夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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フランツ・ジョーゼフ(Franz Josef)→テアナウ(Te Anau)
2008.02.22
ニュージーランド国内移動

移動内容
08:50-09:00 宿からバス停まで徒歩で移動
09:25-16:08 フランツ・ジョーゼフからクイーンズタウンまでバスNaked Bus(実運営はTracknet Te Anau Ltd)で移動
バス運賃 N$39(=US$30.71)/人 by クレジットカード
ネット予約料金 N$0.7(=US$0.55)/回 by クレジットカード
※テアナウまでのバス運賃
16:30-19:23 クイーンズタウンからテアナウまでバスNaked Bus(実運営はTracknet Te Anau Ltd)で移動
バス運賃 上記に含む
※バスは宿前まで連れて行ってくれる。
※2008.02.18現在US$1=N$1.27で計算。N$はニュージーランド・ドルをあらわします。

 チケットはフランツ・ジョーゼフの宿のインターネット(有料)からネイキッドバスNaked Busのサイトに入って出発の前々日に予約、決済した。

 Naked Busの停留所は宿から徒歩10分くらいのメインストリート沿い、スーパー「フォー・スクエア 4 Square」の目の前、インターシティーも同じ場所からの出発だった。インターシティー(Newmans Coachとも書かれている)のマークは出ているが、ネイキッドバスは「ネ」の字も出ていない。

 少々、不安にかられるがバスはちゃんとやってきた。ただし、ここもネイキッドバスのオリジナルバスではなく、地元のTracknetというバス会社のロゴが刷り込まれたバスにNaked Busの小さな看板を掲示しているスタイルだ。

 バスはトヨタコースターかな、そんな大きさのミニバスで、荷物用の貨車を後ろに引くタイプ。このバスはクィーンズタウンまででストップするので、降りた場所で引き続きテアナウ行きのバスを待つことになるのだそうだ。

 バスはフォックス・グレーシアを通って南下してハーストHaastまで行き、そこから内陸に入ってクィーンズタウンを目指す。フォックスは思ったよりもずっと規模の小さな町、いや町というよりも村だった。人の少ない氷河を見たいのならフォックスに行った方がいいという助言は正しいだろう。

 氷河から流れる川は相変わらずミルキーなエメラルドグリーン。こういう景色について面白おかしい解説を加えながら運転手さんは車を走らせていた。

 乗車して1時間ちょっと経過した10時45分に45分間の休憩となった。バスは南島の北部、グレイマウスという町から走ってきているから休憩が必要なのだ。

 この休憩地点が面白い。鮭の養殖所に併設されたカフェだったのだ。大きな養殖の池に鮭がゆっくりと泳いでいるのを眺めながらコーヒーを飲むというのはちょっと変わっている。

 この先に長い休憩がないということで、私たちは朝作ってきたお弁当をここで広げて食べることにした。それでもって、カフェ内の売店を冷やかしていると、当然ながら鮭一本、切り身、スモークサーモンなど鮭関連食品も販売されている。1.3kg程ある鮭一本がN$16.1(=US$12.68)というのは何とも魅力的な値段だ。サーモンが安いニュージーランドではあるが、ここは更に安い。これを逃したら、車のない私たちにはサーモンファームなんて絶対にチャンスがないなぁ。

 じーーーーっと鮭を眺めながら考えていると、どう考えても「ここで鮭を買わねば損」という気持ちがむくむくと沸き起こり、ついに1本買ってしまった。

 運転手さんは女性だったので、私が鮭を買ったと告げるとニュージーランドの代表的な鮭のレシピを教えてくれた。レモン、トマト、玉葱スライスと共に塩コショウした鮭を丸ごとアルミホイルに包んでBBQ。40分間、時々ひっくり返して焼いたら出来上がりなんだって。「隣にじゃがいもをホイルで包んだのを置いておくと、副菜もできるわよ!」だって。何とも豪快なニュージーランドらしい料理だ。BBQは無理でも同じことをオーブンでやれると思い、後日やってみて大成功。っていうか、失敗する確立が極めて低いけどおいしい料理だ。

 この女性の運転手さんは、休憩が終わってしばらく車を走らせてから道端のちょっとした空き地に再び停車。どうするのかと思ったら、彼女のテリトリーはここまでで、向かいから来た同じ会社のバスの運転手さんと車の交換をするのだそうだ。つまり、バスは長い距離を走るのだが運転手さんは短い距離を往復するシフトになっている。こういう方法を取れば、運転手さんは慣れている短い道を走ることになるし、解説もより深く面白くなるし、外泊せずに仕事をすることもできる。主婦やお年寄りだって参加できる。ニュージーランドは人口密度が低いのでこういう工夫がなされているのかもしれないが、人間らしい職場という意味では日本も学ぶべき点があると思われた。もっとも、私たち乗客は運転手交代の間に待ち時間が発生するので、時間至上主義の東京では絶対に無理なのだが。

 2人目の運転手さんは男性。この人も乗客から笑いを取ることを自分の最大の使命と思っているかのように陽気にしゃべりまくった。

 2回目の休憩は午後1時半。ここで20分ほど休憩してからクィーンズタウンまでは一気にいった。

 クィーンズタウンは町中のShotover StとCamp St.の角で中心地といってもいい場所に停車し、同じ場所で次のバスを待った。

 30分ほど待っていると次のバスの到着。荷物を積み込んで出発だ。

 ワナカという湖沿いの景勝地の町を通って、テアナウに到着したのは午後7時半前だった。小雨が降る天気だったので、宿の目の前まで連れて行って降ろしてくれるたのは大変ありがたい。道路を渡ってすぐにチェックインすることができたのだった。


 
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