夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2007.08.29
ルサカの町並み

ザンビア:ルサカ

 ルサカはザンビアの首都だが、首都らしい繁華街は、今は使われていない線路と並行して走るカイロ通りCairo Rdの1km強くらい。

 カイロ通りから線路を渡って宿のある方向にに向かうと、途端に店が少なくなり、広い道路の脇にはポツリポツリと店が並んで郊外の町のようになっている。

 カイロ通り沿いにはいくつかの高層ビルがあり、路面には店がずらりと並んでいて、人通りも多い。

 しかし・・・。

 首都らしい華やかさってものが感じられない。高層ビルも60年代のデザインで現代建築っていうよりは、近代建築。外壁も煤けている。


 中には、変わったデザインのビルもあって、思わず何枚も写真を撮ってしまった。周囲を歩くザンビア人は「何をそんなに撮っているのか」と振り返って見る人も多いくらい、気にしていないデザインのビルだが、変わってる。

 カイロ通りの路面の店は、コピーやファックスを行う店や事務所的な店舗が多いイメージで、衣料品店や飲食店など華やかなイメージを作り出す店舗が少ない感じだった。人通りは多いんだけどなぁ。

 カイロ通りの中腹よりやや南寄りから1本西側に入った通り沿いに、私達がリビングストーンから到着したバスターミナルがある。

 ここから、北部のムプルング行きのバスも出ている。私達が使おうと思っている会社はJordanという会社。大きな屋根がかかっている下ではなく、その南側に点在する個別の建物の1つに事務所がある。ここで、明日発のバスチケットを購入。ここの会社以外のバス会社は、ムプルングに行く途中で転倒(!)することがあると、海外青年協力隊の人から聞いていた。

 大きな屋根のかかった建物の中にはいくつかのバス会社のチケット販売事務所と小さな売店が並び、出発前にサモサでも買おうという人や客を呼び込む声がして、カイロ通りよりも、むしろバスステーションの方が活気が感じられた。

 私達が宿泊している宿の辺りは、広い道路に挟まれた住宅街のような閑静な場所で、飲み物や食パンやスナックを販売している小さな商店が200m置きくらいにあるだけで、自炊に必要な食材は売っていない。

 一番近いスーパーは、宿を出て北上し、Great East Rdにぶつかったら右方向に250m進むと左手にあるNorthmeat marketの裏手にあるメリッサというスーパー。

 この一角はレストラン、小さな青物市場、スーパーなどが集まって、それなりに生活の活気を出している地域だった。品揃えがザンビア人の富裕層、あるいは外国人を対象にしていると見えて、ワイン、チーズ、調味料類など気が利いたものがあって驚いた。

 そして、Great East Rdを更に1km進むとマンダヒル・ショッピングセンターというのがある。

 SHOPRITEという南ア資本の大型スーパーマーケットを中央に据えて、左右にシャレた店がテナントとして入っているショッピングセンターで、人の賑わいはこちらに終結しているということがわかった。

 SHOPRITEは私達が購入したロンプラの情報によるとカイロ通り沿いにあることになっているのだが、今朝見に行ってみると火事でもあったのか、黒く焼け焦げた建物になっていて、SHOPRITEという文字も焼けて半分なくなっている状態だった。

 ということで、こちらに拠点を移したのだろう。同時に人の流れも変えてしまったのかもしれない。

 ショップライトにはなぜかわからないが、豆腐も販売されていたし、南アの製品でシャレたドレッシングの小さいパッケージなんかも売られていた。

 この後、ムプルングからフェリーでタンガニーカ湖を渡ろうとしていた私達は、ここでこのドレッシングやツナ缶などフェリー内でサンドイッチにできる物を購入したのだった。

 海外青年協力隊員の人に聞いていたザンビア人の給与金額で考えると、ショップライトで販売されているものはとても高額で日用食品として買えるとは思えない。それでも、多くの人がざらざらと買い物をして成り立っているんだから、よっぽど貧富の差が激しいのだろうと予想がつく。

 使われていない鉄道が町の中心に広大な面積をしめていたり、メインストリートが何か寒い感じだったり、平均的給与の人は手の届かない高級スーパーなのに人がいっぱい買い物をしていたり。何かアンバランスなことがたくさん行われている国、そんなイメージを凝縮した町がルサカだった。


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