夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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カンパラ(Kampala)→ジンジャ(Jinja)
2007.09.29
ウガンダ国内移動

移動内容
07:10-07:20 宿からバスパークまで徒歩で移動
07:20-10:09 荷物おさめて、荷物代払って、バス代払ってバスの中で出発待ち
10:09-12:49 カンパラからジンジャ近くの幹線道路まで大型バス(ITE COACH)で移動
バス運賃 Us5000(=US$2.86)/人 by 現金
荷物運賃 Us3000(=US$1.71)/個 by 現金
※荷物運賃はバスの下におさめるスーツケースについての運賃
12:49-13:20 降ろされた場所からジンジャ中心地まで徒歩で移動
※2007.09.24現在、US$1 = Us1750で計算。Usはウガンダ・シリングをあらわします。

 カンパラから東へ80kmって書いてあるから、平均時速40kmで行ったとしても2時間かぁ。今日は楽勝だなぁと思っていたのに・・・。

 ジンジャはカンパラから近すぎて、事前の調査でAkambaやGatewayなどナイロビまでの直行バスを出しているメジャーバス会社では連れて行ってくれないようだった。

 仕方なくウガンダ国内を走っているバスが発着するバスパークに行ってジンジャ行きを探すと、今すぐ出発するんじゃない客に興味を持っている客引きは誰もおらず、「ジンジャ行きなら毎日毎時頻発しているから、とにかく出発したい日にフラーっとくればバスに乗れる」と誰もがいうのだった。見ているとジンジャを経由してムバレに行くバスも目の前を出発していたりする。まぁ、それじゃぁ、頻発しているのだろう。

 ということで、29日の朝7時10分に宿を出発。8時発に乗れたらいいなぁという気分だった。バスパークに到着すると、今日は大きなスーツケースを引っ張っているので、客引きが群がってくる、群がってくる。ジンジャに行きたいというと、ITE COACHというバスの前に連れて来られた。

 ジンジャ行きではないが、既に乗り込んでいる乗客に確認するとジンジャを通るというので、バスチケットを購入した。近くから別のおやじが荷物を勝手に持っていこうとするので、「ちょっと待て、ちょっと待て、どーするの?」というと荷物をバスの下に入れるのだという。自分で荷物を入れても、おやじが入れても荷物運び代金はスーツケースにつき一つUs3000と譲らない。コンダクターに確かめても、「おやじが言う通りに払いなよ」というばかりで、何の手助けにもならなかった。毎回、この荷物に支払う金額が疑問でならない。しかも、今回は運賃の半額以上とかなり高額で、非常に疑わしかった。でも、運賃も安いことだし、仕方なく支払う。

 バスに乗って出発を待つ間にも、乗客はどんどんとやってきて乗り込んできた。私たちよりも大きな荷物を持っている乗客は荷物代金がUs5000と聞いて、かなり長い間議論していたが、荷物おやじが全く譲歩しないので、このバスに乗らないことに決めたらしい。外国人、ローカル問わず荷物料金を割高に取る作戦らしかった。

 相変わらず、乗客の半数くらいの人数の物売りが出たり入ったり、出たり入ったりと忙しい。乗客も朝食を食べに出たり入ったり、出たり入ったり。一体、いつ出発するつもりなのだろうか。

 と思っていたら、運転手が来た。やった!出発だ!と思うと、ヒビが入ったフロントグラスをウンウン言いながらはずしてしまった。これが8時58分のできごと。バスに乗り込んでから既に1時間30分くらい経過している。

 で?いくらアフリカでもフロントグラスなしで走るわけないから、新しいガラスが来るんだろうなぁと待っていると、9時24分にガラス屋が到着してフロントグラスのはめ込み作業開始。

 んでもって、これがウガンダなので、サイズが合わないときた。

 ガラスのサイズが合っていないので、ガラスを削るしかないと思うのだが、枠のゴムがまずいんじゃないかとゴムをベリベリとはがしてしまう。それでも合わないのは、もう片方に無事に残っているガラスが邪魔だからだと判断して無事なガラスに手をかけた。

 「あぁぁぁぁ。そこに手をつけるともっと大変なことになる、もっと時間がかかっちゃううう」と焦った瞬間、ガラス屋は「っと、それをやっちゃぁまずいな」と判断したらしく、ついにガラスを持ち帰って削ることにしたらしかった。

 で、ガラス屋が戻ってきて今後はぴったりとはまったのが、10時過ぎ。午前7時20分から10時過ぎまで2時間半以上もこのバスパークにいたことになる。っていうか、もうジンジャに到着していてもいい時間だったのになぁ。

 よぉーーーーーーやく、出発。誰も文句を言わずに平然と乗っているウガンダのカンパラ。これでは発展しないよなぁ。この国。

 思ったよりも長い滞在になったカンパラ。埃っぽくて、ゴミゴミしていた町だったが、長くいるとそれなりに愛着というものも出てくる。

 さよーならー、カンパラ。今度来る時は、もう少し土埃がおさまっているのだろうか。

 30分も走ると緑豊かなウガンダの郊外の道となった。ウガンダは西端のコンゴ国境まで行ったが、今回は東へ。どこに行っても、本当に緑が豊かで、どこまで行ってもバナナだらけの国だ。


 時速40キロで行けば2時間だと思っていたが、ジンジャだと言われてバスを降ろされることになったのが12時49分だったので、平均時速40キロ以下で走っていたことになる。いやー、細かく停車していたもんねー。

 で、私たちが持っている地図だと、バスターミナルは一応町中にあることになっているのだが、降ろされた場所は幹線道路沿いで町までは距離がありそうな場所だった。「えー、バスターミナルまで行かないのー?」と聞いても、「いかない、いかない。ジンジャはここだから」と私たちを降ろしてバスはさっさと走り去ってしまった。

 後に残るのは私たちとバスに置き去りにされた客を狙ったバイクタクシー運転手ばかりである。

 「バスターミナルに行きたいなら、俺の車に乗りなよ!」って皆指差すのはバイクじゃないかー!どうやって私たちの巨大スーツケースを乗せようっての!「大丈夫、大丈夫」って、大丈夫じゃない!うるせー、どけー!と客引きと戦っていると、一般人が通りかかって「どうしたの?」

 その男性に聞いて現在地を確認。私たちが目指すバスターミナル近くの安宿までは1.5kmは離れていそうな距離だった。

 幸い、今日はそんなに長い距離を移動したわけではないので疲れていない。途中で牛串焼きも食べて力もつけたことだし、歩きますか。

 赤土に洗われた様に赤く染まる舗装道路をとぼとぼと歩き出した。

 私たちが歩いている道路の名前が「Main Load」。ふーむ、ジンジャは物凄く田舎らしい。

 ほどなく目当ての道で、右折してー、左折してー、まっすぐ歩いたら宿の近くに到着した。目当てにしていた宿はVictoria View Inn Lodge。しかし、概観があまりに汚いので、手前のFairwayを見てからにしようとしたら、Fairwayの前にたたずんでいたインド老人がVictoria View Inn Lodgeの方が安くていいから来なさいと。

 この老人は宿のオーナーだったのだ。ライバルホテルの前で待ち伏せている辺りがインド人らしいなぁ。部屋を見せてもらうと、値段も安いがそれなりに汚い。「それじゃぁ、まぁ、隣も見て納得する方に決めるから」と言うと「何が不満だ」と言う。これもインドっぽい。資本主義社会では色々と比較検討して物事を決めることになっているからと言うと、とても不満そうだったが、「気の済むまで見てくるがいい」と見送ってくれた。感じ悪い?いやいや、結構、この手の人は多い。自分が物を買う時はどうしているのかを一度聞いてみたいものだ。

 結局、隣のホテルは倍額の一泊Us20000(=US$11.43)にもかかわらず、倍も良くないということでこちらの宿に決めた。

 ということで、たった2時間の移動だと思っていたのに、疲れる移動となった。近すぎる移動というのも、逆に苦労がある。


 
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