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2007.07.08
トーフのもう一つのお楽しみ!
モザンビーク:トーフ |
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アクティビティーの楽しみで言えば、トーフはオーシャン・サファリが筆頭に来ると思うのだが、トーフのお楽しみはそれだけではなかった。ミニバスが発着する村のマーケットがある辺りには、漁師あるいは漁師から頼まれて来ている仲買の男が、バケツにシーフードを詰めて売りに来るのだ。
ロンプラによればトーフでは食料を買い求め辛い場合があるので、その手前のイニャンバネで買って持っていこうと書かれているくらいだから、私達は食料調達に関しては一度イニャンバネ(ミニバスで40分)まで行かなきゃならない事を覚悟していた。
ところが、トーフには野菜を売る露天の店が少なくとも8店くらいある。全て2m四方くらいの商品代に商品を陳列して売る小さい店なのだが、短期の滞在なら十分に事足りる。
野菜売りは屋根のかかった下で地面から持ち上がった台の上で売る店と、その外側の地面で売る店があり、地面で売る店の方がやや安い。といっても、ヴィランクーロなどの物価に比べると高いのだが。
この野菜売りの道をはさんで向かいには、ビールやワインを売る店もあるし、石鹸・シャンプーなどの日用品を扱う店もある。
皆、何も買わないで写真を撮ろうとすると険しい表情になるが、何かを買うと途端ににっこにこで撮影に応じてくれた。
因みに、ここで売っていた白ワインはポルトガル産だった。地の利から言えば、南アフリカ産を買ったほうが安いはずなのにポルトガル産。昔の宗主国の名残が今でも続いているようだった。
加えて、地面野菜売りの前に出現するゲリラ的シーフード売り。これは期待していなかっただけに、本当に嬉しい驚きだった。
最初に見たのは、ここに到着した夕方だった。その時は、野菜売りの隣に女性がイカと海老とアサリのような貝のバケツを前に店番していたのだが、翌日の朝9時に言ってみると、昨日の品も又出ていたが、昨日はいなかった男達が立っていた。
彼らは店さえも広げていない。獲ってきた海産物をビニール袋に入れて売っている。まさに産直という感じだ。袋の中には、目がきれいに澄んでいかにも新鮮なイカが入っている。おお、買ったー。
女性の店も、夕方にはなかったアジのような小さめの魚が銀色に美しく光って並べられていた。
朝の9時が狙い目だ。
実は土曜日の朝はここでロブスターも見かけた。5〜6匹入っていただろうか。1キロ辺りの単価は1000円だった。
イカや貝と比べるとずっと高いので、「うむむ」と躊躇している間に、南アのダーバン辺りから来た金持ちインド人だろうか、さくーっと全部買って持っていってしまった。
それ以降、日曜日も月曜日もロブスターは出てこなかった。あー、食べときゃ良かった。格安だった。
この後、スワジランドで出会った南ア人から南アじゃぁキロ1000円では食べられないという話を聞いて、ますます悔しくなった。ところで、この南ア人からロブスターの調理方法を聞いたので、もしトーフで新鮮なロブスターが手に入ったら試してほしい。彼らは、南アの海岸で一定の金額を支払うとロブスターを自分で獲れるという場所を知っていて、そこで獲ったのを自宅で調理して食べるのが好きなんだって。そりゃぁ、おいしいでしょうねぇ。
で、彼らの調理方法。
ロブスターはまず真水に5分くらい漬けてしめる。海水で生きている彼らをしめるスマートな方法だ。それから背中の部分に包丁を入れて、バターとガーリックのみじん切りを詰めて、そのままガスコンロの上でグリルするのだそうだ。機会があったら、私達もどこかでやってみたいなぁ。
その他、マーケットで立っている男達に注文して魚を釣ってきてもらうという手もあるようだ。同じ宿に宿泊している南アから来た若者6人ぐらいは、レモンフィッシュと呼ばれる10kgはありそうな大きな魚を宿まで持ってきてもらっていた。3枚に下ろして、持参してきている両バサミのグリル金網で宿のキャンプファイアーを使ってBBQにしていた。
私が出会った限りの印象では、南アの人もかなり食いしん坊だ。スワジランドで出会った人たちもロブスターの食べ方を熱心に話していたし、トーフの宿で一緒だった6人組みもよくキッチンで出会って、お互いの料理を披露し合って楽しんだ。アフリカーンスを話していることから、彼らの祖先はオランダ人だと思われる。オランダ人系の南ア人とは気が合いそうだ。
新鮮な海産物、そしてそれを好む人々との出会い。トーフの魅力はアクティビティーに留まらない。
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