夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2008.02.04
ケアンズでの日々

オーストラリア:ケアンズ

 今回のオーストラリア東海岸訪問は時期を全く間違えていた。

 完全に雨季だ。時折晴れ間が見えることもあるのだが、降る時は激しく降る。こんな調子ではせっかくのグレートバリアリーフもアーリービーチから行ったホィットサンデー諸島のように海中が濁って楽しめないかもしれない。

 というわけで、今回のケアンズ滞在は町をぶらつくだけに留めたのだった。滞在した3日間を簡単にまとめる。

○第一日目
 到着した次の日、ケアンズは憂鬱な曇り空から始まった。前回訪れた時は日本からのグループツアー参加だった。乾季で、やれキュランダだ、やれグレートバリアリーフにシュノーケリングだ、はい、ここが大橋巨泉さんのOKショップだと日々忙しくて、あまり町の印象がなかった。

 今回は、まず食材探しから。昨夜バスが停車したのは宿のある場所から1本隣通りで大型スーパーがある。そこに行こうと宿を出たら、野菜を抱えた人が行き交っていた。聞けば、ギリガンズという滞在している宿の右隣で金・土・日とマーケットをやっているのだった。

 広いオープンスペースには小さな野菜屋さんがズラリと並んでいる。

 スパイス屋、コーヒー豆屋などオーガニックを売り物にしている特殊な店が何軒かあるがほとんどが野菜だ。

 店主はベトナムや中国やタイの顔付きのアジア人と白人。白人も様々な国からやってきた人々だろう。多民族国家オーストラリアという感じがした。お店によって扱っている商品が多少異なり、アジア系の店には空芯菜やパクチーなどアジア系の野菜が充実していて、白人系はアボガドやじゃがいもが多いし安い。こりぁ楽しい。十分に吟味して必要な野菜を買ったのだった。アボガドも欲しかったのだが、ここで扱っているアボガドは皆グリーンの物で、スーパーにある黒い物に比べると非常に安いのだが、すぐには食べられない。店のおじさんによれば部屋に1週間置いておくと自発的に熟成して黒ずんで食べごろになるそうだ。

 このマーケットのある場所と同じ通り沿いにはアジア食材店があった。ここには日本の各種カレールー、キューピーマヨネーズ、まぁ当たり前にキッコーマンを初め、タイ、中国、韓国のスパイス、たれ、麺、冷凍食品などがおいてあり、ケアンズのアジア人滞在比率の多さを実感させる店だった。

 ここから町の繁華街をぶらぶら抜けて海岸に行く。ケアンズは沖まで湿地のような泥の海岸で泳ぐ場所がない。そこで人工のラグーンを作って、そこで泳いでくださいということになっていた。10年前に来た時にはなかったなぁ。

 曇り空にもかかわらず、ラグーンにはゆっくりと過ごす観光客の姿がちらほらと見られた。












○第二日目
 今日も曇り、雨。とりあえずシュノーケリングツアーの相場くらいは知っておこうとあちこちの旅行代理店を見てまわった。

 大型の船でグレートバリアリーフに常設されたポントゥーンという浮島まで行き、そこでシュノーケリングするツアーは日帰りでA$93〜145。同じ内容のツアーに見えても、代理店によって微妙に値段が違ったり、インターネットで申し込むと安かったりしていた。日本人がよく利用しているらしいナビツアーのインターネットでの申し込み価格がA$93で一番安かった。それよりも安かったのは道端にいくつか立て看板を置いてあり「最安値」を誇っている会社だった。

 オフィスは現代アートギャラリーのもっと左にあって街中からは20分ほど歩く場所だったが、入り口にヘブライ語で何やら書かれているのを見るとここが本当に最安値だということがわかる。世界中でコストパフォーマンス度外視で最安値だけを追求するのはユダヤ人と日本人と相場が決まっているのだ。しかし、ここには日本語の表示はなかった。オーストラリアでは安さだけを追求する日本人よりも、もっと贅沢なワーホリ組みがいるせいで最安値イコール日本語ということにはなっていなかった。安いといってもナビツアーよりも数ドル、確かA$90くらいだったので言葉の不便さ、代理店のロケーションの不便さを考えるとナビツアーに行くだろうな、普通。

 私がいいと思ったのは、A$119のPassoingという会社(ウェブサイトはwww.passions.com.au)。値段はちょっと高めだが、パンフレットには地図でどこにシュノーケリングに行くのか、昼食には何がついてくるのかなど細かく書かれているし、大勢の人が集まるポントゥーンには行かないことになっていて、昼食だけでなくモーニングティーとアフタヌーンにはチーズとティーのサービスが付く。行っていないので実際どうかわからないが、各社のサイトやパンフレットを見比べて一番魅力的に思えた。

 ツアーの調査が終わると、先ほど通りかかった現代アートギャラリーが気になって足を運んだ。洒落た建物で入場無料だが、館内は撮影禁止。作品だからね。

 作品は何人かの作家によるものだったが、素材や色の使い方がオーストラリアらしくて期待以上に面白かった。そんなに作品数がないので15分もしたら終わってしまうのだが、こんな場所でアートに触れるとは思ってもいなかったので面白かった。









 宿への帰途、大型スーパーで電子レンジ用炊飯器を購入。

 韓国人たちが愛用しているようで、アーリービーチでついに韓国人に尋ねてみたら「大型スーパーにあるよ」と教えてくれたのだった。

 この容器に米を入れてといで、鍋でふかすのと同じくらいの水を入れて電子レンジで20分。マックスで5合くらい炊けるようだ。この後、何度か使ってみたのだが、あらかじめ米を水につけておくとふっくらするのと、少ない米で炊こうとすると20分では水分がなくなりすぎて固まってしまうので、量による時間調節が必要なことなどがわかった。これはこれなりに、ちょっと研究しないと使いこなせない。ということでコンロ炊き大臣の夫としてはこの容器は究極の場合(例えばアメリカで部屋にレンジしかない時など)にしか使わないだろうと宣言。ま、お任せします。

○第三日目
 とかくインターネット使用料が高いオーストラリアだが、ケアンズの町の中心にあるビル2階の旅行代理店にあるネットは1時間A$1と安い。

 自分のマシンをつなぐこともできるので、時間をたっぷり使って作業ができた。

 今日は同宿の日本人に頼まれて代理で旅行代理店に列車チケットを取りに行ってきたのだった。彼らはシュノーケリングのツアーを入れてしまって、ツアーから戻った時間には代理店は閉まっており、明日は代理店が開く前に出発しなければならない。

 この件を依頼された時は、随分と簡単に人に物を頼むなぁとちょっと驚きの境地だった。代理店の人に宿まで届けさせるなど、もっと他に方法がないのだろうかと思った。しかし、ナビツアーという代理店に行ってわかったのだが、ここの受付の女性達には妙に冷ややかな空気が流れていて、そんなルール以外の要望には「一切」応じられませんというオーラが電子レンジ内の電磁波くらいつよーーーく漂っていたのだった。私たちに頼むのが究極の選択肢だったんだろーなー。

 ということで、お礼に納豆を頂いた。久しぶりの納豆、かなりおいしい!

 とまぁ、こんな感じで到着した翌日から出発の前日までの3日間は街中散策。ケアンズは全然広くないので1日、いや半日もあれば見終わってしまう。私たちはたまってるサイト更新作業がたくさんあるので、丁度よかった。少し作業しては町をぶらつくことができた。


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