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フランス/パリ |
2006.04.20〜06.28 パリ郊外
スージーさん、なっちゃん、パトリス
パリ郊外で暮らしたメンバー。主たる賃貸人のスージーさんは日本人と中国人の両親の間に生まれ、中国と日本とアメリカで大きくなったというトリリンガル。
フランス人男性と出会いなっちゃんが生まれたのだが、わけあって離別。
皆が心配して助けてくれる日本は、自由を愛する彼女にとってはちょっと窮屈。というわけで、娘を抱えて日本を飛び出しパリ暮らしを始めたのだそうだ。
現在はアパレルの会社に勤め、フランス語を使う頻度が一番多くなっている毎日。
そんな二人の生活は忙しくて賑やかで、毎日が悲劇と喜劇の繰り返し。子供のいる生活を知らない我々は、そんな毎日を楽しませてもらった。
なっちゃんは、いたずら盛りの4歳。幼稚園では先生からギャルソン(男の子)と言われているそうで、他の子の大将的存在。でも最近は、可愛いワンピースを着たら自慢しにきたり、ニューへアースタイルを嬉しそうにしたり、お洒落に目覚めてきている年頃でもある。10年後、15年後にどんなレディーになっているのか、興味がつきない。
そして、同居人のパトリス君は30歳の独身男性。彼がコンピューターネットワークの会社で技術者として働いていることから、この家の中はWifi環境になっていた。感謝、感謝。フランス人といえども、この業界の仕事はハードで、朝早くから夜遅くまで帰ってこないし、出張でまるまる1週間家を空けることも何度もあった。そんなハードな日常でありながら、インターネットの調子がおかしいというと、一生懸命に面倒を見てくれて本当に助かった。私も似たような業界にいたのだが、日本のこの業界の男性は、あまりお洒落には感心がない。しかしパトリス君はとてもお洒落。出かける時はコロンを欠かさず、遊びに行く先は最先端のクラブ、彼女とはサルサバーで知り合い、部屋で聞く音楽は最新のヒット曲。さすがおフランスは技術者もお洒落なのねぇ。と思っていたが、友達を呼んで庭でBBQパーティーをやっている時、日本のアニメソングをBGMで流し、皆が引いている中、一人でノリノリだった。やはりちょっとオタクな面もあるかも。
こんな寄せ集めの一家も、私たちの滞在の終了とともに解散。パトリス君は新しいマンションを購入し、スージーさんは別の賃貸住宅に引越し。それぞれが別々の道を歩むことになった。そんな所もパリの一面なのだ。
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