夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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ナイロビ(Nairobi)→マリンディ(Malindi)
2007.02.10-11
ケニア国内移動

移動内容
2/10
18:30-18:49
ナイロビの宿からバス会社の事務所(Scandinavian Express)まで徒歩で移動。
20:00-
2/11
05:30
ナイロビからマリンディまでバスで移動。
バス運賃 KSH1000(=US$13.60)/人 by 現金
05:50-07:00 目的の宿を探しあてたが早すぎたので8時まで待ってくれと言われ、1階の食堂でお茶を飲んで待つ。
07:00 チェックイン
※2007.02.12現在、US$1= KSH73.55で計算。KSHはケニア・シリング。

 ナイロビ市内から東側の海岸沿いにあるマリンディという街に移動する。一番の懸念点は、どうやって安全にナイロビを出ることができるかということ。

 まず、これから20日間の海岸沿い生活に必要な物をリュックにまとめて、スーツケースはプラネット・サファリに預かってもらうことにした。小さなリュックと手提げの布袋というスタイル。これなら、非常に動きやすい。

 次にどのバス会社のどの時間帯にマリンディに行くのかという点。

 マリンディまではバスで8時間かかると言われていた。朝の便で出るとどうしても夕方暗くなってからの到着になる。かといって夜の便で出ても夜明け前の暗い時間に到着になる。いずれにせよ暗い時間の到着が避けられない時間帯にバスが出ることになっている。どうせなら、ゆくゆく明るくなる明け方に到着した方がいいだろうと、夜の便で行く人が多いので、私たちもそうすることにした。

 次にバス会社の選択だが、私たちはScandinavian Expressにした。理由は2つ。

 ロンプラにもお勧めのバス会社と書かれてあったことが一つ。

 もう一つの理由は、バス会社の場所が比較的安全な場所にあると思われたからだ。大抵のバス会社はダウンタウンの奥深くにオフィスがある。スカンジナビアはダウンタウンにオフィスがあるとはいえ、ダウンタウンの端に位置して、私たちのいる安全な区域から近い場所にあった。前の日の日中、バスチケットを事前購入しがてら付近の様子も確かめに行った。路上で手を出してくるホームレスは何人か見かけたが、そんなにあやしそうな人はいなかった。


右が私。これくらいの荷物だから身軽だった。
 プラネット・サファリに宿泊している日本人のうち私たちを含めて4人が同じバスでマリンディに向かうことになっていたので、4人で一緒にバス会社まで歩いて行くことにした。



 バスの発車時間は午後8時なのだが、日没前にはバス会社の待合室に入った方がいいと判断して、午後6時半に宿を出た。

 待合室は明るく安全な雰囲気。ここにたどり着いてしまえば、もう安全だ。

 私たちは日没前にバス会社に到着するという方法を取ったが、他の人では宿に手配してもらってタクシーでバス会社の目の前までいってもらう(タクシーに乗るところまで宿の人についてきてもらう)とか、徒歩で宿の人にバス会社まで一緒にいってもらう(有料)などの方法をとっていた。

 マリンディまでのバスチケット代金はスカンジナビアは他と比べるとKSH100(=US$1.36)-200(=US$2.72)高い。他の会社のバスを見たわけではないので比較ができないが、スカンジナビアのバスは新しくてよい設備のバスだった。座席も大きめだし、シートもふかふか。

 私たちのようにコンピュータを膝の上に抱えているのでもない限り、まずまず快適に眠ることができるだろう。

 夜中の11時半にドライブインに到着。ここには無料のトイレがあるのがありがたい。中東の国では必ずと言っていいほど有料だった。大きな金額の札しか持っていない場合は、無常にも入場拒否をくらうこともあった。しかも、水でお尻を洗う習慣があるので、常に床がびちょびちょしてきれいでない。

 あの思いから比べると、無料で普通に清潔なトイレのあるケニアはそれだけで「いい国だなぁ」と思えてくる。

 ドライブインにはシチューとウガリを出す食堂とスナックや飲み物を販売する売店がある。ナイロビに帰る時に食堂のシチューを食べたが、ちょっとお腹が緩くなった疑惑のシチューを出してくれる。売店は市価よりやや高めだが冷たい飲み物が手に入る。

 ここから先、ツァボ国立公園の西側と東側を分断する道路を通り(夜中なので何も見えないが)、モンバサの手前まで来た夜中の1時頃になるだろうか、突然、バスがバイブレーターがかかったような振動に見舞われて眠るどころの騒ぎではなくなった。ここは道路工事中で未舗装のバイパスを通らされる所なのだ。

 モンバサ到着が午前3時前だったと思う。ああ、ここがモンバサかぁと通りに並ぶ店の看板にモンバサの文字を見て思った。夜中の売店、バイブレーターの道、モンバサの記憶・・・。ということで、ろくに眠れいまま、午前5時半にマリンディに到着。もちろんあたりは真っ暗な上、自分達がマリンディのどこに到着したのかもよくわからない。

 しかしイスラム教徒が多いマリンディでは、早くも朝のお祈りの時間が近いのか道を歩いている人が何人もいた。どのくらい危ない町かわからないので戦々恐々だったが、とにかく安宿「ラム・ホテル」を探して人に聞きながら、何とかたどり着くことができた。私たちが到着したのは、ポルトガル教会跡のある通り沿いの海岸を背にしてもう少し奥に入った辺りのようだ。

 バスを降りた所から右手に10分ほど(結構歩く)歩いて行くと、右にケニヤッタ通りが見えてくるという位置である。

マリンディに数日、モンバサに数日いた肌感覚としては、モンバサの危ない雰囲気に比べるとマリンディはまだ安全な町のようだ。あんなに怖いと思う必要もなかった。

 因みに、私たちよりも後からナイロビ発の同じ会社の同じ時間のバスで来た人は、午前7時に到着したそうだ。バスで何時間かかる、というのはケニアの場合はあまりあてにならないのかもしれない。


 
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