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マツァファ(Matsapha)→南アフリカ:シュルシュルウエ(Hluhluwe)
2007.07.15 |
スワジランド→南アフリカ |
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移動内容 |
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07:34-12:15 |
宿Swaziland Backpackersからシュルシュルウエの宿Ishinkwe Backpackers Bush
CampまでバズバスBuzbusで移動
バズバス運賃 ZAR575(=US$82.03) by 現金
※Buzbusのチケットはスワジランドから南アのダーバンまで1年間有効の区間内乗り降り自由のチケット |
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※2007.07.16現在、US$1= ZAR7.01で計算。ZARは南アフリカ・ランド。スワジランドでは南アランドが現地通貨と同等に流通していて南ア・ランドを使用した。 |
スワジランドからは南下して南アフリカのズールーランドという地域を訪ねて、ズールー族の文化に触れよう!というのが私達の次なる目的だった。
ところが、スワジランドからこのズールー地方にかけては、公共の交通機関があまり発達していないらしい。ガイドブックを見ても、レンタカーで行く方法は書かれているのにバスの情報がなかったりした。
そこで、南アフリカとスワジランドを結ぶ観光客向けのバズバスBuzbusを利用することにしたのだった。
バズバスは右図のような路線を走っていて、行き先によって毎日あるいは週3日の決められた曜日に運行している。
基本的にはバズバスと契約している宿から宿へと最低前日前に予約して空き席があれば連れて行ってくれるシステム。
チケットは一定区間で乗り降り自由な「ホップ・オン・ホップ・オフ」、7日、14日、21日の定期券、一定区間のみを期日指定で購入するチケットの3種類がある。
一般のローカルと乗り合わせるミニバスと比べると値段は格段に高くなるが、公共の交通機関がなくてヒッチハイク、あるいはレンタカーしなければならない区間も行けること、ミニバスを乗り継がなくては行けない場所でも一発で行けるので時間の短縮になること、宿から宿までの移動なので宿からミニバス乗り場まで自分で出かける苦労と費用が削減されることがメリットだ。
南部アフリカ地域に入ると、「Coast to Coast」という広告で成り立っているB6判くらいの無料の小冊子がバックパッカー宿に置いてある。ここの情報では、どの宿がバズバスの停留所になっているかが記載されているので、この宿を伝っていけば快適に旅行できるようになっているのだ。
私達はスワジランドのマンジニからミニバスで20分くらいの所に位置するSwaziland
Backpackersという宿に宿泊していたのだが、この宿はバズバスの停留所でもあり、チケット販売の代理店も兼ねていて、この宿でチケットを購入することにした。チケットはインターネットを通じて購入することも可能で、その場合は代理店を通すよりも安く購入することができるようだ。
購入したのはスワジランドからダーバンまでの「ホップ・オン・ホップ・オフ」チケット。これにより、スワジランドからダーバンまではこれまでの移動(特にハードだった南部マラウィから北部モザンビーク)と比べると夢のように楽チンで、別世界のような移動となった。高かったけどね。
後から聞いた話では、マンジニからビッグ・ベンまではミニバス、ビッグ・ベンからセント・ルシアまではミニバスが存在するらしい。ただし、その先のセント・ルシアからダーバンまでは不明。この近辺はバズバスを使う価値はあるだろうと思われる。
さて、宿でバズバスのチケットを購入し(支払いはクレジットカード)、後は移動したい日と移動したい先を告げて宿に予約を入れてもらうだけで、準備はオッケー。
出発当日は、私達の宿が起点のダーバン行き7時半の出発を待つだけとなった。何と楽チン。
バズバスの運転手はこの宿に前の晩から宿泊することになっているらしく、朝7時半の出発はほぼ約束されているようなものだ。
早めに起きて朝食を摂り、時間通りに出発となった。
マンジニでは他のバズバスの宿も周って集客すると、荷物と人でバスはほぼ満杯。運転手は荷物で満載になったバスを見て、車の後ろに荷物専用の貨車をつけようと、途中である場所に立ち寄ったのだが、貨車との車との接続部分が壊れていて使い物にならなく断念。そのまま旅を続けることになった。
午前10時47分に国境に到着。
スワジランド出国のスタンプを押してもらい、徒歩で隣の南アフリカのイミグレに向かった。
南アフリカはビザが無料。パスポートの残存期間が6ヶ月以上あることだけが条件なので、これも難なくクリア。ビザのシールをパスポートに貼ってもらって、無事に南アへの入国を果たした。
午前11時6分で手続きが全員終了し、再び目的地に向けての快適な旅が始まった。
道路はスワジランドに入ってからヨーロッパかと見まごう程素晴らしく整備されていて、それは南アに入っても何ら変わることはなかった。
バスの中では旅行者同士のお気楽な経験談、これからの予定などの会話が明るく交わされている。
バスの中も外も先進国の環境で、全くアフリカを感じさせない移動だ。これがバズバスによる移動なのだった。
車は幹線道路を離れて、公共の交通機関も通らない宿に到着。12時15分、緑に囲まれた、周囲にお店は全くない孤立した自然の中の素晴らしい環境にあるIshinkwe
Backpackersに到着した。
バズバスという自分の交通機関を持たない旅行者の提携宿なので、少しは周囲に店くらいあるだろうと思っていた私達は、このあまりに自然に囲まれた環境に驚いた。
食べ物を売る店もない環境で私達はどうやって、しのいでいくのか。しかし、もうバスを降りてしまったのでどうにかするしかない。
レセプションではメールで入れたはずの予約は聞き入れていなく、ドミトリーも満杯ということで、一瞬ヒヤッとしたのだが、宿が持っているテントを張ってくれるということで一件落着。
それにしてもバズバスでの移動は驚きの楽チンぶりだった。
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