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イフシ(Ihosy)→ラヌヒラ(Ranohira)
2007.05.05 |
マダガスカル国内移動 |
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移動内容 |
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06:43-08:02 |
イフシからラヌヒラまで快適4WDで移動
運賃 Ar5000(=US$2.64)/人 by 現金 |
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※2007.05.07現在、US$1= Ar1896で計算。Arはマダガスカル・アリアリ。。 |
朝6時に起床。今日はイサル国立公園の拠点になるラヌヒラという村まで移動だ。
昨夜、色々な人に聞いてラヌヒラ行きのタクシー・ブルースが朝7時に出るらしいという情報を得たので、さっさとタクシー・ブルース・ステーションに向かおうと準備をしていると、宿のご主人がやってきて、仕事でこれからラヌヒラを通過するドライバーがいて、空き席があるのでタクシー・ブルースと同じ料金でラヌヒラまで乗せていってあげると言っているがどうかと提案してきた。
このドライバーはアンタナナリヴから出発してフォール・ドーファンというマダガスカルの南端にある町に向かう途中、イフシのこの宿に宿泊したということだった。
タクシー・ブルース・ステーションまで歩かなくてすむ上に、いつ出発するかわからないという時間の問題も解消。しかもタクシー・ブルースよりはずっと快適な車だ。この願ったりの条件を私たちはありがたくお受けすることにした。ドライバーも仕事のついでにちょっとしたアルバイトができるってわけで損はない。
この話をまとめてくれた宿のご主人に感謝し、朝7時前にラヌヒラに向けて出発。昨日まで草原にぼっこり、ぼっこりと出現していた岩山は一切見えなくなり、見渡す限りの草原はケニアのサバンナを思わせる風景だった。
あいにくの曇り空で空はすっぽりと覆われていたが、ずーっと真っ直ぐに続く道のはるかかなたに雲の切れ間が見えている。ラヌヒラでは晴れているかもしれないね。
このドライバーの行く先はフォール・ドーファン。イフシから見たら真南よりも東に位置する町に行くのに、なぜ一旦西方のラヌヒラを通って西海岸沿いの町トゥリアーラ近くまで行ってから南下する道をとらなければらなないのか。
イフシからまっすぐ南下する道もあることはあるのだが、途中50kmに渡って未舗装の区域があり、雨季が明けたとはいえまだ不安定な天候もあるこの季節ではまだおそろしくて通れないのだということだった。もし、そんな道でスタックしても助けになるタクシー・ブルースはこの時季、2週間に1回しか通らないので危険すぎると判断して迂回することにしたのだという。
途中、たくさんの荷物を積んだタクシー・ブルースを数台追い越した。どれも首都のアンタナナリヴやフィアナランツァから走ってきたものだそうだ。
長距離のタクシー・ブルースの場合、ドライバーが2人いて昼夜交代でぶっ通しで走るのだそうだ。あの窮屈な車内で1晩も2晩も過ごすのは厳しいなぁ。
やがて目の前に立ちふさがるように岩壁が見えてくると、それがイサル国立公園なのだった。
ラヌヒラの村はこのイサル国立公園の南東端に隣接する小さな村で国立公園には歩いて入ることも可能な距離だ。
乗せてくれたドライバーが説明する。国立公園の広さは8万1千ヘクタール、内部にはナチュラルプールやマキ・キャニオンと呼ばれる景勝地があり、トレッキングで周ることも可能だが、要所要所で車を使って移動することも可能なのだそうだ。なぜそんなに詳しいのかと聞くと、このドライバーさんは、ガイドもやっているからなんだそうだ。ちょっと色気を出して、何だったら今日一日ガイドをしてあげようかと提案してきたが、少し考えてやはり時間がないので、それは無理だなぁと言った。フォール・ドーファンに到着するまでにまだ時間があるのかもしれなかった。
いずれにせよ、ガイドの相場もわからないので私たちはこの提案は受ける気はなかったので、ドライバーさんから諦めてもらって正直ホッとした。
午前8時2分。
非常に快適、かつ迅速にラヌヒラに到着。お世話になりました。
こういう英語も話せる感じのいい人は、普段は一日120〜150ユーロとかいう値段で車を頼まないと出会えない人だ。
何度も書いているがマダガスカルにはまだ中間の交通手段がない。
一日120〜150ユーロ出して車をチャーターして周った人と私たちのようにタクシー・ブルースで移動しているのとでは、当然出会う人の質に大きな違いがあるだろう。今日の移動で、あらためてそのことを認識させられたのだった。
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