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2007.05.05 Vol.2
イサル国立公園をどう遊ぶか?
マダガスカル:ラヌヒラ |
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宿も決まりチェックインして落ち着いた所で、イサル国立公園をどう遊ぶかについて調べてみることにした。
宿オルキデから国立公園の管理事務所であるANGAPのオフィスまでは徒歩3分。ほんのすぐだった。
ANGAPの事務所にはイサル国立公園の概略地図、公園の入園料金表、各見所へのガイド料金一覧表が張り出してあった。ガイド料金一覧表を見ると、何が見所かがよくわかる(金額の単位はAr。2007年5月7日現在US$1=Ar1896)。
○各見所を個別に訪れた場合のガイド料金
現地名称 |
日本語 |
車を利用した場合 |
しない場合 |
Picine naturelle |
ナチュラルプール |
16000 |
20000 |
Cascade denymphe |
リトルフロッグ滝 |
16000 |
20000 |
P.Noire et Bleue |
黒い池と青い池 |
16000 |
20000 |
Canyon de Makis |
マキ・キャニオン |
20000 |
24000 |
2Canyon(Makis et Rats) |
マキ・キャニオンと
ラッツ・キャニオン |
24000 |
30000 |
circuit 4x4 |
4WDで公園一周 |
16000 |
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Trekking Avec Camping |
キャンプする場合 |
1 日25000 |
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以下が、見所を組み合わせたコンビネーションについてのガイド料金。
上下の表の違いは、単純往復するのか、周遊するのかにある。
左図の赤い矢印が単純往復、黄色の矢印が周遊する場合だ。
例えばナチュラルプールと滝の両方を訪れる場合に、往復のみの場合は駐車場からナチュラルプールにトレッキングして同じ駐車場に戻り、今度は滝の近くの別の駐車場まで車で行って、そこから滝にトレッキングして同じ道を戻ってくることになる。それに対して、下の表の環状トレッキングだと、駐車場からナチュラルプールを訪れて、そのまま滝へトレッキングして、滝近くの別の駐車場に戻ってくるということになり、ナチュラルプールと滝の間のトレッキングも楽しめるからガイド料金もちょっと高いということになっていると理解できる。
○車を使って見所を組み合わせた場合で見所への往復のみの場合
見所現地名称 |
日本語 |
ガイド料金
(Ar) |
Piscine Naturelle-Cascade |
ナチュラルプール-滝 |
32000 |
Cascade-Piscine noire et bleue |
滝-黒と青のプール |
24000 |
Canyon des Makis-Cascade |
マキ-滝 |
36000 |
Canyon des Makis-Piscine Naturelle |
マキ-ナチュラルプール |
36000 |
Canyon des Makis-Cascade-Piscine Nat |
マキ-滝-ナチュラルプール |
52000 |
○車を使って見所を組み合わせた場合で見所へを環状に周る場合
見所現地名称 |
日本語 |
ガイド料金
(Ar) |
Piscine Naturelle-Cascade |
ナチュラルプール-滝 |
36000 |
Cascade-Piscine noire et bleue |
滝-黒と青のプール |
32000 |
Canyon des Makis-Cascade |
マキ-滝 |
40000 |
Canyon des Makis-Piscine Naturelle |
マキ-ナチュラルプール |
45000 |
Canyon des Makis-Cascade-Piscine Nat |
マキ-滝-ナチュラルプール |
56000 |
イサル国立公園は東南の端にラヌヒラ村を据えて、南北に長い国立公園である。ラヌヒラまで北の端までトレッキングして戻ってくるには1週間かかるとも言われた。
大抵の人はそこまで遠出せずに、左の地図で色線を引かれたトレッキングコースを楽しむようだ。
オレンジ色のラインの北端にあるのがマキ・キャニオンとラッツ・キャニオンというラヌヒラから7km離れた見所を見に行くコース。マキとはマダガスカルの言葉でワオキツネザル(英語ではリンクテイルレミュー)ということで、この辺りではワオキツネザルやベローシファカが生息しているそうだ。
黄色のラインはナチュラルプールを見に行くコース。
水色のラインは黒いナチュラルプールと青いナチュラルプールの見られるコース。
リトルフロッグ滝のコースがどこなのか、4WDで周遊する場合のコースがどこを周るのかは把握できなかった。
公園の入園料金は以下の通り。
1日 |
Ar25000 |
2日 |
Ar37000 |
3日 |
Ar40000 |
4日以上 |
Ar50000 |
見所を多く含む部分の地図の拡大を下に挙げる。
ここに車でにアンツィラベで出会ったフランス人女性のアヌシーの情報によると、ナチュラルプールよりは黒いナチュラルプールと青いナチュラルプールが素晴らしかったということだったので、私たちはマキ・キャニオン、ナチュラルプール、黒と青のナチュラルプールに行ってみたかった。
ナチュラルプールと黒と青のナチュラルプールはラヌヒラ村から徒歩で公園に入って1日トレッキングすれば周れそうだった。もう1日はマキ・キャニオンまで歩いていくかどうかだ。
ここに来て、私たちもちょっと疲労気味。ここは一つ車をチャーターして全てを1日で周ってしまおうということになった。
シェ・アリスの所からくっついて歩いているガイドのアルバートがやっと自分の出番が来たということで説明を始めた。
1日の公園入園料金がAr25000×2人=Ar50000
車を使った周遊(マキ-滝-ナチュラルプール)のガイド料金がAr56000
黒と青のナチュラルプールのガイド料金がAr16000
ここまでの合計で2人でAr122000かかる。で、車を使うとチャーター料金が1日Ar78000(=US$41.14)で、あら不思議ぴったりAr200000(=US$105.49)でございますということになった。車のチャーター代金がその他の費用に比べると随分と高いのがマダガスカルの特徴だ。ここでの相場は知らなかったが、アンタナナリヴで車を1日チャーターして動き回る相場が120〜150ユーロということを考えると、実際に車を利用する時間が3分の1くらいだからほぼ適正な価格なのだろうと推測ができた。
私たちの計画は以下のようなコースだ。
07:00-08:00 |
イサル公園の外側からマキ・キャニオンの近くまで車で@ |
08:00-10:00 |
マキ・キャニオン及びその周辺の森林散策 |
10:00-11:00 |
ラヌヒラ村に戻りA、ナチュラルプール散策入り口までB |
11:00-16:00 |
ナチュラルプール、黒と青のナチュラルプールトレッキング |
16:00-16:30 |
ラヌヒラ村まで車で戻るC |
下の地図で青い線が車、赤い線がトレッキングコースということになる。一人のガイドとだけ話をして、他のガイドとの合い見積もりを取らずに契約するのが気が進まないのだが、車の費用も先ほど書いた通りに適正だと推察されたので、アルバートと契約することにした。
例によって事前にガソリンを買ったりするための費用として前金を欲しいと言われたが、前金で痛い目にあったばかりなので勘弁して欲しいと事情を話して、明日7時集合ではなく6時50分集合にして一緒にガソリンスタンドに行った時に前金を渡してあげるということで、この日は前金を支払わずにアルバートと別れた。
アルバートと契約してから、時間をおいて他のガイドにも車のチャーター費用を聞いてみた所、車だけでAr80000と言われたのでラヌヒラはまぁそんな値段でやっているらしい。
ということで、私たちは車を使って1日で見所を周ることにしたのだった。ちょっと贅沢コースである。
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