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シドニー(Sydney)→ニューキャッスル(Newcastle)
2008.01.09 |
オーストラリア国内移動 |
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移動内容 |
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17:00-17:43 |
宿からバスPremier Motor Servie事務所まで地下鉄で移動
地下鉄運賃 A$2.6(=US$2.26)/人 by 現金 |
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17:43-18:45 |
事務所でチェックインして荷物を預けた後、待合室で待機 |
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18:45-21:04 |
シドニーからニューキャッスルまでバスで移動
バス運賃 A$269(=US$233.91)/人 by クレジットカード
※シドニーからケアンズまでのホップオン・ホップオフチケット。ケアンズまで一方向に乗り降り自由。 |
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21:04-21:20 |
到着したニューキャッスルの駅から宿まで徒歩で移動 |
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※2008.01.07現在US$1 = A$1.15で計算。A$はオーストラリア・ドルをあらわします。 |
今回の旅ではシドニーからケアンズへと陸路で移動する。
シドニーの同じ部屋に宿泊している人は、これからケアンズに向かう人、帰ってきた人などが居合わせるので、どういう方法で移動するのか、してきたのかという話を聞くことができた。
2人以上で移動している人はレンタカーをする場合が多いようだった。Wickedというレンタカーが一番安いらしく、トヨタハイエースを改造してベッド、ベッドを片付けるとダイニングテーブル、後ろには洋服ダンス代わりの棚やガスコンロやミニ冷蔵庫を積んでいる。車だけでなくこうした道具も貸し出してくれて1日A$55くらいだとWickedの車に乗り込もうとしていた白人バックパッカーが教えてくれた。彼らはキャンプ場も使わずに、無料の駐車場に停車して宿泊費もまるまる浮かそうという計画なんだそうだ。水や電気はどうするんだろう。
1人で移動している人はホップオン・ホップオフのバスチケットを使っている場合が多い。ホップオン・ホップオフというのは、バスの出発点から終了点まで乗り降りが自由にできる定期のようなもので、数社から販売されている。ホップオン・ホップオフに各見所でのツアーもついてくるというバスもある。しかし、その土地に行って色々と自分で調べる手間が省ける分、かなり割高になっているようだった。
私たちが移動するシドニーからケアンズというのはオーストラリアの東海岸沿いでずっと街が続いている地域。砂漠を通過するわけでもないので、私たちは単純にホップオン・ホップオフのチケットだけを購入して、各土地での見所はその都度調べて回ろうと考えた。
一番メジャーな会社はインターシティー。シドニー・ケアンズのホップオン・ホップオフチケットはA$340(=US$295.65)くらいする。今までインドやタイを旅してきたので、どうも感覚として非常に高いという気がするが必要なので仕方ないと宿のフロントで聞いてみると、プレミアモーターサービスなら扱っているという。何それ?
プレミアモーターサービスはインターシティーに比べると本数が少ないのだが値段が安くA$269(=US$233.91)だという。更にインターネットで調べてみると、1日の本数はシドニーからブリスベンまでは3本、ブリスベンからケアンズは1本しかないとわかった。しかも場所によっては真夜中に到着している。
どうしようかと思ったが、これから停車したい場所を検討するとどうにかプレミアでも行けそう、つまり真夜中に到着する羽目にはならなそうだったので早速宿のフロントで購入することにしたのだった。ところが、プレミアをこの値段で購入するにはYHAカードあるいはVIPカードが必要だという。共に会費を支払って会員になると提携している宿で多少の割引がきくカードである。私たちはA$37を支払ってVIPカード会員になりプレミアのチケットを購入することにしたのだった。それでもインターシティーのチケットよりは安いし、今後VIP提携の宿ではいくらかの割引がきくからとの判断だった。
フロントからプレミアに電話してもらって買おうと思っていたのだがうまくいかず、結局自分達でプレミアモーターサービスのサイトに行ってクレジットカードで購入することにした。せっかくVIPカードの会員になったのに、どこにも会員番号を入力することなく会員用のチケットは購入できてしまった。因みにケアンズまでの道中で一度もVIPカードの提示を求められたことはなく、一体、会員になる必要があったのかどうか?と疑問は残るが、抜き打ち検査などがあるかもしれないから会員になっておいて良かったとは思う。
こうしてプレミアチケットを購入するとメールでチケット番号を知らせてくれるので、プレミアのサイトに行きチケット番号を入力してPINナンバーを決定すると、自分しか見ることのできない個人ページが作成される。このページで次に乗りたいバスの予約を行い、予約した結果が毎回のチケットがわりになる。私たちは毎回印刷していたが、携帯電話を持っている人は予約したメールの画面を運転手に見せることでチケットの確認を行っていた。
予約システムのインターネット化やチケットを紙で出さないことなどで徹底したコスト削減を行って低コストのバスを走らせている、それがプレミアモーターサービスだ。バスはインターシティーに乗ったことがないので比較できないが、まぁ普通の大型バスでリクライニングするし、トイレもついているし、全然悪くなかった。
私たちは最初の移動はシドニーから北方に2時間半ほど車で走ったニューキャッスルとした。ハンターバレーというワイナリーが多くある場所の近くの町で、ここからワイナリーツアーに行こうってわけだ。
シドニー市内のプレミアバスの発着地点で私たちの宿から一番近いのが中央駅だったので、そこまでは地下鉄で行った。中央駅は大きな駅でプレミアモーターサービスの事務所がある発着地は少しわかりにくい場所にある。事前に下見をしていたから迷わずに行けたが、そうでないと大きな荷物を持ってうろつくことになるだろう。
ふー。重い荷物をひきずってやっと到着。先進国っていのはこういうのが大変だ。タクシーが気軽に使えないから出発地点にやってくるのが案外疲れるのだ。
プレミアの事務所は待合室になっていて、奥にカウンターがある。ここで予約してあることの確認を行った後、荷物をカウンター裏に預ける。ちょっと空港みたいだ。預け荷物は20kgまでと決められている。待合室に量りがあり、事前に自分で調節しておけということなのだろうか、しきりに量っては中身を出して手荷物にしているバックパッカーなどがいた。
時間になるとバスがやってきて、預けた荷物はバスの下の荷物倉庫に入れられた。
ハーバーブリッジを渡るのは初めてだ。シドニーを出る時になって初めて渡ることになった。
シドニー郊外に出た頃に作ってきた夕食のおにぎりなどを出して食べようかと思ったら、運転手さんがバックミラーの向こうから「食べ物はだめだめ」とゼスチャーで言ってきた。
そう、オーストラリアのバスはシートベルトを締めることとバスの中での飲食は一切禁止というルールがあることを知ったのだった。もっとも他の人の話では水くらいは許されるし、後ろの方の席ならポテトチップスやチョコレートなどは食べている人はいるらしい。私たちは一番前の席だったし、おにぎりと卵焼きとおかずも広げて思いっきり食べようとしていたので許されなかったらしい。
とにもかくにもオーストラリアバス移動の始まりは空腹の旅。夜9時過ぎにニューキャッスルに到着し、そこから徒歩で宿まで。夕食が口に入ったのは午後9時43分。オーストラリアの交通機関のルールを身を持って体験した移動になった。
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