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2007.08.30
マラリヤ治療薬最新情報
ザンビア:ルサカ |
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ルサカの宿でニュージーランドから来たお医者さんと知り合った。
このお医者さんはザンビアで働く知り合いのニュージーランド人医師を手伝うボランティアをするために来ているという話だった。
旅の話の情報交換をする中で、相手がお医者さんということもあり、私は先日、ザンベジ川でラフティングした時に大量の水を飲んでしまったという話をして、住血吸虫の可能性はあるのかどうかを聞いてみると、それはないだろうという答えが返ってきてホッとしたのだった。住血吸虫は肌から感染するので水を飲んだかどうかではないし、流れが澱んでいる所に生息するので、湖などが危険であって、ザンベジ川の急流にはいられないというのが、この人の判断。はー、良かった。
ついでに、マラリアに対してはどんな薬を飲むのがいいのかと聞いてみた。
マラリア蚊は、人間の飲む薬に対してもどんどんと抵抗力を持ってしまうので常に新しい薬が開発されているのが現状。今は何が一番新しいのか知っておきたかったのだ。
すると、その医師も自分用に買ったというCoartemという薬を紹介してくれた。ArtemetherとLumefantrineという成分が入っている薬で、マラリアの症状が出たら、1日2回を3日間、1回につき4タブレットを食後に服用すればいいのだそうだ。つまり24タブレット必要だという事になる。
ルサカでは24タブレット入りをZMK50000(=US$12.20、2007年8月27日の換算レートUS$1=ZMK4100を使用)で販売しているのだそうだ。
この医師いわく、従来の薬に比べると副作用がないのがいいそうだ。私達が持っているネフロキンなどは、予防薬にもなるのでマラリアになる前に飲むといいと言われていたが、服用した人の話では頭が重かったり、痛かったりして鬱陶しい気分になる。人によっては皮膚が荒れてくるなども聞いていた。そういうわけで、私達は「マラリアになったら飲もう」と予防薬としては使用していなかったのだ。
しかし、副作用がない薬があるとなれば益々いい。マラリアはアフリカのみならずアジアにもありそうなので、有益な情報として書き留めておいた。それにしても、何のメモもみずに薬の成分をサラサラとメモにして書いてくれて、お医者さんの記憶装置ってのはすごいなぁと感心した。
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