夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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バンコク(Bangkok)→ピピ島(Ko Phi Phi)
2007.12.09-10
タイ国内移動

移動内容
12/09
18:05-19:00
宿からバス出発場所まで徒歩で移動して待機
19:00-
12/10
05:00
バンコクから乗り換え地点のスラタニSurat Thaniに大型バスで移動
ピピ島までの運賃 B550(=US$17.71) by 現金
05:00-06:48 バスを降りた地点のカフェで朝食を摂りながら、次のバスを待つ
06:48-07:24 大型バスで移動
※料金は上記ピピ島までの運賃に含まれる
07:24-09:10 別の大型バスに乗り換えてクラビまで移動
※料金は上記ピピ島までの運賃に含まれる
10:18-11:53 クラビからピピ島までフェリーで移動
※料金は上記ピピ島までの運賃に含まれる
11:53-12:50 宿を探して見てまわり、ようやくチェックイン
※2007.12.03現在US$1 = B31.05で計算。Bはタイ・バーツをあらわします。

 出発の前日にランブットリー通りの旅行代理店でチケットを購入してピピ島に向かうことになった。時間はかかるものの、この遠距離を移動して片道2000円もかからないというのはかなり安い。ピピ島はバンコクに比べると宿泊費が非常に高いと言われているが、それでも行く人は多いためか交通費はこなれた値段になっていた。

 午後6時にチケットを購入した旅行代理店を出発するというので待っていると、徒歩で案内人がやってきてバスの出発地点まで行くという。その人について歩く、歩く。

 ランブットリー通りを全て歩き、自分達の宿の前を通り過ぎ、様々な宿から人を拾ってなおも歩く。どこに行くのかと聞いても「もう少しだから」としか知らされず、ハーメルンの笛吹きに連れられる子供の気持ちで夜のカオサン周辺を歩いていった。

 数日分の荷物だけの私たちはまだしも、全部の荷物を持って移動している白人女性バックパッカーは既に怒っている。こんなに歩くなんて聞いていない!

 バスの出発地を確認すべきだったなぁ。

 10分も歩いてようやくバスが出発するという大通りに到着した。しかし、今度はバスがこない。みんなイライラとしてその場にいる係員のタイ人男性に突っ込みの質問を入れるのだが、糠に釘ってやつでズブズブと質問が埋没して一つも明確な答えが得られず、やがて全員が「そのうちに来るだろう」と諦めの境地に陥った頃にバスがやってきたのだった。

 これまでの成り行きからちゃんとした大型バスが来るのかと不安な気持ちになったのだが、やってきたバスは40人乗りくらいの申し分のない大型バスで、ホッとしてバスに乗り込んだのだった。

 さて、ここで事前に貴重な情報を得ていた。

 それは、バンコクから南方面に行くバスは特に1階に預けた荷物から物が盗まれる被害が発生しているので、荷物は預けない方がいいという情報だった。

 私たちは大きな荷物は宿に預かってもらい、リュック一つででかけることにしたのだが、それでもバスを乗る時に「預けた方がいい」とスタッフから数回言われた。ふーむ、やはり怪しいなぁ。首を横に振り振りバスの中に荷物を持ち入って一安心したのだった。もちろんリュックに鍵はかけて、寝ていても大丈夫なようにリュックとバス座席の一部を自転車ワイヤーでくくりつけることは忘れなかった。

 バスの中はおそろしく冷房が効いている。このバスのために私たちは長袖のTシャツとフリースとウィンドブレーカーと靴下を持ってきていたが正解だった。とにかく寒いのだ。

 全員が乗り込むと映画のサービスが始まり、映画を2本上映してから就寝となった。

 翌朝5時、東海岸よりの町スラタニに到着した私たちは乗り換えのために全員バスを降りることになった。そこは、スラタニの街中ではない郊外の大通り沿いにある場所だった。バスが停車した場所には1軒カフェがあり、割高な朝食が買えるようになっていた。店内に貼りだされたバス時刻表を見るとクラビ行きは日に5本あって、6時、8時、12時、14時半、18時となっていた。他にもここから様々な方面へ行くような時刻表が書かれていて、こんな何もない場所だけれど多くのバスが中継点としてこの場所を利用しているようだった。

 朝6時を過ぎると各方面行きのバスがやってきて人を乗せては去っていった。軽トラックを改造したような乗り心地の悪い車がやってきて、まさかこれか?と思ったら、これはプーケット行きだった。

 私たちのバスは6時48分にやってきて、大型バス。これならクラビまでの旅を快適に続けられると早速乗り込んで眠りかけると、7時24分にたたき起こされて再びバスを乗り換えるから降りろという。クラビまで乗り換えがあるとは聞いていたが、乗り換え回数が2回になるとは聞いていなかった。こういう所がタイはトリッキーだよねぇ。

 2回目に乗り換えたバスも小奇麗な大型バスで2階建て。乗ってみればバンコクから直通で来たという人々が乗っているバスだった。何だかよくわからないが、どうにかして安く済ませようと何度も乗り換えしてやりくりしているってことだけはわかった。

 9時10分にクラビに到着。

 最初にバスに乗る際にチケットと交換で色のついたシールを渡されて胸に付ける様に指示されていた。その色シールがチケットとなって、ここでフェリーのチケットが発行される。実は重要なシールだったのだが、夜行バスで眠ったりしているし、衣類によってははがれやすかったりするのが曲者。現に夫は途中でシールをなくしていた。まぁ、連れがいるから問題はなかったが。

 フェリーターミナルは新しくてきれいな感じの場所だった。1軒だが売店兼レストランもあり、どうせここで再び40分も待たされるのならこちらで朝食を摂った方がよっぽども気持ちよかった。そういうことに関する情報が全く得られないんだ、この国は。

 ピピ島行きの呼び出しがかかり、9時50分過ぎに桟橋に向かって長い通路を歩いて移動した。

 フェリーは強い冷房の効いた屋内の席と日に晒される屋外の席がある。タイ人は屋内、寒い冬の土地から来た外国人は屋外の席に落ち着いているようだった。

 船の先部分には席はないが、少しでも日を浴びたい白人が床に直接座り込んで、早くも南国気分を満喫し始め、船の中は開放感で一杯の雰囲気が漂っていた。

 船に乗ると、一体どのくらい揺れるかなぁということが気になる。タンザニアのザンジバル島に行った時はひどかった。いや、行くときよりも本土に帰ってくる時が波にもまれて「オエー」率85%。大抵の人は黒いビニール袋の世話になっていた。私は必死で絶えて切り抜けたが、あと10分長かったらアウトだった。

 それから比べると、ここの海はぜーんぜん大人しい。もちろん揺れがないわけではないが、見たところ気分を悪くしているひとはいないようだった。乗船時間も1時間半程度と短いし、ここまでの移動に比べたらあっという間。こうして正午近くにピピ島に到着。

 お天気は今一つ芳しくないのだが、それでもフェリーが到着する港にしては海の色がまだきれいだし、岩山が突き出した風景が面白い場所だった。

 ピピ島はメイン島と他5つの小さな島からなる諸島で、私たちが到着したのはメインの島。メイン島の
南にある2番目に大きな島にマヤベイ(Maya Bay)というレオナルド・デカプリオが主演したThe Beachという映画のロケ地になったビーチがあるそうだ。いずれ訪れることになるだろう。

 とにもかくにも、無事に島に到着。ムッとする南国の空気がバンコクからかなり南に移動してきたことを教えてくれていた。


 
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