夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2008.01.07
図らずもシドニー観光2日目

オーストラリア:シドニー

 シドニー郊外にブルーマウンテンという景色の面白い場所があるらしいということで、朝から張り切ってお弁当を作って駅まで行ってみた。

 ところがブルーマウンテン行きの電車というのがそんなに頻繁に出ておらず、10時に駅に到着した時には次の電車が11時台、ブルーマウンテン到着が午後1時過ぎになることがわかった。あらら。

 ということでブルーマウンテン行きは明日に繰り延べて、急遽、シドニー観光2日目とすることになった。

 今日は、昨日、歩きつかれて行けなかったチャイナタウンとダーリングハーバーに行ってみよう。歩き始めは中央駅だ。

 中央駅からダーリングハーバーに向かおうとするとすぐにも道の両側に中国語が見えてきて中華街が近くなっていることがわかる。

 旧マーケットを改装したショッピングモール内は作りは他のショッピングモールと同じように、建物の中にテナントが入っているのだが、その品揃えや店構えがどことなくアジアの雰囲気を醸し出していて、廊下にすえられたソファーに座っている人も中国人が多い。ふっと、自分がどこにいるのかわからなくなるような場所だった。

 それに比べると赤い門でいかにも中華街がここから始まるという通りは、両脇に中華料理の店が並んでいるものの、道も樹木が植えられて広くて整然として、他の国の中華街に見られるような猥雑さというか活気が感じられない。ロンドンの中華街に行った時も似ていたなぁ。英国というパワーに去勢されてしまったような中華街だ。中華街といえば「安くておいしい中華料理」が定番の印象なのだが、ここにおいてはそれもなく、単に中華料理店が並んでいる通りであまり魅力を感じられなかった。

 このすぐ先がダーリングハーバー。

 公園には観覧車がおいてあり、その周囲には様々な噴水が夏の日光に輝いて涼しげだった。

 ここの噴水は新しい感覚のデザインで、あまり肩肘がはっていないのに洒落ていて気持ちが和む。

 噴水っていうと、より高くより大量の水を使ってみたり、音楽に合わせてくねったり踊ったり、夜になるとネオンで様々な色に照らされてみたりというのは目にした。

 しかし、ここの噴水のようにしょぼしょぼと出ているのだが、様々な形があってそれが時間とともにさりげなく形を変えているのは「私が噴水でございますーーー!」と強く主張していないだけに樹木が影を落としてくれているように気持ちがいい。

 噴水デザイナーっていう分野があるのかどうか私にはわからないが、噴水も進化しているんだなぁとこれを見て感心した。

 ここを抜けるとダーリングハーバーに出る。この湾を取り囲むようにショッピングモールや水族館や博物館があるわけだが、私たちはそうした都会の海を見ながら持ってきたお弁当を食べることで観光終了。

 ショッピングモールで欲しいものはないし、アミューズメントにお金を払ってまで入りたくもない。

 シドニーはビルの形が変わっていて格好いいし、ここからこうやってお弁当を食べながら見ているだけで十分に楽しめる。

 ダーリングハーバーを左手に回り込むと海の上に作られた橋がある。上にモノレールも走っている場所だ。

 この橋をシティー、つまり東側へと渡ってみると、橋の先に近代的なビルと上の方が膨らんだAMPタワーとが見えてくる。ここからの眺めもかなりカッコいい。シドニーっていうのはカッコいい街なんだなぁ。

 ということで、この橋を渡るとシティー内部に戻るので地下鉄に乗って一度宿に戻った。

 午後1時かぁ。まだ時間がある。

 カーッと照りつける日差しで、ビーチが恋しくなった。よし、ボンダイビーチに行ってみよう。

 宿からボンダイビーチへは再び地下鉄に乗り、ボンダイ・ジャンクションで降りてそこからバスで行く。ボンダイ・ジャンクションでバスがボンダイビーチ行きのバスが来たので乗ろうとしたら事前にチケットを購入していないと乗れないらしい。多くはシドニーに到着したばかりの観光客で、私たちも含めてどやどやとチケット自動販売機に行ってチケットを買う列ができあがった。こなれたビーチ行きのいでたちをしているイケテル兄ちゃん、姉ちゃんも、実はボンダイビーチ初めてってことがバレちゃってちょっと恥ずかしそうだ。あはは。バスはすぐにやってくるので、1台逃してもそんなに時間のロスはなかった。

 ボンダイビーチにはおそろしく人が多かった。大きく湾になっているのだが、長さだけでなく奥行きも広いビーチには人・人・人がだーーーーっとねそべっている。

 近づいてみると、こんなに都会から近いのもかかわらず水の色がとても美しくてきれいな海だった。この後、ケアンズまでバスで北上してオーストラリアの東海岸を点々としていったのだが、これほど美しい色の水だったビーチはあまりなかった(他の場所では川から泥色の水が流れ込んでいる場所が多かったので、どうしてもこういう色になっていなかったのだ)。

 サーファーも多く出ているのは波が高いからだ。入ってみると一度で熱が奪われる程に冷たい水だった。

 もっとも水温は日によって大分違うらしい。この日の水温はとても低かったが、2007年の年末に訪れた人の話ではずっとつかっていられるくらいに温かかったということだから、常に冷たい水の海というわけでもないようだ。

 私たちは浜辺で体を火照らせると、時々海に3分くらいつかって冷たさを楽しみながらボンダイビーチで2時間程を過ごして帰ってきた。体は強い日差しですぐに乾いてしまうので、帰る前に体と水着を日に晒して乾かしてから帰ったのでビーチでシャワーも浴びていない。水着に服を着て電車とバスでビーチに行き、そのまま帰ってくる。何て気軽なビーチだ。

 シドニーに到着してすぐ、海水パンツ一丁でサーフボードを小脇に抱えた青年がはだしで地下鉄に乗っていてびっくりしたものだ。日本で考えると新宿から渋谷に向かう地下鉄にそんな人がいる感覚だった。でも、こうしてボンダイビーチの気安さを体験してしまうと、彼の行動も理解できるなぁ。

 こうして2日目の観光もなかなか充実。どこに行っても道も交通もトイレも整備されて美しい街シドニー。物価をのぞけば快適な場所だ。


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