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2007.05.21 Vol.1
国内線の日程変更
マダガスカル:ムルンダヴァ |
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ムルンダヴァでやりたかったツィンギー・ド・ベマラハ国立公園の訪問も終わり、今日の午後はバオバブ街道を見に行く。そしたらもう、ここにいる必要もないんじゃない?
この周遊を始めるにあたって5月24日のムルンダヴァからアンタナナリヴ行きのチケットを購入していたのだが、予定通りに旅も進み、ムルンダヴァから行こうと思っていたベロ・スル・メールをやめてしまったので日程に余裕ができてしまった。あと、やるべきことは溜まってしまったサイトのコンテンツの作成くらいだ。宿泊費がより安く、食事の選択肢の多い首都アンタナナリヴに戻って作業した方がいいねぇ。ってことで、チケットの日付を前倒しすることにした。
マーケットがある村の中心からマダガスカル航空のオフィスまでは徒歩で炎天下歩くにはやや遠い距離。タクシーを使うとAr2000(約US$1)で行くことができる。この値段は宿のフロント係りの人が流しのタクシーをとめて交渉してくれた。ドライバーは、「あの辺りはタクシーが拾いにくいから、俺が待っていてあげて帰りも送るよ、待ち時間費用も含めてAr5000でどうだい?」と言ってきたが、お断りして片道で行くことにした。
マダガスカル航空のオフィスには係員が1人しかいないのに、お客さんは2組、我々は3組目の客だった。次が我々の番という時に、慌しくオフィスに入ってきた親子は、今朝同じ宿で朝食を摂っていたスコットランド人の親子だった。彼らも予定変更したいらしいのだが、時間がないという。お父さんは、なぜ一人しか係員がいないのかとイライラとして待っていた。
手続きはとても時間がかかる。待っている間にお兄ちゃんのオリバーと妹のオナーとすっかり仲良くなった。二人とも親の教育がいいのか、とても品よくすくすくと育っていて、いい子たちだった。
まぁ、そんな事もあり、私たちは時間はあるので、お先にどうぞ。と順番を譲ったのだった。ところが、彼らは現金を持ち合わせておらずVISAカードを受け付けないマダガスカル航空のムルンダヴァ支店にどうクレームしても、受けられないものは受けられないの一点張り。再びタクシーで銀行に行き、お金を引き出してここに戻ってこなくてはならなくなった。そういえば、私たちの前のグループも今銀行に走っているはず。マダガスカルのフラッグ・キャリアーたるマダガスカル航空でVISAカードが使えないなんて!と誰もが驚愕していた。
「折角順番を譲ってもらったのに、ごめんなさいね」とお母さんは謝って立ち去っていった。
で、私たちの順番。「明日のフライトに変えてもらいたいのですが」というと、2組続けてお客さんからクレジットカードが使えないことで叱咤されてきた係員には、ホッとする客だったのだろう、満面の笑みで対応してくれた。
そう、私たちのチケットは正規料金で購入したために日程の変更に何ら支払いが発生しないのだった。日本から来るお客さんでタイのバンコクからマダガスカル航空チケットを購入すると国内便は4割引になるし、ヨーロッパからだと5割引になる場合もある。こういう割引チケットを購入した場合、予定変更には手数料が発生するようなのだ。4割、5割も割り引かれたら、手数料が発生してもまだ安いかもしれないけれどね。そこの詳しいことはよくわからない。
今まで持っていたチケットの日付の部分にシールを貼って、明日の日付と便名を書き込んだものを返してくれて手続き終了。今までのお客さんの中では誰よりも早く終了した。
帰りのタクシーは思った通り、全く心配する必要がなかった。タクシーが拾えないどころか、マダガスカル航空のオフィス前の駐車場には客待ちのタクシーがずらり。選り取り見取りだった。といっても料金は同じ。Ar2000支払って街中まで戻ってきた。ローカルに対する値段よりはずっと高いのだろう、行きも帰りも運転手さんは上機嫌だった。
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