夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2007.12.13
マヤベイを含むシュノーケリングツアー

タイ:ピピ島

 ピピ島に到着してからあまりお天気が芳しくなかったので、シュノーケリングツアーに行くのを見合わせていたが、到着して3日目の昨日から何とか晴れ間がみられるようになってきた。

 そして到着4日目。この分なら1日お天気が持つかもしれないという予測をたてて先日目をつけていた旅行代理店に赴いた。

 先日、出発時間ぎりぎりに行ったらラストミニッツでB100安くしてくれると言っていたので、今日もちょっと遅めの10時25分くらいにでかけていったのだが、今日は天気もいいし客も集まっているようでラストミニッツのディスカウントはしないとおばちゃんは胸を張って言い切った。だめだったか。

 しかし、一人B450(=US$14.77、2007年12月10日の換算レートUS$1=B30.47を使用)を支払うと、先日下りなかった撮影許可がおりておばちゃんと写真を撮ることができた。これでよしとするか。

 10時45分になったらまた店にもどってきてくれと言われて、その辺りをぶらぶらして時間を過ごして店に戻ると、ある男についていくように指示された。先日はこの店の裏手の倉庫からフィンやゴーグルを出して貸してくれたのに今日は違うようだ。店の裏手伝いに男についていくと、数軒先の並びの店でフィンとゴーグルが用意されていて、この店の前から船が出るようだった。どうやらこの辺りの店は各々船を持っていて客をまわしあって商売をしているようなのだ。フィンはサイズが合うものがないというと、他の店からいくつか持ってきて合うまで試着させてくれた。隣組みたいな和やかな雰囲気の準備だった。

 徐々に人が集まってきて、どうやらこのメンバーで今日は1日行動するらしい。

 待合の目の前には穏やかで晴れ渡った海辺に船が並ぶ景色が広がっていて、今日も暑くなりそうな気配が既に漂っている。

 11時過ぎになると全員が揃ったので乗船することになった。海から船に上がる時のはしごもついているし、救命胴衣のオレンジ色も見えている。フィンもあわせたしゴーグルも一人1つ渡されている。天気も晴れているし、なかなか上々のスタートではないか。







 エンジンに舵がついたボートはバリバリと音を立てながら快調にメイン島のフェリー乗り場を後にした。こうして天気の良い日にながめてみると、フェリー乗り場のある湾っも海の色は美しく見える。


 ボートが出てから20分で第一シュノーケリングポイントに到着。ここはメイン島のロングビーチの沖合いになる。

 ここで今日の旅程を島で配っている無料の地図を使って簡単に説明しておく。今日は5箇所でシュノーケリングする予定で

@ロングビーチ沖
Aバンブー島(ランチ)
Bモンキーベイ
Cマヤベイ
Dマヤベイの反対側

となっていた。





 海の色から期待感が高まった@のシュノーケリングだが、海中に入ると透明度が低く、魚もあまりいない。水中に細かい砂が舞っているので、ここ数日の雨の影響もあるのだろうが、そもそもの透明度が今まで経験した美しい海(モーリシャス、ザンジバル島、紅海のハルガダ)と比べると落ちるんじゃないだろうか。

 あらら、ピピ島の海ってこんなの?

 ややがっかりしながら20分くらいで海をあがってしまった。

 11時50分に再び船が走り始め、めざすバンブー島に到着したのが12時45分だった。ここで昼食を食べて2時まで休憩だ。陸にあがってお昼ご飯が食べられるっていのはいい。

 上陸してみると、白に近いベージュの砂浜がずーっと続き、海の色もメイン島と比べると格段にきれいになって、誰もが「うわーい!」と歓声を上げたのだった

 お昼ご飯は発泡スチロールのお弁当箱に入った炒飯。船を下りると「好きな場所で食べてねー!後でフルーツも出すからねー!」と1人ずつお弁当を渡されて解き放たれた。

 え?お昼ご飯ってこれだけなの?と不満顔の人もいたが、ツアー料金安いからねぇ。ついているだけいいんじゃないでしょうか?炒飯ってのがアジアのツアーらしくていい。パリッとしたお米で案外おいしかったしね。

 お昼ご飯が簡単な分、ビーチで遊べる時間が長い。温かい砂浜に寝そべったり、どこまでも続くビーチの端を見極めにずんずん歩いて行く人もいたり。私たちは船からフィンとゴーグルを取り出して岸辺から泳いでシュノーケリングしてみることにした。

 ここは1番目のポイントと比べると魚の種類も豊富になり、驚くほどの数がいるわけではないが、そこここで魚が生活している姿が見られて楽しい場所だった。サンゴ礁は茶色や黄色っぽいものが多く、色鮮やかなものはないがバラの花びらのような形のサンゴ礁が美しかった。肉眼で見ると写真よりももっと透明度が低くて、魚の色もこんなに色鮮やかには見えなかった。写真で雑な色を取り除いて本来の魚の色を出してびっくり。肉眼で見たままを紹介するよりも、こんな魚が泳いでいましたという紹介がいいかと思い、きれいな色の写真を掲載することにした。

 午後2時になり次のポイントに出発だ。途中で海からにょきりと生えたような巨岩の横をいくつか通る。この景色もこの周辺特有のもので面白い景色だった。

 しかし、この時間になると再び空一面に雲が発生し始めて色彩が落ちてしまったのが残念だ。

 2時半にモンキーベイに到着。


 ここは再びメイン島の一角なのだが、フェリー乗り場の裏側になっていて、フェリーポートのある側よりはずっと美しかった。名前の由来は猿がいるっていう単純なもので、あまり広くないビーチはすぐに森へ続き、観光客から餌をもらいたい猿が徘徊していた。

 小さな浜辺なのだが焼きトウモロコシや飲み物を販売する露店が1軒あり、そこで食べ物を買った観光客を狙って猿が来ているのだった。

 ここでの滞在時間は45分。ここも浜辺から泳いでシュノーケリングをしてみると、最初のポイントでも見られた黒と黄色の縦じまの魚がたくさん泳いでいた。最初のポイントよりは透明度が高く、バンブー島よりは低いといった感じだ。両手をヒラヒラとさせると餌だと思って魚が寄ってくる。

 3時15分にモンキーベイを出て、いよいよマヤベイに到着したのが3時40分。ピピ島はどの島もとても近くに存在しているのだった。


 レオナルド・デカプリオ主演の「The Beach」という映画を見ていないということもあり、映画にまつわる感動ってものはないのだが、それでも今日訪れた中ではやはり一番きれいなビーチだった。というのも砂の色が他と比べると白いのだ。サンゴ礁の死骸でできているからだろうか。砂が真っ白なので、その色を移している海面もミルキーなエメラルドグリーンでとても美しい。

 入り口の両脇に巨岩が迫った湾なので、湾の中は遠浅で波もほとんどなく静かだというのも、この美しさの要因の一つだろう。もっと天気がよければ美しく見えるのだろうというのが残念な点だった。

 マヤベイからのある島はこのビーチのある部分が一番細くなって2つの円が重なった形をしている。ビーチから島内に続く遊歩道を歩いて行くと、すぐに反対側の海辺に出られた。

 こちらはゴツゴツとした岩場で裸足で来た人は海辺までたどり着けなくて退却。サンダルを履いてきた私たちは岩の上を乗り越えて、洞窟のような所を潜り抜けて向かい側の海辺に立った。こちらは砂場はまるでなく岩からすぐに海になっている場所。あまり人が立ち寄らないせいか、水質はこちらの方がよりクリアーで美しかった。巨石に囲まれてやや薄暗い向こうには、また海のなかからニョッキと突き出た岩があり、面白い風景だった。


 しばらく観察して楽しんだが、フィンもゴーグルも持ってきていなかったので、海にはいることはせずに元来た道を戻ってマヤベイに引き返した。

 マヤベイは遠浅なのでシュノーケリングで泳ぐとずっと先まで魚が近くて見られた。

 下の砂が白いし、水深が浅いので魚の色も他よりは色鮮やかに見ることができ、これで晴れていたらもっと良かったんだけどなぁ。


 午後5時にマヤベイをあとにした。

 今日はもう終わりかと思っていたら、最後にさっき島内の歩道を伝って出た向こう側の海に船で回りこんで最後のシュノーケリング。

 ここの写真がないのが残念なのだが、魚の数は少ないが今日一番美しい水質のポイントだった。天気に恵まれて暑ければこの時間でもまだまだ楽しめるのだろうと思うが、今日は午後から曇っていたために、夕刻のこの時間ともなると水温がやや下がって皆あまり海に入りたがらない。最後のシュノーケリングでは全員は入らず希望者だけ。時間も短かった。

 このツアーは一覧的に色々なビーチを回れるのがいい。長期滞在するのなら、この中から気に入ったビーチを選んで今度はそのビーチだけを目指してボートタクシーで行くのがいいんじゃないだろうか。ただしボートタクシーは今日のツアー代金よりも高いのでできるだけ人数を集められればそれに越したことはない。いっそのことドミトリーのある宿に宿泊したら仲間をみつけやすいかもねぇ。

 ツアーとしてのコストパフォーマンスはまずまず。あとはお天気かな。やっぱり快晴を狙って行きたかった。


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