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2008.01.11
ニューキャッスルで何をする?
オーストラリア:ニューキャッスル |
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シドニーから車で2時間半という近さのニューキャッスルに滞在する旅行者は、何を目的にここに来ているのか?
一つは、私たちも行ったハンターバレーへのワイナリーツアー。シドニーからの日帰りに比べると、ここからは1時間15分くらいでワイナリーに到着するので長い時間ワイナリー地域に滞在できるのが魅力だ。
もう一つは、50km北部にあるポートステファンPort Stephensから出発するドルフィンウォッチングツアーに参加するという人が多かった。
そんなくらいかなぁ、ニューキャッスル。ニューキャッスル自体には見所というべきものはないが、海沿いの町なのでいくつものビーチがあり、宿や駅から一番近いものでは徒歩15分。
海辺というとビーチリゾートを想像するのだが、ここのビーチ周辺にはまったくリゾートの香りはない。海が始まる直前までマンションがあり、近所の人が集まっているというビーチだ。
屋根のかかった椅子、アイスクリームや飲み物やスナックを販売する店、無料のシャワーとトイレが一塊になった施設の目の前がもう海。
集まっているのは近所の中学生、高校生という感じで、観光客らしき姿はあまりない。
このビーチを左に歩いて行くと、海の水を引きこんだ天然プールが2つあった。一つはほとんど水のないような浅瀬から始まって、せいぜい大人の膝くらいまでのとても浅いプール。小さな子供達にとって、泥んこ遊びとプールが一緒になっている魅力的な場所。
もう一つはもっと深くて四角く仕切られたプールなのだが、底が砂地になっている。プールの向こうはすぐ海で白い波頭が見えている。
こちらは、どんどんと泳ぎたい大人や海の荒い波のない静かな場所でゆっくりしたいという人が集まっていた。
南国リゾートホテルに行くと海の見える場所にプールというのはよくあるのだが、市営で誰でも入れるこんな大きなプールでは初めて見た。ありそうでない。
この大きなプールの向こう側は岩の多い荒々しい風景になっていて、海水浴客は誰もいない。
オーストラリアでは黄色と赤の横じまの旗が2本たっている間だけが水泳可能地域となっている。この旗の間はライフセーバーが目を光らせているので安全だというわけだ。
波の荒いオーストラリアではライフセーバーの目がないと海水浴は難しいのだろう。
プールの向こう側は海水浴客はいなかったが、カイトサーフィンを楽しむ人が多く見られた。強い風と高い波、サーファーにとっては魅力的な場所のようだ。
ざーっと見渡して、私たちは最初に見たビーチに寝転んで数時間を過ごした。シドニーのボンダイビーチもそうだったが、ここのビーチもこんなに街中にあるにもかかわらずとってもきれい。波が荒く海水温度が低いのもボンダイビーチに似ていた。それにしても狭い「海水可能区間」にうんじゃり地元の若者が集まって、大きな波が来るたびに歓声を上げて飛び上がるのを見ているのはなかなか面白い。
このビーチを目指してわざわざ来るような場所ではないが、ワイナリーやポートステファンと絡めてここに滞在し、ビーチに立ち寄るのは悪くない計画だった。
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