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2007.05.17 Vol.3
ムルンダヴァに帰る車を探して
マダガスカル:ベクーパカ |
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ベクーパカ到着2日目の今日、朝ANGAPで2日後に帰る人をキャッチできたらと思っていたのだが見つからず、やや焦りを感じてきた。
トレッキング終了後、村まで歩いていく間に見つけたホテル2軒を周って、2日後に帰る人がいたら同乗させてもらえる可能性がないかを探りに行くことにした。
4時間のトレッキングが終了したばかりで、日もまだ高い。これから宿まで3km、途中で他のホテルも周るともっと歩くことになるので、ここで冷たいコーラでも飲んで一服するか。
ANGAPオフィスから村に向かおうとする道の始まりは、キャンプサイトに宿泊する客目当ての食堂が数軒並んでいる。その中の一軒で冷たいコーラで喉を潤すことにした。
店には上半身裸で寛いで昼食を取っている白人男性がいた。彼はこれからオープンするホテルの出資者の1人で、ここに常駐してホテル建設の管理を他の出資者とともに行っているフランス人だった。まぁ、話のついでに、我々が車を探していることを言うと、彼の同僚が明日きて、おそらく1日でムルンダヴァに戻るだろうから、もし誰も見つからなかったら同僚に聞いてみることも可能だという話をちらっとしてくれたのだった。夫は全然この話を聞いていなくて、私がそんな事を言っていたといっても、聞き間違いだろうと取り合ってはくれなかったのだが。
まぁ、そんな会話もありつつ、私たちは他のホテルを巡るために席を立った。
1件目はまるでお客さんが来ていないということで、すぐに没。2軒目はRelais
des Tsingyという高級ホテル。フランス語で言われると「ホレ・デ・ツィンギー」と最初のRが喉にかかった「ホ」と聞こえる名前のホテルだ。私は最後まで発音できなかったが。ここには今日到着するお客さんがいるようで、英語の話せるすばしこそうな目をした若いローカルのフロント係りの女性が聞いてみてくれると約束してくれた。
しかし、こういう高級ホテルに宿泊するような人は、たとえ空き席があっても他の人間に座らせたくない傾向にあるんじゃないかと私はいぶかった。どちらかというとキャンプサイトに宿泊したり、安宿に宿泊している人の方が、我々の行動に対する理解は深いんだろうなぁ。
ま、だめもとでホレ・デ・ツィンギーに頼んでおいた。
それにしても、このホテルは高級を名乗るだけあってレストランの前にあるカフェテラスからの眺めが素晴らしい。
眼下には緑地が開けていて、そのずーーーっと先に小さく大ツィンギーの石灰石が微かに見えている。
こんなことでもなければ、決して足を踏み入れなかっただろう高級ロッジを訪ねて見学できたことだけで、良かったと思おう。
ホレ・デ・ツィンギーから村を抜けて、今晩の夕食を調達。昼のサンドイッチが1本残っているで、それにバナナとみかんを追加すれば夕食になる。ホテルの食事は高価な割りに、昨日の内容は全く満足できなかったので、自炊モードに切り替えることにしたのだった。
そこから更に1km奥に入って我々の宿がようやく見えてきた。
ふー、今日も疲れた。明日こそ車が見つかりますように。
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