夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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セント・ルシア(St.Lucia)→ダーバン(Durban)
2007.07.19
南アフリカ国内移動

移動内容
13:32-17:56 宿BIB's International Backpackersからダーバンの宿Banana BackpackersまでバズバスBazbusで移動
バズバス運賃 ZAR575(=US$82.03) by 現金
※Bazbusのチケットはスワジランドから南アのダーバンまで1年間有効の区間内乗り降り自由のチケット。シュルシュルウエからダーバンまで行こうと思っていたが、セント・ルシアも面白そうなので急遽途中下車することにした。こういう自由がきくのが便利。
※2007.07.16現在、US$1= R7.01で計算。Rは南アフリカ・ランド。

 ここに到着したのが12時47分だったので、だいたいそのくらいの時間にBazbusが来るだろうと予想していたのだが、今日は大幅に遅れて午後1時32分に到着した。

 予約なしで乗り込もうとした青年が満席のため宿に残ることになった以外は、何のハプニングもなく出発。

 Bazbusの中は相変わらず青春映画みたいで、「君、どっから来たの?」とか「どこを回ってきたの?」みたいな会話が繰り返されている。

 Bazbusに乗り始めた頃は、快適な環境やこうした青春的会話が面白かったが、3回目ともなると飽きてくる。

 以前、モザンビークでBazbusを使って南アから北上してきた白人の女性パッカーに出会った。彼女は、

 「Bazbusの旅はまるでアフリカを感じられない。くだらない日常会話で満ちていて、楽しいかもしれないが私の期待するアフリカではなかった。現地の子供達にあげようと思って持ってきた古着も全くあげる機会がなくって減らないし。ここから先はローカルのミニバスを使った旅になるから、本来の目的が達成できそうで嬉しいわ!」

 と語っていた。

 Bazbusの世界をまだ知らなかった私たちであり、その頃は北部モザンビークから彼女の言うところのローカルミニバスを4日間も乗り継いで、ヘトヘトになって到着したばかりだったので、「何と贅沢な! 快適でいいじゃないか!」と思っていたのだった。

 が、Bazbus3回も乗ったら彼女のいわんとすることは、よーくわかった。私たちも、この隔離された快適な環境が徐々に窮屈になり始めてきたのだった。

 私たちのチケットはダーバンでおしまい。いい潮時だ。

 セント・ルイスからダーバンまでの道も相変わらずヨーロッパのアウトバーンのように素晴らしい。ダーバンに近づくに従って、海沿いに美しくネオンを光らせてショッピングモールのある町があり、カジノと書かれた大きな看板が出てきたり、老後を過ごす豪奢な家の立ち並ぶ住宅街が見えたりした。

 午後6時ちょっと手前。とっぷりと暮れたダーバンの街中のとある宿で降ろされた。ここが目的のバナナ・バックパッカーズ。暗くて周囲の様子がよくわからないが、とりあえずBazbusの運転手の助けを借りて、エレベーターに荷物を乗せて宿のレセプションまでは無事にたどり着いた。

 翌朝起きてみると、この場所は下町。浮浪者はいるし、通りの一本向こうは行ったら危ない区域だっていうし。どうりで、私たち以外の白人はここで降りなかったわけだ。彼らは、郊外のもっとビーチ沿いの快適な宿へ行ってしまったようである。

 次の目的地もBazbusでつながって行くのなら、それもいいだろう。しかし、私たちはここから自力の交通手段を探して移動する旅に戻る。このダーバンの宿から快適で守られた旅とはおさらばだ。この宿の立地自体がそのことを物語っているようだった。


 
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