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マプト(Maputo)→スワジランド:マツァファ(Matsapha)
2007.07.11 |
モザンビーク→スワジランド |
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移動内容 |
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07:36-07:47 |
宿Base Backpackersからスワジランド行きのミニバス乗り場までタクシーで移動
タクシー運賃 Mtc100(=US$3.88) by 現金 |
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07:47-09:46 |
ミニバス出発待ち |
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09:47-13:22 |
マプトMaputoからスワジランドのマンジニManziniまでミニバスで移動
バス運賃 ZAR40(=US$5.71)/人 by 現金
スーツケース運賃 ZAR20(=US$2.85)/人 by 現金 |
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13:35-13:56 |
マンジニからマツァファまでミニバスで移動
バス運賃 ZAR2(=US$0.26)/人 by 現金
スーツケース運賃 ZAR2(=US$0.26)/人 by 現金 |
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※2007.07.09現在、US$1= Mtc25.8で計算。Mtcはモザンビーク・(ニュー)メティカ、2007.07.16現在、US$1=
ZAR7.01で計算。ZARは南アフリカ・ランド。モザンビークではランドも流通していて、ここではランドで支払った。 |
マプトにはインターケープやトランスラックスなどの南アの大手バス会社のオフィスもあるのだが、これらの快適な大型バスは全て南ア行き。モザンビークのマプトからスワジランドに行くにはミニバスに乗るしかない。
私達の滞在していたBase Backpackersからスワジランド行きのミニバスの発着地は距離があるので、朝、宿に頼んでタクシーを呼んでもらってミニバス乗り場へと向かった。
ミニバス乗り場は、囲われたターミナルではなく道路端にトヨタハイエースやコースターが広い路肩に並んでいる雑多な場所だった。まぁ、これもよくあるタイプだ。
タクシーの運転手がミニバスの運転手たちに聞いて、スワジランドのマンジニ行きのミニバスを探してくれて、その目の前で停車してくれた。
今回のバスは、トヨタ・コースターでハイエースよりも広め。しかも、荷物専用の荷台を後ろに引っ張っているタイプだった。
荷物代金は運賃の半額。荷物にまみれて移動するよりもゆったりと人間だけで座れるし、人間分を削減して荷物を置くのだからと一人分の運賃を請求されるよりはずっと理にかなっている。他の国でもこの方式を取り入れるべきだよなぁ。
ミニバスはなかなか一杯にならず、結局ここで2時間待つことになった。あー、暇だ、暇だ。
ミニバスの発着所の近くには競技場のような場所があり、そこにトイレがある。トイレに行っておこうと競技場のトイレに向かうと、どこからともなくいかついスポーツ狩りの屈強なおっちゃんが出てきて、「トイレ使用料金としてMtc5(=US$0.19)よこせ」という。どうみても浮浪者が勝手にトイレ使用料金を徴収していると思われたのだが、仕方ないので支払った。
当然、掃除もされていない吐き気を催すような臭気にあふれたトイレで、こんなトイレに金を払ったのを忌々しく思っている所に地元のお姉ちゃんが入ってきたので聞いてみると、私の半額のMtc2.5だったいうじゃないか。くっそー、あの浮浪者め。こんな汚いトイレに払わせた上に倍額取るなんて許せん!
用を足してトイレを出て、猛然とスポーツ狩りおやじに直行。「ちょっとぉ、あんたトイレ代金倍額取ったでしょ?半分返しなさいよ!」というと、おやじは「いや、それはごにょごにょ・・・」と誤魔化そうとしているので、「返せって言ったら返せっつーの!」と声を荒げると、半額返してくれた。
夫のもとに戻って得々とこの武勇伝を披露したのだが、そんな金額のために貴重なエネルギーを使うとはと呆れられるばかりだった。おお、よく考えたら取り返した金額は10円くらいだった。がっくし。トイレのアンモニア臭気にあたって、余計なアドレナリンを噴出してしまったのだった。
さて、残り50円くらいを切ったモザンビークの通貨で何を買おうかと片っ端から露天を物色。まずは手のひらに入るばかりの量のカシューナッツを買おうと思ったのだが、お金が足りなくて売ってもらえなかった。じゃぁ、モザンビークはパンがおいしかったから最後にパンでも買おうとパン売りのおばちゃんの所に行くと、10円くらい足りない。でも負けてくれない。すると、隣のパン屋のおばちゃんが、「あたしなら50円で売ったるわ」とちょっと小さめのパンを売ってくれた。これでモザンビーク通貨はすっからかん。
バス代金は南アランド払いでいいということだったので、使い切ったのだった。
そうこうする内に、ようやくバスも満席近くなって出発。
まずはモザンビークのイミグレを目指したのだった。
午前11時15分、モザンビークのボーダーポストに到着。国を出る時はいつでも問題がない。パスポートを提出してスタンプを押してもらって、モザンビーク出国手続き終了。
スワジランドのボーダーポストはそこから徒歩で行ける距離にある。手続きを終了した人からぞろぞろと、少し離れたスワジランド側のボーダーポストに歩き出した。
スワジランド側のイミグレの建物がスイスシャレー風で新しくてとてもきれいだったのが印象的だった。
その国に対して何のイメージも持っていない私達のような旅行者にとっては、イミグレの建物が国の第一印象になる。そういう意味では、この建物が先進国の清潔さと心地よい田舎の観光を想起させ、とても好印象だった。
ミニバスが手続きを終えるのを待っている間に、とても元気なアメリカ人女性旅行者と話をした。彼女はこの週末に行われる年に一度のお祭りを見に来たという話だった。女性だけが集まって踊るお祭りだそうで、エズルウィニ・ヴァレー辺りで行われるという情報だった。年に一度の祭りにめぐり合わすなんてラッキーだがら、是非、見に行ったらいいと教えてくれた。ふーん、面白そうだ。
戻ってきたバスに乗り込んで、再びマンジニを目指す。
モザンビークも道路事情は悪くなかったが、スワジランドに入ると、まるでヨーロッパの高速道路でも走っているかのような、幅の広い素敵に真っ直ぐな舗装道路がずーっと先まで伸びていた。
午後1時を過ぎると、ミニバスは急に街の中に入った。
そんなに大きな規模の街ではないし低い建物ばかりだが、今までは茅葺屋根に円柱形の家とやぎくらいしか見なかったので、随分と都会に見える。
KFCもあるしショップライトという大型スーパーもあった。そう、ここがスワジランドの産業の中心の町、マンジニなのだった。
大きな広場になったミニバスターミナルに到着し、今乗って来たミニバスの運転手に、ここから私達の目指す宿に行くミニバスを教えてもらった。
目指す宿はSwaziland Backpackersという宿なのだが、郊外の広大な一軒家を使って宿にしている。
南アで広く出回っているCoast to Coastという無料配布の小冊子をミニバスの運転手に見せると、彼が注目した記載は「サンダウナーズ・ロッジ アンド バーの裏手」という部分だった。
サンダウナーズ・ロッジ アンド バーSondowners Lodge and Barは大通りに面した宿兼レストランで、ミニバスの停留所にもなっている(停留所の立て札があるわけでもないし、停留所らしい待合の屋根と椅子があるわけでもないが)。宿の前を通るミニバスはサンダウナーズと言えば誰でもわかってくれたので、ここを目印にするといい。
マンジニから宿のある場所まではミニバスで20分ほどだった。
スワジランド・バックパッカーズの看板は、サンダウナーズの左手に見え、看板のある坂道を登ると、そこに家があった。これでスワジランド到着。
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