夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2007.06.14 Vol.1
ケンドゥアビーチ訪問

タンザニア:ヌングイ

 ヌングイから岸沿いに2km離れたケンドゥアビーチに行こうと、昨日の午後兆戦してみた。しかし、ヌングイとケンドゥアビーチの間の海岸は、満潮になると水面に隠れて歩けなくなってしまう。昨日の午後の段階ではもう遅いということがわかった。

 ケンドゥアビーチに行く別の方法としては、ヌングイからミニバス(ダラダラ)に乗って、そこから徒歩で海岸に向かうとう方法だ。今朝はこの方法でケンドゥアビーチに行ってみることにした。

 私たちが宿泊しているのは、ホテルが立ち並ぶヌングイのビーチ沿い。そこから村を抜けてミニバス(ダラダラ)の発着所までは徒歩10分程度だ。

 116番のストーン・タウン行きの運転手にケンドゥアビーチに行きたいというと、ビーチそのものには行かないけれど一番近い所で降ろしてあげる。ただし、ビーチまでは2km近く歩かなきゃいけないよと親切に教えてくれた。

 ミニバスの料金はTs200(=US$0.16、2007年6月11日の換算レートUS$1=Ts1284を使用)だと聞いていたが、バスが走り始めて金を集めるコンダクターにTs500を二人分として支払うと、何もいわずにつり銭も返してこなかった。5分くらい走って降り際にTs100をつり銭で返すように言ったのだが、英語の話せる乗客が「一人Ts250だから」と横槍を入れてきて、まぁいいっか、とそのまま降りた。なーんだか、隙あれば多めにとろうという根性が見え隠れするんだよなぁ、ダラダラって。


ストーン・タウンからヌングイに向かう方向から撮影。
ケンドゥアビーチに向かう左手の未舗装道路には多くの看板が
出ているのでわかりやすい。
 降ろしてもらった場所から右手に伸びる未舗装の道をとにかくまっすぐ歩いて行くとケンドゥアビーチにたどり着くそうだ。

 言われた通りに道なりに歩いていく。向こう側に海が見える頃になると、ちょっとした分岐点で道が左右に分かれている所もあるが、ここまで来ればどうやっても浜辺にたどりつけるだろう。

 私たちも、もしかしてホテルの敷地内か?という場所を通り抜けて(誰にも文句を言われなかったのでそのまま通り抜けた)ビーチにたどり着いた。

 途中で出会った欧米人旅行者に聞くと、ケンドゥアビーチに向かう、あるいはケンドゥアに滞在してきたという人が多く、今はヌングイよりも人気が出ているような場所だ。人気の理由は見渡す限りに広がる広々としたビーチにあるのだろう。

 とにかく広い。左右への広がりも広いし、ホテルの建っている場所から水辺までの距離も長い。気持ちがせいせいする、そんなビーチなのだ。

 後で地元ガイドから聞いた話だが、パジェなど東側のビーチも潮の満ち引きが激しく、引いた時はホテルからかなり歩かないと海辺まで到達しないのだそうだ。東側ほどではないにしても、ここもかなりの距離引く浜辺だった。因みに、東側はもっと砂が細かいのでマディー(泥っぽい)感じで海草も多いので、ガイドさんのおすすめとしてはケンドゥアかヌングイなのだそうだ。そうか、良かった、ヌングイにして。

 長い海岸線を北に向かって歩いて行くと、
「SOS, Looking for HUSBAND」
というメッセージが砂に書かれていた。こういう出会いを求める人もケンドゥアに向かうのかもね!


 ホテルの間には、ほったて小屋のような土産物屋が並び、マサイ族の絵や象やキリンなどの野生動物の描かれたろうけつ染めの布や、木彫りの置物などを売る店が並んでいるが、午前中の今は、まだお客さんもいないし、店員さえいない店もたくさんあった。

 浜では漁師さんが網をつくろっていたりして、午前中のケンドゥアビーチは、人も少なくてのんびりしていた。

 広々としているのは夫の好みで、こっちの方がいいなぁなんて言っているが、私の好みはヌングイ。光線の加減か砂の細かさの加減なのか、ヌングイビーチの海の方が、より明るい色で水中は砂を巻き上げずに澄んでいるから美しく見えるのだ。私のビーチのプライオリティーは水の色と透明度。狭くても、目に映る色合いがきれいな方が好みだ。これは人によって分かれる所だろう。

 やがて見えてくるのが、高級ホテルに併設されている水上レストラン。海の色は、このレストランを境にこちら側がケンドゥアの色、向こう側がヌングイの色ときっぱりと分かれて見えるのが面白かった。


 それにしてもバス通りから歩いてたどりついた浜辺から、ゆっくりだが30分も歩いてきてしまった。本当は、ここの海に入って甲羅干しでもしてミニバスで帰ろうと思っていたのだが、午前中は少し冷たい風が吹いていることもあって、どうも水に入る気がせずに、ここまで歩いてきてしまったのだった。

 すると、前方から人がどんどんと歩いてくるではないか。観光客もいるし、地元の人もいる。振り返ると、これから同じ方向に向かおうとしている地元の人もいる。ん?もしかして、このまま歩いて行くとヌングイビーチまで歩けてしまうのではないだろうか?

 水上レストランの警備にあたっている男性に聞いてみたら、今の時間帯ならば引いているので、ここから20分も歩けばヌングイビーチに到達するだろうということだった。おお、それでは歩いて帰ろう。

 水上レストランの向こうからは、所々でサンゴ礁でできた岩が突き出すミニミニリアス式海岸のようなヌングイビーチに特徴的な風景になってきた。

 途中では非常に美しい黄緑色の藻が現れている場所もあったりして散歩しているだけで楽しくなってくる。

 10分も歩いていると、だんだんと海辺がこちらに近づいていることがわかる。徐々に満潮になってきているのだった。

 途中ですれ違った親切な年配の白人旅行者カップルは、私たちがケンドゥア滞在だと勘違いして、今からヌングイに向かうと帰りは満潮で帰れなくなるからやめた方がいいと注意してくれた。そのくらい、目に見えるスピードで浜辺は海に隠されていっているのだった。

 水上レストランの警備員のいう通り、20分でヌングイに到着。ミニバスで行こうとすると、ミニバス乗り場まで徒歩10分、ミニバスで5分、そこから徒歩で15分とややこしい道のりで行かなければ行けないのに、干潮時に海伝いに行くと何て近いこと。

 満干の間隔がよくわからないので、片道はバスになってしまったが、もっとよく宿の人に聞けば、行き帰りを海伝いで歩けるだろう。往復で40分、丁度いい散歩になる。


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