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ルサカ(Lusaka)→ムプルング(Mpulungu)
2007.08.30-31 |
ザンビア国内移動 |
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移動内容 |
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8/30
14:30-14:53 |
宿からバスターミナルまでタクシーで移動
タクシー運賃 ZMK15000(=US$3.66) by 現金 |
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16:07-
8/31
07:13 |
ルサカからムプルングまで大型バス(Jordan)で移動
バス運賃 ZMK120000(=US$29.27)/人 by 現金
荷物代金スーツケース2つで ZMK50000(=US$12.20) by 現金 |
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※2007.08.27現在、US$1= ZMK4100で計算。ZMKはザンビア・クワチャをあらわします。 |
ザンビアのリビングストーンからウガンダのカンパラまで移動したいと思っていた。しかし、飛行機は全く利用する人がいないためか、US$500台などと恐ろしく高額の値段がはじき出されて、とても利用する気になれない。陸路で行くしかないなぁ。ルサカからタンザニアのダル・エス・サラーム、そこからケニアのナイロビ、そしてウガンダのカンパラという道順が順当なのだろうが、タンザニア南部のムベヤMbeyaからダルエス、その先ナイロビまでは既に通ってきた道で、あれを今更遡るのは芸がないっつーか面白くないし、第一、遠回りである。
地図で見て一番近道はブルンジとルワンダを通ってウガンダに行くことだが、ロンプラでは「ブルンジが内戦状態のために現地に赴いた情報を掲載できない、行くのなら最新の情報をチェックして十分に注意して行くように」と書かれていた。そんな国に行きたくはない。
ということで、次に近そうな道を通ってウガンダのカンパラに向かう計画を立ててみた。しかし、調べてみるとリビングストーンからザンビアの首都ルサカまで来るのは楽なのだが、そこから先が問題。
というのも、各路線が決められた曜日しか出ていないからだ。
@ザンビア:ルサカ→ザンビア:ムプルングMpulung
Aムプルング→ タンザニア:キゴマ フェリー 金曜のみ発
Bキゴマ→タンザニア:タボラ 鉄道 火木土日
Cタボラ→ムワンザ 鉄道 木日火
Dムワンザ→ブコバ フェリー 火木日
検討した結果、金曜日ムプルング発のフェリーに乗ると過程すると綱渡り的にどこにも宿泊せずにブコバまで行ける事がわかったのだが、ちゃんと予定通りに運行されているのか、休みなしで移動し続けて体は持つのだろうかと色々と心配な点があった(実際に行ってみるとガイドブックとは違う予定に変更されていたり、他の問題があたったりして予定変更を余儀なくされた。)。
しかし、行ってみなければわからない。リビングストーンで出会った海外青年協力隊のザンビア隊員の協力を得て、とりあえずルサカからムプルングまでの直行バスがあることまではわかった。
Jordanというバス会社が一番ましだと勧められて、バスターミナルに行くと毎日午後4時発、16時間でムプルングに到着する便を出している。
協力隊員の人が、以前ムプルングに遊びに行った時に利用したという手頃な値段の宿Nkupi
Lodgeにルサカから電話をして聞いたところ、フェリーは金曜日の午後に確かに出ているという話だった(Nkupi
Lodgeはロンプラにも掲載されている宿で電話番号は455-166)。宿の人はもちろん前日に来て一泊して観光してから金曜日のフェリーに乗ることを勧めて来たが、私達は木曜日に出て、金曜日の朝ムプルングに到着して、その日の午後にフェリーに乗ることにした。フェリーに乗ればゆっくり休めるし、ムプルングで観光する気があまりおきなかったからだ。
ということで、出発前日にバスターミナル敷地内にあるJordanの事務所でチケットを購入した。事務所はターミナルの大きな屋根がかかっている中ではなく、その左横にいくつか並んでいるバスブッキングオフィスの建物郡の中にある。
バスは午後4時出発だが午後3時には来てくれということだったので、当日は午後2時20分にタクシーで宿を出た。タクシーは常に宿の前に2〜3台は常駐しているので、とてもつかまえやすいし、料金も良心的だった。
運転手はJordanの出発場所がよくわからずにバスターミナルを2周する羽目になったので、時間がかかってしまったが、迷わずに行けば宿からJordanの発着所まではタクシーで15分もあれば行けるはずである。
「たくさん走ったから、もう少しお金をもらいたいなー」とクチバシってきたが、夫が「まぁまぁ、それは君が間違えたんだから諦めなさい」と手をがっしりとにぎって「さ、写真撮ろうよ」というと素直に撮影に応じてくれた。ほんっと、ルサカの白タクの運転手さんは、憎めない素直さがある。
それに比べると、バスの周りにいて荷物をバスに入れる係りをしている奴らは悪だ。
バスはなかなかゴージャスな作りでよかったのだが、バス周りにいる人間が荷物をバスに入れ込むと料金を請求してきた。リビングストーンではバス会社のTシャツを着た人間がいて、その人に荷物をお願いして荷物料金は発生していなかった。
このアフリカでの荷物料金というのは、荷物の運賃ではなく、荷物をバスに積み込むチップに等しい。ちゃんとしたバス会社ならば、こういう輩を放置しておくべきではないし、外国人観光客が多いリビングストーンでは現にこういう輩を排斥する動きが出ていたのだと思う。しかし、ムプルング行きは外国人がいないために外国人を見ると法外な荷物代金を請求してくるのではないだろうか。バスの事務所に行って荷物代金を請求されたと言っても、「それは支払ってください」というばかりで埒が明かなかった。
バス出発まで1時間もあり、じりじりと午後のひざしが照りつけて暑い。
バスの中にはあらゆる商品の販売人が入り込んで商売しているが、冷たい飲み物はどんどん売れていた。私達もバスの外にあるアイスクリーム屋から買ってきて一息。
バスはほぼ定刻に満席で出発。何回かトイレ休憩を経て、午後7時10分にカプリ・ムポシKapri
Mposhiに到着した。
カプリ・ムポシからはタンザニアのダル・エス・サラームに続く鉄道が出ている。
ここで夕食休憩として30分ほどの休憩があった。ガソリンスタンドに併設したファストフード店や売店もありドライブインのような場所だった。私達はおにぎりを作っていたし、ルサカのバスターミナルでサモサも買っていたので車内で夕食を摂った。
バスはいい感じのクッションとはいえ、車内灯はつけないので車内は真っ暗で本も読めないし、ビデオなどが上映されるわけでもない。なーんにもすることがないので寝るしかなかった。
道は良かったり悪かったり。で、あまり熟睡できないまま朝を迎えた。
外の景色はすっかりと人里離れた田舎の風景で、道路脇は開墾されて畑があり、その向こうはもう森、そして山という感じだ。
7時13分にムプルングに到着。町というよりは村だなぁ、ここは。
バスが到着すると「フェリー乗り場に行きたいのか?」とさっそく客引きが寄ってきた。しかもタクシーなんかじゃなくって、リヤカーみたいなのをひっぱったおっさんばかりだ。
リヤカーに荷物を乗せて持っていってあげようということらしい。つまり歩いていける距離だってことじゃないか。わかりやすい。
バス車内で夜寒いだろうと衣類を持ち込んで着込んだのは正解だったが、朝明けるとすぐに暑くなってきている。
その洋服をしまっていると、周りに子供達が集まってきた。何も言わないけど、興味深そうに私の一挙手一投足を見守っている。その気持ち、わかるなぁ。
さて、準備完了。ここからフェリー乗り場がどのくらい離れているのかはわからないが、とにかく歩いてみよう。
午後まではたっぷりと時間があるのだから。
周囲の人にフェリー乗り場の方角だけ教えてもらって、さぁ、出発。移動はまだまだ終わらない。
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