夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
目次Today's imagesTravel sketch食の楽しみPeopleAccommo旅行費用
Excursion移動の記録旅先で住むとしたら更新履歴日誌問合せAbout usENGLISH
北米
アメリカ合衆国
メキシコ
中米
ベリーズ
グアテマラ
コスタリカ
南米
ペルー
ボリビア
アルゼンチン
チリ
ブラジル
ヨーロッパ
スペイン
フランス
イギリス
オーストリア
ハンガリー
ブルガリア
中近東
トルコ
シリア
ヨルダン
北・東アフリカ
エジプト
ケニア
インド洋
モーリシャス
北・東アフリカ
マダガスカル
タンザニア
南アフリカ
マラウィ
モザンビーク
スワジランド
南アフリカ
レソト
ナミビア
ボツワナ
ザンビア
アジア
インド
ネパール
タイ
オセアニア
オーストラリア
 
2007.12.23
チェンマイトレッキング第3日目

タイ:チェンマイ

 第一泊目よりは暖かいとはいえ、明け方は少し冷え込みがあった。

 朝7時半頃起き出してみると、ガイド氏が朝食用のお湯を作るために火をおこしていてくれて、そこが暖かいものだから犬が寄ってきている。昨日の夜に洗濯したものは、湿気のせいか全く乾いていないので、これも火のそばに持ってきて乾かすことにした。

 朝食はやっぱりトーストとスクランブルエッグで9時半。

 今日は10時から象に乗ってお散歩から始まる。10時過ぎに頭に籠を乗せて数頭の象がやってきた。誰かに手綱を引かれるわけでもなく、「時間になったらか集まってきた村人」風情で歩いてくるのが面白い。

 宿泊所の前にある広場には2ヵ所の象乗り場があり、人間は階段を7、8段あがったステージから象の頭の上の椅子に乗り込めるようになっていた。

 一頭の籠に大人二人が座る。大丈夫かしら?

 うちの象は鼻が思いらしく、スキあらば鼻を象乗り場のステージに乗せて調教の兄さんに降ろしなさいと怒られていた。こーすると楽なんだねー、きっと。









 3頭の象に2人ずつが乗り込んで準備完了。イギリス人の軍人は棄権。後で聞いたら「だって高くて危ないじゃない?」って、あんた本当に軍人なんかい?

 最初の一歩だけゆらっと揺れるのだが、後は安定して歩き出す。途中から丘に上り始めたのだが、これがなかなかドキドキする。傍から見ているよりも頭の上は傾斜を強く感じて、後ろ向きに倒れそうな感じがするからだ。

 丘の道は細いのだが、象君は歩きなれた道とみえて恐れずにすいすいと歩いていった。ただし、真ん中を歩いている私たちの象君だけはいつも道草。これ、道草食うんじゃない!食い意地がはっている私たちには食い意地がはっている象でお似合いちゃぁお似合いなんだけどね。

 象の前後に調教師というか象ガイドがついていて、こうして道草をくったりすると足元に向かってパチンコの石で先をうながす。あんまり言う事を聞かないと体に当たるようにパチンコ攻撃。こうして私たちの象君は時々攻撃を受けながらもゆっくりと歩くのだった。

 こうして川沿いの丘の上の道をずっと歩いてきたら、今度は川沿いに下りていく。上るときもかなり傾斜を強く感じたのだが下りるときはもっと強く感じる。何もしないと前に振り落とされそうになるので、椅子の背もたれに腕を絡み付けて象の頭で足をふんばっておとされないようにする。キャーキャーと歓声があがってここが一番盛り上がった。

 丘を下りて平坦な道をしばらく進むと高床式の小屋がある。丁度私たちが座っている所と同じ高さに設置されている。ここでは象にやるバナナを売っていて、私たちも現金を持っていたら買ってあげたかったのだが、あいにく持ち合わせがない。

 「ごめんねー、お金ないからねー」

 といっても食い意地のはっている我が象には通じるはずもない。小屋で立ち止まって待ちの体勢。いつまでも私たちがバナナを買わないので、こちらに向かって鼻を持ち上げて「はい、バナナ、バナナ、バーナーナー、ブヒーっ」と催促してきた。

 象使いがやってきて「ほら、行くぞ」と耳をひっぱってもびくともしない。店のおじさんは根負けして無料でバナナを一本くれてやっと歩き出したのだった。

 歩きながらも、時々恨めしそうにこちらに鼻を上げてきて「もっとあるはずでしょ、いつもはもっともらえるのに、おかしいよ今日は!」と抗議。いやー、参った、参った。でもちょっと可愛い。

 ここからまたちょっと下ってUターンして川沿いの道を出発地点まで戻ってお終い。

 なかなか楽しい1時間だった。




 さて、最終日の今日は忙しい。象から下りたらすぐに荷造りして11時半からはラフティングの準備開始。

 人生でもう2度とラフティングはやりたくないとザンビアで誓ったはずなのに、もうラフティングやるはめになっている。大丈夫かしら?

 装備はヘルメット、ライフジャケットとフル装備、靴は脱いでいけ、貴重品含めて荷物は車で別送するからと随分と厳重な安全体勢でのぞんだラフティングは、「へ?どこに波があるんですか?」っちゅうくらい軽いラフティングだった。歓声があがったのは約2ヵ所。それもちょぼちょぼなくらい。よかったー。ラフティングと聞くとまだトラウマが抜けていない私たちにもできるレベル。

 ラフティングである地点に到着して一旦陸に上がったら、今度はヘルメットとライフジャケットは返却して川に戻り、そこからいかだで川下りだ。

 いかだの上に等間隔で立たされて、一番前で船頭さんが竿を操って進んでいく。全員足を肩幅に開いて立って進むってスタイルがどうしても笑える。

 この辺りの川はとても浅いのでこうしたいかだのスタイルが伝統的になっているのだろう。途中でくたびれてしまったので、皆しゃがみこんだり寝っころがったり好きなポーズになってきた。いかだに寝転ぶと下からゆらゆらと水が染みあがってきて丁度気持ちいい。ちょっと沈みながら進んでいるんですね、いかだっていうのは。

 こうしてゆっくりと川を下って午後1時半に終了。ここでお昼ご飯を食べたらツアーはチェンマイに戻るだけとなった。

 最後のお昼ご飯は米でできた半透明の平打ち麺を使った焼きそばとフルーツ。この焼きそばがとてもおいしくて最後にインスタントラーメンじゃないって所がちゃんと人の心を読んでいるっていうか、ぎりぎり満足感を出しているサービスだった。

 ということで3日間に渡るツアーが終了。うーん、どうだったのだろうか。こうしてあらためて記録を見てみても、あんまり見所もないし3日はやり過ぎだったかなぁ。村に1泊するのは面白い体験だと思ったので、1泊2日で2日目にラフティングといかだで終了というのがいいんじゃないだろうか。あと、心残りはこの辺りに住んでいる首長族の村を訪れていないこと。チェンマイから日帰りのツアーで首長族を含むいくつかの少数民族を訪れて、象に乗って、ラフティングしていかだに乗るというツアーがある。宿泊したGreen Guest Houseで予約を受け付けていた。この1日ツアーだけでもいいかもしれない。

 最後に記念撮影。3日間にしてよかったのは2日目からぐっと人数が減ってメンバーと色々な話ができたことだ。タイの異文化を体験するというよりは、各国の旅行者と深く交われるという意味でなら3日間も悪くない。




このサイトを友人に知らせる
目次About Us免責事項著作権とリンク
(c)2005-2006 海外生活実践研究会 All rights reserved