さて、事前の情報では午後3時にアカバ行きのバスがあるということだった。しかし、一人のスタッフはそのバスがあるかもしれないと言い、もう一人のスタッフはどこぞに電話して今日はもうバスはないと言う。この地域はバスといっても個人タクシーのようなもので、ミニバスを所有している人が勝手に走らせているので、ダイヤはあってなきが如しである。

 アカバは単なる通過点に過ぎない。アカバの後、フェリーでエジプトのヌエバァに渡り、そこから陸路でダハブまで行く。ダハブが最終目的地であった。

 大抵のバックパッカーは、ワディ・ムーサを朝7時のバスで出て、正午のアカバ発のフェリーに乗り、午後4時にヌエバァ発ダハブ行きのバスに乗るという手法で、1日でペトラ(ワディ・ムーサ)からダハブに移動する。

 私たちはもうこの日の午後を迎えてしまったので、残る選択肢は2つ。

 今から大きな荷物を抱えてバスターミナルに午後3時に行き、バスでアカバに向かい、そこで一泊する。もしバスがなかったら宿まで戻って一泊して、確実にバスが出る明日の朝7時に宿を出て、1日でダハブに向かう。

 あるいはタクシーで今日のうちにアカバに向かい、アカバで一泊する。
 1日で3つのよくわからない交通機関を使ってダハブに向かうのは、どうにも危険の香りが漂う。第一疲れるに違いない。

 以前タクシードライバーに聞いたアカバまでのタクシー料金はJD25だった。

 宿泊費と体力の問題を考えて、今回はタクシーでアカバまで移動することに決定した。以前にもらったタクシー運転手の名刺があるので、ホテルからこの運転手に連絡して来てもらうようにお願いすると、宿の知り合いの運転手を使ってくれという。料金もJD25よりは安くなるからという話だった。

 電話で呼ばれてやってきたタクシー運転手は、奥で宿の主人となにやら話をしてから私たちの所に向かってきて、「じゃ、行こうか」と荷物を運ぼうとした。いやいや、まだ値段の確認していないし。聞いてみるとJD30だという。何?安くなるどころか高くなっているじゃないか。宿の主人に言うと、値段は運転手が決めるからと言い、安くなると言ったスタッフは目をそらしていた。ったくもう。知り合いのドライバーはJD25で行くといってるんだから、断然そっちを呼んでほしいと言うと、宿の知り合いのタクシーはJD25で行くから俺にしろと値下げをしてきた。でも、どうにもその態度が気に食わん。

 いや、お前じゃいやじゃ。このタクシーに電話してほしいと宿の主人に言うと、不承不承電話をかけてくれた。しかし、私に電話を回す前に、アラビア語でなにやらごにょごにょと話をしてから私に受話器を渡してくれた。するとどうだろう。私があてにしていたタクシーの運転手は今遠い街まで来てしまっているので、対応できないという。宿の主人が脅しをかけたのだろう。アラブ人のやりそうなこった。

 値段は元の価格になったので、知り合いのタクシーでもいいや。そのかわりきっちりとアカバの宿の目の前まで届けてくれるように、今の宿の主人にも確認をとった。

 ちょっとチンピラっぽいその兄ちゃんはJD30じゃやる気がしないのか、宿を出てしばらく行くと「今日は俺の兄ちゃんが運転するから」とさっさとどこかの店の前で待機していた兄ちゃんと運転を変わってしまった。兄ちゃんは英語が話せない。まだ少しは英語が話せる弟と兄ちゃんを交えて、ちゃんと宿までJD25まで行くように念押し。ああ、疲れる。

 しかし、運転を変わった兄ちゃんは気の優しそうな人で、これ以上は問題もなく宿の目の前まで送り届けてくれた。よかった、よかった。

 それにしても、途中のキングス・ハイウェイで写真撮影のために車を停めてもらったり、荷物のことを心配せずにグーグーと居眠りできたり、タクシー移動はラクチンで快適だった。たまには贅沢もいいかな。

キングス・ハイウェイのビューポイントからワディ・ムーサ一体をのぞむ。



 
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