夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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モンキー・ベイ(Monkey Bay)→ブランタイレ(Blantyre)
2007.06.28
マラウィ国内移動

移動内容
04:00-04:10 宿に停車しているバスに荷物を積み込み乗車
04:10-04:33 バス停に到着
04:33-13:32 モンキー・ベイからブランタイレにバスYANU YANUで移動
バス運賃 MK610(=US$4.27)/人 by 現金
13:32-13:40 バスターミナルの隣にある宿Dooglesにチェックイン
※2007.06.25現在、US$1= MK143で計算。MKはマラウィ・クワチャ。


行き先は「Blantyre via ZOMBA」となっている。
ゾンバZOMBAは途中の町だが、ここ経由以外の路線があるのかは
不明だ。ま、これが地図で見ても一番まっとうな路線。
 ロンプラなどの情報では、モンキー・ベイからブランタイレに向けてはShire Bus Linesという会社が日に一度の割合でバスを走らせているはずだった。しかし、モンキー・ベイに向かうフェリーの中でShireが最近倒産してしまってサービスがストップしていることを聞き、一体どうなるのだろうかと思っていたが、Yanu Yanuというバスが運行していた。

 モンキー・ベイでバスターミナルから一番近いと思われる宿にチェックインしたら、そこがYanu Yanuのバス乗務員の定宿だったことから、このバスが走っていることがわかったのだが、そうでなかったらどうなっていたことか。

 宿のご主人は、出発前日の夜、バスの乗務員に引き合わせてくれて、私たちが翌朝ブランタイレに行きたい旨を話してくれた。すると、バスの乗務員は一旦バスターミナルに他の客を迎えに行くが、再びこの宿の前を通るので、午前4時半に宿の前で待機していてくれという話になった。

 バスターミナルまで行く必要がなくなったのはとっても嬉しい。というのも、このモンキー・ベイの村のメインロードときたら砂地で、スーツケースの車輪が回らないこと、回らないこと。引きずって歩くしかない重労働なのだ。

 翌朝3時半に目を覚まして、部屋の外で歯を磨いたりバタバタと準備をしていたら、バスの乗務員は「ええい、もう。ここから乗っちゃえ」と私たちを先に乗せてくれることにしてくれた。ということで、一番乗りでバスに乗車することができたのだった。これもラッキーなことだった。

 Yanu Yanuのバスには客席の下に荷物を入れるスペースがないので、乗客が座る席の中で、運転手の後ろの席を荷物置きスペースに使っている。ローカルのお客さんは、私たちのように最初から最後までバスに乗る人は少なく、自分の村からマーケットで売るための穀物やら果物やらを大量に荷物としてバスに持ち込んでは、マーケットで大量に荷物をおろす。こういうことの繰り返しの中では、荷物は一番下になっている限る。引っかきまわされた上にぐちゃぐちゃにされてしまう心配がないからだ。
こんな具合に次々と次の荷物が私たちの荷物の上に乗っては去っていったが、
誰も私たちの荷物には触らない。だって一番下にあるからね。

 この9時間に及ぶ移動は、朝のうちは1時間、30分と知らないうちに深く眠ってしまい、目が覚めてはまわりの景色を撮影するという時間が続いた。特に印象的なランドスケープは見当たらなかったが、朝7時47分頃に通りかかった村ではイグサのような枯れた色の草で編んだマットが名産らしく、通りに商品を並べて売っているのが面白い風景だった。

 全行程の真ん中くらいにあるリウォンデLiwondeという町を過ぎた9時過ぎからは、小さなリンゴのような果物を売っている人をよく見かけた。食べてみたいなぁと思うものの、彼らが売っている袋は1.5kgはありそうで多すぎる。1つ食べてみたいだけなんだけどなぁ。

 そう思っていると、この果物をたくさん詰めた麻袋をバスに持ち込んだ乗客がいた。バスに激しく揺られる度に、ほころびた袋の穴から1粒、また1粒と果物が落ちていく。落ちていく果物は人に踏まれてつまりゴミになる。その1つを私たちが頂いたって問題はないだろーなーと判断して1粒ずつ頂いてみることにした。これも荷物の近くの最前列に座っている特権だ、あっはっは。

 りんごとなしを足して2で割ったようで、ちょっと渋みが口に残る果物だった。夫は気に入ったようだが、私は今ひとつ。やっぱり買わないでよかった。

 この辺りからブランタイレに向かう途中には、突然岩山が突き出るような面白い光景がいくつか見られた。

 マダガスカルじゃぁ、こういう景色の所にはトレッキングコースがあって、ナショナルパークの指定になっていて、観光客を呼び込んだりしているが、マラウィでは全くノーマークだ。

 この国も、もっとインフラが整ってきたら観光資源も多く発掘されるんだろうことが予想された。マラウィ、これからの国だなぁ。

 経由地としてバスの行き先に書かれているゾンバZombaまでくると、ようやくマラウィ第二の都市であるブランタイレも近いという感じがする都会(といってもマラウィとしては、の話だが)の雰囲気の町になってきた。銀行やスーパーもある。

 もうこの旅においての楽しみは、各地の物産を食べることと化している。ゾンバでは三角形のおいなりさんみたいな物を頭に載せて売っている行商人を発見。バス内の客も次々と買っているので、隣の席のおばちゃんに頼んで私たちも買ってみることにした。

 サモサだった。

 インド人も多く入り込んでいるアフリカではサモサをよく見かける。ただし、ここのサモサの中身は白いご飯だ。サモサの皮に白いご飯を包んで三角形に整形して揚げてあるスナックで、皮はパリッとカリッとする。油があってご飯があるという意味ではおいなりさんにちょっと近いとも言えるか?

 ということで、暇があったらクーっと眠り、目が覚めて村でおいしそうな物があったらつまみ食い。こういう9時間の後にブランタイレに到着した。


私が立っている場所はバスの敷地から出て右手すぐの所。
赤丸で囲んだ所が宿のゲート。近いです。
 ブランタイレで多くのバックパッカーが利用しているのは、Dooglesという宿だ。バス停の敷地を出て右手に100mほど歩いたらあるのでとても便利だし、雰囲気もいいという噂の宿だった。

 ということで、危ないと言われるブランタイレのバスターミナルには日のあるうちに到着し、宿まで楽勝で到着。問題なく移動が完了したのだった。

 とにかく怒涛の移動の1日目が終了した。それでもって、明日も移動だ。


 
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