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2007.05.11 Vol.2
イファティーで夕日三昧
マダガスカル:イファティ |
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西に向いている海岸の魅力の一つは夕刻の景色だろう。イファティでも夕刻は毎日の楽しみだった。日没は午後5時半頃。5時頃から6時頃までは海に向かって夕日観察していた。毎日見ても、毎日違う表情なので見飽きることがない。そんなイファティーの夕日三昧の記録を一気に紹介したい。
○5月7日 到着した日。
この日の夕日は周囲に雲がなく、全体をオレンジ色に染めながらストーンと落ちる雄大な夕日だった。
○5月8日 雲の妙技
今日は雲が多いので夕日はだめかなぁと思っていたら、逆に夕日に染まる雲が刻々と色を変えていく壮大なショーを繰り広げて、昨日よりも面白い展開になった。
夕焼けを背景に漆黒の馬が駆け抜ける。たなびくように弓なりの繊細に舞う雲は、太陽の近くは燃えるようなオレンジ色に染まり、手前に来るほど赤みを増していた。
この日は太陽が水平線の向こうに落ちてからの変化も素晴らしかった。
日没直後、左側つまり南側は空の青色に溶け込むかのような淡いピンク色に雲が染まり、それが海にも反映して全体がピンク色に包まれる風景になった。
やがて、薄暮の訪れと共に薄墨色になっていく空とは対照的に雲は淡いピンクから徐々に赤みを増した燃え立つ赤オレンジ色に変化を遂げていったのだった。
日没前の午後5時20分頃から50分頃までのたった30分の間にめまぐるしく変化するのは雲があるからこそ。
○5月9日 ピローグとうろこ雲
おっともう5時半になってしまった。慌てて外に出ると、沈みかけた太陽の真上につぶつぶとしたうろこ雲がかかり、折りよくピローグ(伝統的な帆船)が通りかかっていた。
昨日ほどには劇的な色の変化はないのだが、それでも太陽の真上にあるうろこ雲が、落ちてもなお向こう側にある太陽に照らされてオレンジ色に輝く様が楽しめる日だった。
今日もオレンジ色から赤味を増していく所まで堪能。
○5月10日 水平線に並ぶ雲
雲があまりない日だったが、水平線に一列に低く雲が並んでいて、その変化が面白い日だった。
○5月11日
イファティで見る最後の夕焼けは初日と同じく雲の少ない、空一面が赤く染まる日だった。
わずかに太陽の上にコーヒーの湯気のように雲がひゅるひゅると舞っていて、それが一面オレンジ色かと思わせる空にちょっとした変化をもたらしていた。
とまぁ、こんな具合に夕焼けを楽しんで、午後6時頃に併設のレストランで本格的なシーフードフレンチに舌鼓を打つ。魚は新鮮、調理方法やプレゼンも凝っていて、メインとビールで一人予算700円〜800円でお腹一杯になるのだから夢のようじゃないか。
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