夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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ダーバン(Durban)→レソト:マレアレア(Malealea)
2007.07.21-22
南アフリカ→レソト

移動内容
7/21
15:51-15:56
宿Banana Backpackersからバスターミナルまでタクシーで移動
タクシー運賃 R20(=US$2.88) by 現金
17:00-
7/22
00:55
ダーバンからブルームフォンテンまでバスSA Road Linkで移動
バス運賃 R175(=US$25.22)/人 by 現金
スーツケースの荷重超過料金5kg分 R20(=US$2.88) by 現金
00:55-01:47 寝床の確保、ブルームフォンテンからレソトへの入り方、ブルームフォンテンからケープタウンへの各社値段の調査
06:30-07:20 起床、朝食
07:20-07:40 ブルームフォンテンのバスターミナルからレソト行きミニバスの出る場所までタクシーで移動
タクシー運賃 R30(=US$4.32) by 現金
07:40-09:50 レソト行きバスチケット購入、出発待ち。
09:50-11:23 ブルームフォンテンからレソト国境の手前までミニバスで移動
ミニバス運賃 R60(=US$8.65)/人 by 現金
スーツケース運賃(2つ分) R40(=US$5.76)/人 by 現金
11:23-11:50 南ア側のイミグレで出国手続き、そこから徒歩で10分先のレソト側のイミグレで入国手続き(ビザ不要)。首都マセルに近いイミグレ。
11:50-12:10 レソトのイミグレからマレアレア行きが出るマセルのミニバスターミナルまでタクシーで移動。乗車時間は10分ほど。
タクシー運賃 R11(=US$1.59) by 現金
※R6ということで乗ったのだが、降り際にR25寄こせと文句を言い始め、ええいうるさいとR11支払った。
12:10-12:55 マレアレア行きのミニバスを探し、運賃の確認、荷物の積み込み、出発待ち
12:55-14:28 マセルからマレアレアまでミニバスで移動
ミニバス運賃 R25(=US$3.6)/人 by 現金
※荷物の追加料金なし
14:28-14:35 目指す宿マレアレア・ロッジはミニバスの停車場の目の前が入り口。ただし、敷地が広いので門から入ってレセプションのある所まで5分くらい歩いた。(下が砂利でスーツケースが転がらなかった)
※2007.07.23現在、US$1= R6.94で計算。Rは南アフリカ・ランド。

 南アフリカのダーバンからレソトのマレアレアに行くには、レソトという国の外側を反時計回りに半周回りこんでブルームフォンテンに行き、そこから首都のマセルに入って、マセルからミニバスで行かなくてはならないらしかった。

 レソトの東側国境付近はドラケンスブルクという山脈が走っている地帯で、この山越えをしてマレアレアに行こうとするとミニバスなどを乗り継いで3日以上かかるだろうという話だった。遠回りに見えても、ブルームフォンテンから行けば交通機関は確実に存在している。この道で行くのがスムーズだということになった。

 ダーバンに到着した翌日、バスターミナルに行って翌日のブルームフォンテン行きのバスの手配を行った。

 ブルームフォンテン行きの直行バスを出している会社は、インターケープとSA Road Linkだけである。かつてはトランスラックスもやっていたが、この年の3月に直行バスは廃止され、今はヨハネスブルクまで行って乗り換えてからブルームフォンテン行きになっているそうだ。グレーハウンドも同じく直行便はない。

 インターケープだと、ダーバンを朝出発してブルームフォンテンに夕方到着するので、そこで一泊して翌日レソトを目指すことになり、体力的に楽だった。しかし、インターケープは既に売り切れており、翌々日のチケットにするか、明日夕方出発のSA Road Linkにするかという選択肢しか残されていなかった。

 むむむ。

 SA Road Linkで行くと、夜中の1時にバスターミナルに到着する。そこからタクシーで宿に向かうかターミナルで仮眠を取るかして翌日レソトを目指せば、インターケープを使ったのと同じ時間で行動ができる。

 一方、インターケープを使おうとすると1日のずれが生じる。

 私たちのアフリカの旅は、10月初旬にネパールを目指すという大きな日程のもとに行っているので、無駄な時間でつぶしたくなかった。

 ということでSA Road Linkの21日夕方出発に決定だ。ガイドブックによると、ブルームフォンテンは観光とはあまり縁のない町。町の治安についての記述も少なく、バスターミナルで仮眠できるかどうかの情報もない。まぁ、行ってから考えることにしよう。

 21日は朝チェックアウトしたものの、パティオに陣取ってビデオを見たり、サイト更新作業したり、キッチンを使って昼食を自炊し、最終的には今夜と明日のお弁当を作ってから、シャワーまで浴びて出発となった。最後の最後まできっちり宿のファシリティーを使わせてもらえて、本当によかった。

 宿からバスターミナルまでは空身で徒歩20分の距離なので、私たちはタクシーを宿に呼んでもらった。来たのは女性のタクシードライバーで、行き先を言うと丁寧に記録を会社の用紙に書き込んだりして、信頼できる人のようだった。料金もメーターを使っていたので間違いないと思われる。記念撮影で何故かお腹をスリスリされた。ちっちゃくて可愛いいおばちゃんだったなぁ。

 大きな荷物を持ってバスターミナルに入ると、客引きが近寄ってきてどこまでいくのかとうるさく聞いてくる。「もうチケットは持っている」というと、皆さーっといなくなった。危ない、危ない。持っていなくても持っていると言った方がいいようだ。

 SA Road Linkのオフィスに行って、出発場所と時間の確認。バスは事務所の目の前から出るということだった。

 私たちのバスの前に別の方面に向かうバスが到着して、見ていると体重計を持ったおじさんが登場して客の預け荷物を量っている。ん?これは?

 事務所の中に入って確認すると、バス内への持込荷物は2つまで。バスの下の荷物入れに預ける荷物は決まったサイズ内の大きさ1つで、重量は15kg以上は1kgにつきR4(=US$0.58)の超過料金を取られるということだった。SA Road Linkは新しいバス会社だ。料金設定を従来の老舗バス会社が走っていない時間帯で、安い料金設定を行うことで、マーケットを開拓しているらしい。その反面、手荷物重量についてはこうした制限を設けている。これは各国で興っている新しい航空会社によく似ている。料金を安くするのだから、こうした追加徴収は当然だろう。よくある話だ。

 ということで、私たちも納得してスーツケースの重量を15kgに押さえるべく、重そうな荷物をせっせと手荷物の袋に移し変える作業を行った。え?全然納得してないって?いやいや、ルールに反しないように協力しているまでで。

 とはいえ、夫の荷物は20kgを下回ることができず追加料金5kg分を支払うことになった。まぁ、たいした追加料金ではないので、SA Roal Linkは良心的だ。従来のミニバスなどは、人の顔色を見て追加料金を言ってきたりするので、こうした規定に基づいて請求するシステムをとっているのは、なんぼマシかしれない。

 こうして、バスが到着すると体重計の前に行列を作って荷物を量ってから荷物入れに納めるという一連の作業を行ってからバスに乗り込むことになる。

 SA Road Linkのバスは新しくてきれいで、アルゼンチンのバスくらいレベルが高い。こういう美しい大型バスに乗るのは本当に久しぶりで、南アがアフリカの他の国よりも全く高い経済レベルであることを実感するバスだった。

 午後7時近くになると、ファストフードコートとコンビニが一緒になったドライブインで休憩。夕食を食べたい人はここでハンバーガーなどを買うことができる。こういう施設があるのも久しぶり。

 最近は、停車するごとに車窓に駆け寄って農作物を売りに来るのに慣れていたので、ああ、そうだった、ドライブインというものがこの世の中には存在するんだったと思い出したのだった。

 この後もバスは主要な都市のバスターミナルに立ち寄って、人々を乗せたり降ろしたりしながら、午前0時55分にブルームフォンテンに到着。8時間の旅だった。

 そうそう、このバスの運転手さんは白人のとても太った男性だったんだけど、車内では彼の選択で次から次へとDVDの映画を掛けっぱなし。8時間中、6時間は映画が流れていた。彼のお好みは太った俳優が出てくるハリウッドおバカコメディーばっかり。夜中になろうとお構いなしに、大音量で映画を流していた。お陰で退屈せずにブルームフォンテンに到着した。

 バスの到着した場所はパークロード通り沿いのツーリスト・センターTourist Centreと呼ばれる場所で、建物の中には長距離バス各社の窓口と待合用のベンチとテレビ、飲み物やお菓子などを売っている売店があった。

 長距離バスの窓口は、インターケープ、グレーハウンド、トランスラックス、SA Road Link各社揃っていて、しかも真夜中だというのにどの窓口にも人がいる。

 私たちはまず、明日の朝、どうやってレソトの首都のマセルまで行くのかをSA Road Linkの人に教えてもらって、レソトのマレアレアからここに戻ってきてケープタウンに行くバスの各社のスケジュールと値段の確認をすることにした。ここまでバスの中で寝てきたので、死ぬほど眠くはない。

 ブルームフォンテンからケープタウンまでは各社夜行のみを出していて、価格はSA Road Linkが一番安かった。やっぱりこの会社にしようという所で調査終了。

 ベンチに全ての荷物を自転車ワイヤーでくくりつけて就寝。

 そうそう、ここにはトイレもあるが、コインR1を入れる有料トイレ。歯磨きとトイレは一緒に行わないと損。

 夫はグーッと眠ってしまったが、私はさっきからフラフラと辺りを徘徊している女性ホームレスが気になって眠れない。ウトウトとしかけてフッと顔を上げると、女性ホームレスがすぐ横に立って私とカバンを交互に眺めている。カッと目を開けてにらむと、向こうに行ってしまったが、以来不安で眠れなくなってしまった。

 朝5時に内陸の寒さなのか非常に冷え込んで、スーツケースから大急ぎでロングコートを取り出す。夫も寒さのあまりに目を覚ましてダウンジャケットを着込んだ。午前6時半に持ってきていたサンドイッチで朝食を摂ると目が覚めてきた。

 昨日聞いた話では、レソトに向かうバスは別の場所から出るらしく、ここからタクシーで行くことになるということだった。午前7時にタクシーがいるのか不安だったが、バスターミナルの建物を出た所には朝からタクシー運転手が待機している。というか、昨晩からここで寝ているようだ。起きている運転手を探してレソト行きのバスが出る所まで連れて行ってもらうことにした。

 バスターミナルを出て朝のブルームフォンテンの街中を走る。整然とした道路の両脇にはシャレたホテルも見えている。ガイドブックには高いホテルばかり紹介されていて、バックパッカーが泊まれるような安宿はないように見えた。

 しかし、だんだんと車が進むに従って、町並みは昔ながらの古い建物が並んで汚らしい感じになってくる。とうとう、車は細い路地にミニバスがグチャグチャと並んだ一角で停車した。「えー?本当にここなの?」

 運転手が指し示す建物にはレソトの「レ」の字も書いておらず、にわかに信じがたかったので、夫を置いて私がその建物の扉に入ると、奥に鉄格子のはまったカウンターがあり、意外にも愛想のいい女性が「マセルに行くの?」と聞いてきた。どうやら正しかったようだ。

 ということで、夫の元に戻って荷物を降ろして運転手さんと記念撮影。この距離でR30はぼったくったなと思いつつ、早朝料金だと思って支払った。

 事務所の中にはレソト行きだけでなく、様々な方面行きのミニバスを待つ人が壁の周りの椅子に座っていた。キンバリーやケープタウンなんていう驚きの長距離もあり、私たちが乗ってきたバスが決して一般的なのではなく、こうしたミニバスの移動方法を使う人も多くいることを知ったのだった。

 チケット販売カウンターには行き先ごとに乗客の名前を書いたリストがあり、私たちもマセル行きのチケットを購入してリストに名前を書いてバスを待つことになった。私たちの前には2人くらいしかいない。聞くと16人になったら出発するということだった。

 やれやれ、またそんな方式だ。

 やっと美しく快適なバスに乗れたと思ったのに、レソトの「レ」の字を口に出した途端に、再び中央モザンビーク以北のレベルに引き戻されてしまった。


客席に向けられたメッセージが笑える。
「私にこの音楽を流せとカセットを渡さないで
ください。この旅に十分な音楽は用意してます
から」
 「あと何人?」「あと何人?」と事務所に人が入ってカウンターでお金を払う度に聞いていたら、「行く時になったらちゃんと教えるから、座って待っていてください」と叱られてしまった。えー、だって、あと何人か知りたいんだモーン。

 こんなんで30分ほど事務所で待っていたが、車に移動してくれと号令がかかり、案外早かったと思いながら車に移動した。思った通りのトヨタハイエースだった。

 荷物は運転席の後ろをつぶして乗せるので一人R20よこせといわれた。2席つぶしている割にはスーツケース2つで1人分の運賃も取らないのはまぁまぁ良心的と判断しよう。

 さぁ、出発だと思ったら全く甘かった。ここから更に待つこと40分くらいかなぁ。助手だと名乗るアホな感じの兄ちゃんが「ねぇねぇ」とくだらなく話しかけてくるので、「助手なのか?本当に助手なのか?」というと胸をはって「僕はバスの助手だ」という。「助手の仕事とは何か?」と聞くと「バスの運転手を助け、出発や到着をお客に知らせることだ」という。じゃぁ、さっさと出発時間を事務所に行って確認してきたらどうかというと、「僕は助手だから確認してくる」と事務所に確認しにいった。案外素直で面白い。

 暇だから、何回も事務所に聞きにやらせているうちに、とうとう本当に出発の時間になった。奴は助手でも何でもない近所の小僧だったらしく、バスには乗ってこなかった。そんなこったろーと思ったよ。

 一旦走り始めれば道はいいし、レソトまではたった1時間半で到着してしまった。乗るまでには2時間10分待ったから、乗っているよりも出発を待っていた時間の方が長かったことになる。やれやれ。


 さて、1時間半後にバスは停車して乗っている人はぞろぞろと降りはじめた。私たちはレソトの首都のマセルまで行くバスだと思い込んでいたから、一旦イミグレで降りて手続きをしてから、又バスに帰ってくるんだと思っていたが、荷物を持って去っていく人の様子を見ていると違うらしい。どうやらここが終点なのだ。

 あまり英語の通じない運転手に聞いて、手振り身振りで、ここで降りてイミグレは歩いて通過し、そこからマセルの中心地まではタクシーで行くということを知ったのだった。はー、先は長い。

 バスの到着した場所から南アのイミグレはすぐだった。出国手続きをして、川にかかる橋を徒歩で渡って、そこから150mくらいかなぁ歩くとレソトのイミグレがあった。

 南アのイミグレの目の前からレソトのイミグレの目の前までの所要時間は10分だったから、そんなに遠い距離ではない。

 川にかかる橋には物売りの女性が出ていて、果物や焼きトウモロコシなんかを売っていた。一応ここはどちらの国にも属さない国境なんだけど、こういう物売りの人がひょいひょい入っているあたり、国境にありがちな緊張感が全く感じられない。のどかな国境の風景だった。




 レソトで無事に入国を果たして外に出ると、客引きがわっと寄ってきた。一人の客引きについてタクシーに案内されて乗り込んだ。マセルのミニバス乗り場まで、客引きは一人R6だと言っていた。

 タクシーが停車したのはミニバス乗り場の工事現場をはさんで向かい側の道路。本来ならその道路を使ってミニバス乗り場まで乗りつけるらしいのだが、工事中なので大抵ここで降りて工事現場の横を歩いて行くということで、見ると人が歩いている。

 「しかし、スーツケースを持って足場の悪い道を何で歩かなくちゃいけないのか。それじゃタクシーに乗った意味がない。ミニバス乗り場の向こう側には行けないのか?」と聞くと回り込んで行けるというではないか。じゃー、行って頂戴。どうしてそんな事をいちいち説明しなくちゃいけないのだろうか。

 ミニバス乗り場の向こう側は露天がたくさんでているにぎやかな場所だった。タクシーを降りて料金を支払おうとすると、二人でR25(=US$3.6
)だという。いやいや乗る時に二人でR6だという話を客引きとしたからといっても、それは乗り合いの場合で2人しか乗せていないから割りに合わないとか言い始める。乗り合いだったらあと2人乗せてもR12だ。おかしいじゃないかと、手持ちの小銭R11を支払ってお引取り願うことにした。損はしていないはずだ。

 露天の並ぶ未舗装の道をスーツケースをひきずりながら歩きミニバス乗り場に入ってマレアレア行きを聞くと、一番奥を指差された。

 何とか探し出してバスに乗り込む。今度のバスでは一体いくらの超過料金を取られるのだろうと思っていたら、何も言われなかった。見ると他のお客さんもかなり荷物を乗せている。ここでは荷物が多いのは当たり前らしい。お客さんで一杯になるまで40分待って出発。まずまずの待ち時間だ。

 マセルの町なんかすぐに終わってしまう。後は荒涼とした風景の中、道だけがずっと先まで続いている風景の中を走った。

 ときどき村があるが、100mと続かないような村ばかりだった。

 午後2時14分、幹線道路からはずれてマレアレアに向かう分岐点に到着。ここから先は未舗装道路だ。

 乾燥した台地にはアロエのような植物が生え、ロバを追う人が通り過ぎる。電線が見当たらない所を見ると電気が通っていないらしい。

 この荒涼とした電線のない風景はボリビアのウユニ塩湖以南の風景を思い出させ、自分が一体いつの時代にいるのかわからなくなってきた。

 道は緩やかに坂をあがって標高をあげていく。いくつかのカーブを曲がると、眼下に赤い大地のグラデーションを区切った畑、その向こうに山が見える風景がパッと開けた。周りを山に囲まれた盆地を見下ろしながら、その円周の一辺を走っているのだ。広大な風景の出現に一瞬息を呑んだ。

 こうしてマセルから1時間半後、終点のマレアレアに到着。午後2時28分。昨日の夕方5時にダーバンを出発して、実に21時間半近くに及ぶ移動だった。予約を入れておいたマレアレア・ロッジはミニバスの終点の目の前に入り口があった。

 宿の入り口には門番がいて中に入れてくれた。中は砂利の道。参ったなぁ。スーツケースにとってとても動きにくい。スーツケースの下の部分が砂利でこすられてバリバリに破れつつ、レセプションに到着した。

 予約を入れていた部屋は共同シャワー・トイレの簡易な小屋のようなシャレーだった。ところが、私たちの予約の後に大人数の学生の予約が入ってしまい、シャワー・トイレが室内にあるもっと高い部屋しか空いていない。同じ料金でいいので、そちらの部屋でいいかと聞かれ、悪いわけがないと喜んでそちらに入った。いやー、ラッキーだ。高地にあるマレアレアは朝晩にとても冷え込む。室内にシャワーがあって本当に良かったのだった。


 
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