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2007.09.26
カンパラでお買い物
ウガンダ:カンパラ |
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ウガンダの首都カンパラには、次の目的地ネパールへ手配に手間取って9月6日から9月29日まで滞在することになった。
到着した当初はゴミゴミトした町並みに「うわー、アフリカっぽい所だけれど、欲しいものは何一つないような場所だなぁ」という印象しかない町だった。
しかし、人間慣れてくると不思議な物で、色々と欲しいもの(まぁ、大抵は必要なものなのだが)が見つかってくる。
私たちがカンパラでお買い物したのは、以下の6点。私(晶子)用のキテンジとコーヒー以外は必需品。中国人の事業者が多く住んでいるせいか、カンパラには実に様々な品物がみつかったのだった。
・電熱コイル 16日
・マグカップ 17日
・バリカンセット 17日
・ルウェンゾリコーヒー 19日
・メモリーカード 26日
・キテンジ 27日
○9月16日のお買い物
品物:電熱コイル
購入価格:Us3000(=US$1.74)
購入場所:タクシーパークの近く。Ben Kiwanuka St.とLuwum St.の交差点からWilliam
St.に抜ける人間しか歩けない細い道がある。その道沿いの左側に小さな家電ショップが並んでおり、そのうちの1軒にあった。
マグカップの飲み口に金具をひっかけて、カップの水の中にコイルを入れてから電源(Cタイプ)を入れると、コイルが赤く熱くなって湯が沸く。
日本を出る時に5000円くらいのを購入していたのだが、南米で一度も使わないまま、ブラジルのサンパウロの宿に寄付してきてしまった。アフリカでとても欲しくなった品物。台湾製のこの製品はエジプトから来た人も持っていて、普及しているようだ。また、ネパールのカトマンドゥではNRR105(約210円)で販売されていて、世界中200円くらいで買えるのか?
注意点は、決して空だきしないこと。水の中にコイルを入れずに空だきするとすぐに壊れるので、
コイルをマグカップに入れて→電源を入れて→沸いたら電源抜いて→しばらくしてボコボコという沸騰が収まったら(5秒くらい)コイルを抜くという順番を必ず守れば、すぐには壊れない。
○9月17日のお買い物
品物:マグカップ
購入価格:Us10000(=US$5.79)
購入場所:タクシーパークの近く。Ben Kiwanuka St.沿いの食器点。プラスチックの皿や陶器のマグカップが表に出ていて、ないだろうなぁと駄目もとで聞いたら出てきた。あるんだねぇ。
電熱コイルを購入したら、マグカップが2つ必要になった。1つは既にエジプトのカイロで、今年の始めにUS$5くらいで購入していた(上の写真のブルーのマグカップ)ので、同じような物が必要になった。
マグカップの1つでお湯を沸かして、もう一つでコーヒーをドリップさせたかったのだ。
ステンレス製で、断熱材の入っているタイプで、中に熱いお湯を入れても外側が熱くならないし、ハンドルもプラスチックなので熱くない。ステンレス製なので、上記の電気コイルも使える。蒸気を逃がす窓が開閉できるフタ付き。
品物:電気バリカン
購入価格:Us65000(=US$37.88)
購入場所:タクシーパークの近く。Ben Kiwanuka St.とLuwum St.の交差点からWilliam
St.に抜ける人間しか歩けない細い道がある。その道沿いの左側の小さな家電ショップでよく見かけた。
夫は髪を切りたくって仕方ないが、同時に、とにかくバリカンで5mmの長さのスポーツ刈りにされるアフリカの床屋には行きたくない。で、ぼさぼさのロングヘアになりつつあり、カンパラを歩いていてこのバリカンが目に留まったというわけだった。
近所の床屋の兄さんも買いに来ているくらいプロ仕様?いやいや、これは先進国のテレビショッピングや通販向けに作られた「ご家庭でも簡単に散髪できます」という商品が流れてきているに違いない。切りたい長さに調節できる数種類のアタッチメントと、櫛と、はさみと、バリカンの歯用オイル付き。コツを覚えればそこそこのカットができるようになる。
いざという時に、バックパッカー相手にこれで商売できるように夫の頭を題材に腕を磨こう。
○9月19日のお買い物
品物:ルウェンゾリコーヒーRwemzpro Coffee 500g
購入価格:Us8150(=US$4.72)
購入場所:大型スーパーのショップライトShoprite。
ケニアではDormansというブランドで数種類出ているコーヒーがとてもおいしかった。タンザニアのキリマンジャロコーヒーを使っているということで、味も酸味が強くてそれらしい。
タンザニアでは、キリマンジャロのお膝元のモシという町のコーヒーショップで土産物としてキリマンジャロコーヒーが売られていたが、ショップで飲むコーヒーが今一つだったしグランドした粉も高めの値段だったので、買わなかった。
以降、マラウィ、モザンビーク、スワジランド、南ア、ナミビア、ボツワナと記憶に残るほどおいしいコーヒーはなく、ザンビアのリビングストーンで買ったムナリコーヒーMunali
Coffeeが久しぶりにおいしいコーヒー。
そして、ここウガンダではカンパラでルウェンゾリコーヒーRuwenzori Cofeeがヒット。ウガンダとコンゴの国境に渡るルウェンゾリ山塊は4000mから5000mに至る山が集まっている場所で、名前からここで作られているコーヒーだと想像がつく。味は酸味が少なくコクがあって豆の味がグッとくる。コーヒー通の私でなくとも、おいしいと思えた。
この後、ウガンダを東に向かって移動し、ムバレという町で見つけたマサバコーヒーMASABA
Coffeeもこれまたおいしい。こちらはケニアとの国境にまたがるエルゴン山で取れた豆で、エルゴン山の麓の村を訪ねると、コーヒー豆が路上で干されていて、地元の人は気付けというか目覚ましに炒ったコーヒー豆を噛み砕く嗜好品が売られており、コーヒーがこの地に深く浸透しているのがわかる。
MASABAは500g入りUs6000(=US$3.48)。同じメーカーからSAVANNAHというシリーズも出ているが、これはMASABAと別のアラビカのブレンドで、私たちの好みではMASABAの方が勝る。
ということで、私たちが巡った限りでは東アフリカと南部アフリカではケニアとウガンダでおいしいコーヒーがたくさん見つかった。ヨーロッパや日本では見たことがないパッケージ。生産量が少なくてウガンダ国内やケニア国内でしか販売できないのかもしれない。でも、逆に言えば妙に大量生産されていないし、産地から近いのでおいしいとも言える。
○9月26日のお買い物
品物:キテンジ
購入価格:Us12000(=US$6.95)
購入場所:Nakivubo Placeという通りとNamirembe St.の角、スタジアムの東隣の地域にある衣料品店街。
ウガンダの伝統的な衣装というと、足首も隠れるような長さの長袖のワンピースにサテンのようにテカテカした帯になる。カンパラではそうでもないが、田舎に行くほど今でもこの衣装を着ている女性をよく見かけるし、カンパラの私たちが滞在している下町の衣料品店街でも多く販売している。
既製品は外国人向けの土産物屋にあるが、地元の人はオーダーメイドで注文するのが一般的なようだ。
私は宿で風呂上りに着られる、気軽なワンピースが欲しいなぁと思っていた。しかし、ウガンダの伝統的な衣装では帯が大仰だ。で、他にウガンダマダムがよく来ている衣装に目をつけた。キテンジというそうだが、お隣のコンゴの民族衣装だそうだ。こちらは既製品が多く見つかった。その場で試着してみると大分大きい。
「ちょっと大きいなぁ」というと、店員の女性は中から製作者を連れてきて「彼女が今すぐお直しするから」という。それなら買いましょう。丈を20cmくらい短くしてもらって、幅も両脇合わせて10cmくらいつまんでもらった。うん、いい感じ。お揃いの布のヘッドスカーフも付けての値段。
宿に戻って来てみて、宿の廊下を闊歩したらフロント係のアイーダも、レストランマネージャーの男性も、見知らぬウガンダ人のお客にも大うけ。めちゃくちゃ喜ばれて、こちらも嬉しくなった。
洗濯したら色落ちするだろうと思って、その対策を聞くと
・一抱えのたらいに水をはって、小さじ半分の塩を入れ、衣料をつける。
・10分ほどして繊維に塩が染みこんだら、軽く絞って陰干し。
・乾いたらアイロンをかける。
染料と塩化ナトリウムで化学反応を起こさせて、色素を定着させるのか?アイロンがけまでやったが、やっぱり色が落ちそうでまだ着ていない。しかも、とても派手でパジャマっていうにはもったいない気もしてきた。ああ、いつ着ようかなぁ。
○9月27日のお買い物
品物:SDカード(1G)
購入価格:Us100000(=US$57.94)
購入場所:ショッピングモールGarden City内のコンピュータ関連ショップ
ショッピングモールなんだけれど、衣料品はインド物ばかりが販売されていて、お金持ちインド人御用達のショッピングモールか?と思われた。
しかし3階には家電やコンピュータを扱う店が数軒あり、SDカードも扱っている。
10月にネパールで1週間以上トレッキングしそうだとわかった時点での問題は、メモリーが足りないんじゃないかということ。せっかく興奮のヒマラヤを見ても、思う存分写真が撮れなきゃ悲しい。ということで、安くないとは思いながら、ネパールで購入できるかどうかが不明だったので、ここで購入。ちゃんと機能している。
とまぁ、ウガンダでは思ったよりも電化製品なども見つかり、面白い買い物ができたのだった。
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