夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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マダガスカル/アンツィラベ
2007.04.23 アンツィラベ 
Anouche Papazianさん


 アンツィラベに到着した日にアルシェという店で昼食を食べていて、隣の席でクレープを食べていたのがアヌシュ。

 待ち合わせをしていたマダガスカル人の旅行代理店の人が来たので、途中で会話が途切れてしまったのだが、その後、雨が降り出してテラスの席から店内に移動してきた時に再び話をして知り合いになった。

 アヌシュはスイス人で、大学入学試験に合格した後、1年間旅行をしている最中だそうだ。スイスではこうして受験にパスしてから大学入学前にいきなり休学して旅行をすることが許されているのだそうだ。そうする人はあまり多くはないのだが、そういう制度があるんだって。初めて知った。因みにフランスは大学に合格したらすぐに行かなくっちゃいけないんだそうだ。

 これから医学生として5年間、インターンとして5年、10年の後に正式な医者になるというアヌシュが、これから始まる10年の特訓の前に1年間の休憩が欲しいという気持ちもわからないでもない。

 アンツィラベは、ここから西海岸沿いにあるムルンダバという町までのツアーの拠点の町でもある。アンツィラベから途中の村まで車で行き、そこからピローグという丸太をくり貫いた船で2泊3日かけて川を下り、ツィンギーという切り立った岩山で有名なベマラハ国立公園に立ち寄り、ムルンダバまで行って解散という少々ワイルドなツアー。アヌシュは1人旅なので、ここの旅行代理店の人に頼んで一緒に出かける人を待っている状態だった。幸いにも4人組がアンタナナリブからやってくるということで、あと1日待てば出発できるのだそうだ。

 私たちはこれからアンツィラベを南下するのだが、彼女は既に南下して同じ道をたどってここまで戻ってきている。これから行く先々の宿の情報などをもらうことができてとても良かった。

 アヌシュのこれからの予定としては、マダガスカルからナイロビに飛んで、時間の許す限り東アフリカを見てマダガスカル経由でスイスに戻るそうだ。ところが、ガイドブックがない。ということで、マダガスカル情報のお返しに我々が持っているロンリー・プラネットのアフリカ版を1日貸し出すことにした。

 マダガスカルやアフリカというのは情報があるようでない。今までの旅以上に情報の交換が有益だということを感じた出会いだった。

 お若いのにしっかりして、キュートなアヌシュ。10年後にはキリッとした女医さんになっていることだろうなぁ。


2007.04.24 アンツィラベ 
三浦昭子さん


 23日の夕方、アンツィラベの温泉の前を歩いていたら、日本人らしき女性を発見。

 「日本人の方ですかぁ?」と声をかけたのが昭子さんだった。昨年の12月からここで海外青年協力隊員としてアンツィラベに駐在している看護師さんだということで、面白そうなので翌24日に温泉前に出ている屋台で牛串焼きとビールでも飲みながら話をしようと盛り上がった。

 24日の夕方6時に待ち合わせ。昭子さんは既に来ていて、同じく協力隊員としてきている先輩も後から来るということで、3人で先に始めさせてもらった。

 昭子さんはここに来て5ヶ月足らずだが、協力隊員として最初に勉強したフランス語よりもすっかりマダガスカル語のマラガシーで日々の生活を送っている。こういう屋台に来ると、とにかく言葉が通じなくて困る私たちも、今日は昭子さんという強力な人がいるので、スラスラと注文ができて嬉しい限りだった。

 私たちがこれからマダガスカルの各有名地を旅行して周るというと、自分はまだまだ旅行していないのでうらやましいと言われた。そうなんだよねぇ、仕事ベースで来ていると、案外旅行っていうのは難しい。でも今年の年末くらいに、アフリカを旅行するかもしれないのだそうだ。というのも、付き合っている彼も協力隊員になることになって、赴任先がジンバブエになったので、彼の仕事が始まる前にちょっと二人で旅行しようかという計画になっているそうなのだ。ジンバブエ・・・・。モーリシャスでBBCのニュースを見ていたが、ここの所、現政権の抵抗勢力リーダーの暴行事件でジンバブエについては毎日のように新しいニュースが報道されていた。それから察するに、あまり快適な国だとは思えない。むむむ、赴任先が変わることもありそうだねぇ、なんて話になった。

 昭子さんはかなり恵まれた家に住まわせてもらっていると言っていたが、先輩ともどもお湯が出ないシャワーなので、お湯をわかしてバケツでかけ湯しながらお風呂に入っていると聞いて、それだけで苦労がうかがわれる。協力隊員の日々は、旅行で来るのとは全く違う大変な面があるようだ。

 それでも、二人とも苦労しているという嘆きの話はなく、初対面だったけれど彼氏の話や家族の話などプライベートな内容をどんどん話してくれるので、まるで昔からの知り合いだったような気分でお酒も牛串焼きもチキンもばんばん食べて飲んでの夜になった。何だか、久しぶりに日本での飲み会のようで面白かったなぁ。ビールは大瓶で6本くらい飲んだし、牛串焼きも60本は食べた。店のおばちゃんからレバー焼きの差し入れが入るくらいだから、かなり大口の客だったのだろう。それでも4人でUS$9いかなかった。この店は格別に安い。

 お二人に楽しい夜を過ごさせてもらったことを感謝。


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