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ブルガリア/ソフィア |
2006.10.14 ソフィア
山口ひとみさん
同じ宿(バックパッカーズイン)に宿泊していたひとみさんは、アメリカの大学を出てから、日本人が経営するアメリカのシステム会社で働いていて、この度日本に帰国することになったので、その前にちょっと旅行を、ということでヨーロッパ側に来ているとのことだった。
私も同じような業界にいたので、アメリカの現場がどんな風になっているのか興味があって聞いてみると、定時には仕事は終わり、あまり残業などはないというアメリカスタイルの職場で、日本の残業だらけの現状と違ってとてもやりやすそうだった。
しかし、その会社が日本の大手企業に買収されて、日本の制度・慣習が持ち込まれることになった。今まで自由に伸び伸びと仕事をしてきたのに、だんだんと会社が日本化していく。「もう、日本に帰ろうかな。」という決意が高まって、退職することにしたのだそうだ。
ひとみさんは旅行慣れしているのか、荷物が少ないながら特にお洒落な感じがした。組合せで様々なバリエーションがつけられるようなアイテム、その組合せ自体が格好いい所、参考になりましたねぇ。
ソフィアの観光も今ひとつ振るわなかったんだけど、ひとみさんとおしゃべりしながらランチできたのが、ソフィアの楽しい思い出となった。
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2006.10.15 ソフィア
段原芙実子さん
滞在していた宿の妹宿、シスターズ・ハウス(女性専用ってわけじゃない)に遊びにいってみると、唯一の女性宿泊者に出会えた。それが芙実子さん。
芙実子さんの今回の旅の目的は、フランス南東部にあるかつてのホームステイ先を訪ねること。フランクフルトから入ってこちらに来てしまったのだが、ここからどうやってホームステイ先までいくのがいいかなぁと思案中だった。
シスターズ・ハウスの他の旅行者たちは、この辺りの地理にもとても詳しく、こんなルートはどう?あんなルートはどう?と色々なルートを提案してくれた。さすが可愛い女の子には皆積極的だ!
あれこれとヒントをもらって、彼女のルートも決まりつつあり、じゃぁ次は私たちの宿の見学に行こうってことで移動。
フランスに9ヶ月ホームステイしてフランス語を勉強したり、今回もまたそのステイ先を訪ねて1ヶ月くらいの旅行をしているというし、一体どんな職業の人なんだろうと尋ねると、看護師さんだという。
以前は正規の職員として働いていたが、今は派遣で看護師をしているので、割と自由に時間が取れるそうだ。数年の経験を積んだ人から35歳くらいまでの管理職手前の看護師さんは圧倒的に人手不足で、彼女も職には全く困らないと言っていた。この就職難においてさえ人手不足というのは、やはり賃金の割りに労働が過酷だということなのだろうか?
「まぁ、過酷といえば過酷ですが、私、夜勤のある生活スタイルに慣れてしまったので、夜勤がない昼間の勤務だけの方が逆に辛いですねぇ」と答える芙実子さんはやっぱりタフな人なのかもしれない。
もう少し派遣を続けてもいいけれど、その先のことを考えると大手の病院に入って、派遣ではやらせてもらえない分野も習得しておく必要がある。でも、その前に海外青年協力隊でアフリカなどに行く事にも興味あるしなぁ・・・とおっとりしているようで、なかなか将来の夢をしっかりと考えている人だった。
最近は男性の看護師さんも徐々に増えてきているということなので、やはり将来は同業の人とお付き合いしたい?って話になると、看護師さんになる男性で巡り会う人は大抵結婚しているという話だった。結婚して生活安定のため、子育てを奥さんと分担してやっていきたいため、看護師さんに転職する男性に多く出会ったそうだ。
ところで、この度に出て女性の看護師さんに出会うのは二人目。一人目の看護師さんは、何と海外旅行に出たいがために看護師になったという。旅行好きの人は看護師さんという選択肢もありみたいですよ!
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