夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
目次Today's imagesTravel sketch食の楽しみPeopleAccommo旅行費用
Excursion移動の記録旅先で住むとしたら更新履歴日誌問合せAbout usENGLISH

(ルートマップ)
北米
アメリカ合衆国
メキシコ
中米
ベリーズ
グアテマラ
コスタリカ
南米
ペルー
ボリビア
アルゼンチン
チリ
ブラジル
ヨーロッパ
スペイン
フランス
イギリス
オーストリア
ハンガリー
ブルガリア
中東
トルコ
シリア
ヨルダン
北・東アフリカ
エジプト
ケニア
インド洋
モーリシャス
北・東アフリカ
マダガスカル
タンザニア
ウガンダ
南アフリカ
マラウィ
モザンビーク
スワジランド
南アフリカ
レソト
ナミビア
ボツワナ
ザンビア
アジア
インド
ネパール
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
ケープ・タウン(Cape Town)→ナミビア:ウィントフック(Windhoek)
2007.07.31-08.01
南アフリカ→ナミビア

移動内容
7/31
09:20-09:35
宿Cat and Moose Backpackersからバスターミナルまでタクシーで移動
タクシー運賃 R35(=US$5.04) by 現金
9:35-11:05 ウィントフック行きのバスが遅れて出発予定時刻10時の所10時半に到着。そこから準備。
11:05-
08/01
04:30
ケープタウンからウィントフックまでバスInter Capeで移動
バス運賃 R680(=US$97.98)/人 by 現金
※「ラスト7席なのでこの値段になるがいいか?」と聞かれて購入。最後になるほど高くなるらしい。
※南アとケープタウンでは時差でナミビアの方が1時間早い。到着時間の4時半はナミビア時間で、南ア時間だと5時半になる。
04:40-04:50 予約しておいた宿The Cardboard Boxからの迎えの車で宿へ移動。無料。
※2007.07.23現在、US$1= R6.94で計算。Rは南アフリカ・ランド。

 今回の移動のバスチケット手配は、ナミビアでの全ての宿の予約とツアーをフィックスした後に行ったので、出発の3日前くらいになった。

 出発の前日に、あるいは当日にチケットを買うこともよくあるので、問題ないと思ってバスターミナルのインターケープの窓口に行くと、「あと7席しか乗っていませんので、お一人R680になりますが、よろしいでしょうか?」と聞かれた。確かに、表の看板にはウィントフックまではR490〜と書かれてあり、その金額と比べるととても高い。どうやら、ラストミニッツでは値段は下がるどころが、逆に上がるというのがインターケープのやり方らしい。

 もっとも、今はナミビアのハイシーズンに突入。高くしても売れるからこの方法に出ているのだろう。ナミビアの宿も満室の日があり、途中で別の宿に移動するような事態になっている。やっと宿をフィックスしたのに、再びこの予定をくずすわけにはいかないし、くずした所でどんどんハイシーズンに突入していくのだから、事態は悪化するばかりだろう。そう踏んで、この金額でチケットを購入することにしたのだった。この時期にナミビアに向かうなら、もっと早く手配しなければならなかったんだなぁ。

 今年2007年1月にエジプトのカイロにいた時に、アフリカから北上してきた旅行者の中に、小学生2人のお子さんを連れて1年間の予定で世界旅行をしている栢野さんという4人家族がいて、2006年10月にケープタウンからナミビアのウィントフックに行った時に使ったBailey'sという会社の情報をもらっていた。私たちは利用しなかったが、折角もらった情報なので、ここに紹介しておきたい。

 Bailey'sはナミビアのバス会社で、ウィントフックまでは日水金の午前11時発で一人R350(=US$50.43)と最安値。ケープタウンは鉄道駅に面してバス会社のオフィスが並んでいるのだが、Bailey'sはケープタウンにオフィスを持っていない。バスは、駅を背にしてインターケープのオフィスに向かって立った時、インターケープのオフィスの右側の通路(建物の1階が向こう側に抜ける通路になっている)を抜けて向こう側に出て、右手にある駐車場から出発する。

 栢野さん親子は朝8時にこの駐車場に行ってバスを見つけ、そこでチケットを売ってもらって乗った。ウィントフックでは、手前右手にCameleon City Backpackersがあるガソリンスタンドに到着するので、Cameleonに予約を取っていれば、このバス会社での移動がスムーズなようだ。

 私たちは、ケープタウンから2つの有名バックパッカー宿に電話をた結果、ウィントフック滞在の前半にThe Cardboard box、後半にCameleonにしかベッドが取れなかった。2つの宿は他の時期は満室で、ぎりぎり取れた状態だった。ということで、Bailey'sに乗ってしまうと夜明け前にウィントフックに到着して、そこから自力でThe Cardboard boxに移動しなければならなくなる。一方、The Cardboard boxではインターケープで来る宿泊客には事前に頼んでおけば無料の送迎サービスを出している。ということで、インターケープで行くことになったのだった。

 栢野さん奥さんの情報では、Bailey'sの次に安いのがナミビアの会社Econolaxエコノラックスだそうだが、こちらもケープタウンにはオフィスがない。Bailey'sと同じ場所から出発するかどうかは定かではないので、利用するならその点と料金と出発が毎日なのかと出発時間を確認する必要がある。


手前の2人は植森夫妻。1年間のハネムーン世界一周が始まった
ばかり。

植森夫妻と横溝さん(右端)。横溝さんはお子さんがいるんだけど
ええいっと今回アフリカ一人旅に乗り出した明るい元気な女性。
 31日は、バスが朝10時出発なので9時半までにターミナルに来るように言われていた。

 キッチンでは、今まで数日間を過ごした日本人の旅行者と記念撮影し、宿にタクシーを呼んでもらって9時20分に出発だ。

 みんな車のそばまで来てくれてお見送り。いやー、横溝さんのお見送りっぷりが素晴らしい。こんな笑顔で見送られるのは久しぶりだ。みんなでダチョウのステーキを食べたり、嵐で停電中になっちゃった時におしゃべりしたり、日本語で思いっきり楽しめた滞在だった。この場を借りて、このメンバーにありがとうと伝えたい。

 宿からバスターミナルまでは1.5kmくらいだが、駅前は道が入り組んで回りこまなくてはならず、車でも15分かかった。

 道中にはこの5日間曇りまくっていたテーブルマウンテンが、雲ひとつなく青空を背景にくっきりとたたずんでいる。悔しいなぁ。ナミビアがハイシーズンじゃなきゃ、予定を変更したくなるくらい、素晴らしい晴天。ケープタウンはチャーミングで気持ちのいい町だった。

 宿が呼んでくれたタクシーは大型の車だったので、荷物も押しつぶされず非常によかった(後ろの扉が調子悪くて、出し入れは運転手さんが苦労してやってくれたが)。

 この運転手さんはおばあちゃんの代にケープタウンに移民してきたインド人で、4ヵ国語が話せるということだ。といっても、ヒンドゥー語、タミール語、英語、アフリカーンス(南アのメジャーな言語、古いオランダ語がもとになっている)。私が4ヵ国語といってイメージする言語とあまりにかけ離れているので面白かった。

 9時40分にインターケープのオフィス前に到着すると、ウィントフック行きのレーンには長蛇の列ができていた。こんなにたくさんの人が乗るのか!

 しかし、バスは10時を過ぎてもやってこない、10分、20分と過ぎるに従ってそわそわする客が増えてきたが、10時半にバスがやっと現れ、そこからチケットチェック、荷物預けに30分かかり、予定より1時間遅れの11時に出発となった。やれやれ、天下のインターケープなのに。

 しかし、バスはよかった。Intercape Sleeplinerという名前だけあって、アフリカで初めて足を乗せる台の付いた広い椅子で、リクライニングさせると非常に快適に眠れそうなデラックスなバス。アフリカにもこういうバスが走っているんだなぁと正直驚いた。

 ケープタウンの郊外の町で更にお客さんを乗せて一路北上する道は、相変わらず広くて整備の整った快適な舗装道路だった。

 遠くに見える雪を被った山は、ブルームフォンテンからケープタウンに来る時に左手に見えていてた山と同じだろうか、今日は右手に見えている。花の咲いた草原や緑豊かなブドウ畑を抜けると、だんだんと人の気配の感じられない荒涼とした風景に代わっていった。

 持ってきた食料はお昼ご飯と夕飯用のサンドイッチ。お昼にサンドイッチを食べて満足してしまったが、バスは午後3時40分から20分間、ドライブインに停車。ここで遅めのお昼ご飯を食べる人はチャンスがある。

 午後4時になるとケープタウンのテーブルマウンテンも顔負けの上が真っ平らな山も見えてきて、車窓の風景は飽きることがなかった。・・・とか思うのは大人の感想であって、前に座っている二人のお嬢さんたちは退屈で、退屈でたまらないらしい。

 お、振り返ると見たことない目の細い人間が座ってるじゃないか、これは面白い。ということで、こちらを向いては「かまってー!」と遊んでくる。しまいには、ママにこっぴどく叱られて泣きべそをかく羽目になってたけど、可愛かったなぁ。

 こうして午後8時55分に、南端のケープタウンから約600km離れた南アフリカとナミビアの国境に到着した。大半の人はこのままバスで引き続きウィントフックを目指すのだが、先生に引率された学生の団体はここで途中下車。

 こんな所で降りてどうするのかと聞くと、これから国境沿いを走るオレンジリバーをカヌーで下るツアーを行うのだという。国境には宿からお迎えのトラックが来ていて、荷物を詰め替えて、どやどやと去っていってしまった。

 私たちは南アの出国手続きを済ますと、再びバスに乗ってナミビアの国境で入国手続き。ナミビアもビザが不要なために、パスポートにスタンプを押してもらうだけの簡単な手続きで終了だ。

 国境での手続きを終えてバスに戻って再び出発する頃には、午後9時半になっていた。

 ここから先はもう寝るだけ。といっても南ア時間の朝5時半、ナミビア時間だと午前4時半にはウィントフックに到着してしまったので、やや眠い。ウィントフックの夜明け前のバスターミナルは閑散としていて、街灯がシラーッと町を静かに照らしているだけという場所だった。お迎えはちゃんと来ているのだろうか。

 スーツケースを取り出して、バスの周囲を見回すとThe Cardboard boxからの迎えの車が見つかった。しかし、既に満席で荷物が大きくて遅れた私たちの席はなく、一度宿に人間を送り届けてから又来るからとバス停に残されたが、15分くらいでちゃんと迎えに来てくれたので、問題なく宿に到着したのだった。

 ウィントフックは何だか閑散とした町で、昼間はいざしらず夜明け前に到着するとタクシーなどは全く走っていない。バスターミナルからカメレオンやカードボードボックスまでは、荷物を背負っていても徒歩圏内だが、暗闇に乗じて何が潜んでいるかわからないので、ちゃんと行き着ける手段や知識を整えてからウィントフックに乗り込むのがいいと思う。


 
このサイトを友人に知らせる
目次About Us免責事項著作権とリンク
(c)2005-2006 海外生活実践研究会 All rights reserved