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2008.02.17 Vol.2
半島トレッキングでかなり気分上昇〜後半
| ニュージーランド:カイコウラ |
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美しい小さな湾の向こうで見つけたアザラシコロニーは、先ほどの駐車場から見るコロニーよりはずっと近くでアザラシが見られた。
ほー、やっぱりこっちまで歩いてきて良かった!
一番近いアザラシまでの距離はほんの2、3メートルだろうか。その先の岩にもポテポテと寝転がって総勢8名様くらいが呑気に昼寝をしていた。
私たちは特別にアザラシファンというわけではないのだが、それでも、このあまりに呑気な光景には思わず笑顔が浮かんでしまう。その場にいる人は、こうした笑顔を浮かべつつアザラシを起こすまいとヒソヒソと声をひそめて話しているのが又よかった。
こうしたアザラシの寝顔を堪能してから再び美しい湾岸を通って、ミニピラミッドの横を通って、きつい坂を登って上に戻ってきたのだった。
ここから先、道は緩やかながらも確実に上り道になっていった。そして、最後に急に隆起した小山を5分くらい上りつめると恐らくこの半島で一番高い場所に到着する。
こんなに登ってきたのだから、さぞや美しい景色が見えるだろうと期待しながら登ってみたのだが、この小山から見る景色は下で見るものとさほど変わらず、海面が近くに見えていた分、下で見ていた方が美しく見えるくらいだったのには、ややがっかり。
ここから向こうはずーっと下りの世界だ。
半島を周りきってしまうので、今度は行く先に再び山を見ながら歩くことになる。
こちら側は光線の関係と岬の突き出し方が今までよりもあまり面白くなく、やや退屈な行程だった。
一体いつまで歩くことになるのだろうと、不安になるくらい長い道のり。アザラシコロニーまでの道のりと同じくらいの距離を再び歩くのだから時間がかかることはわかるのだが、面白い風景があるのとないのでは時間の感覚が全く違って感じられた。
どこまでもクネクネと続く道を歩いて行くと、突然という感じで散策終了の地図が出てきた。終了地点にはそれらしいマウイの文様をつけた門や大きなオブジェが置かれていて、ふー、ここで終わりか!と思わせてくれる雰囲気がある。
しかし、ここで終了できるわけではない。私たちが到着したこのポイントは、半島の付け根だが町の反対側だ。
これから半島を横切って元の場所に戻るという道のりが待っていたのだった。
2つ目のアザラシコロニーを見てからここまで30分くらいなので、そんなに長い距離ではないのだが、出発時間が遅かったので時刻は既に午後4時過ぎになっていた。
この門のある場所からは普通の町並みが始まり、民家やB&Bなどが並ぶ住宅街のような場所を歩くと、カイコウラの中心地に抜ける半島を横切る道の入り口のマークが見つかる。本当に民家の横を通るので思わず通り過ぎて引き返してきた白人がいたから、私たちは迷わずに見つけることができた。
看板には「Kaikoura Peninsura Walkway South Bay Track」(カイコウラ半島散策路、サウスベイトラック)と書かれていて、カイコウラの町に戻るまでの時間は45分と書かれていたので、午後5時には町に戻れるだろうという予測もついて、少しホッとしたのだった。
民家の横を抜けて裏手の林の中をややのぼり気味に歩いて行くと、バックに雪山が見える牧場の横を歩くことになる。
ここがどうやら半島の真ん中辺らしく、ここから道は海に向かって下っていくようになり、やがて再び森の中を歩くことになる。途中にはこのカイコウラの散策路計画に尽力した人の名前の付いたジグザグの散策路の部分などもあり、この半島を横切るトラックは思ったよりも面白いものだった。
こうして散策路の終了地点に到着したのが午後4時50分。歩き始めたのが午前11時半だったので5時間半のトレッキングだった。軽い気持ちで出かけた割りにはかなり長い距離を歩いてしまった。
しかも、この終了地点から町の中心地までは更に40分くらい歩くことになり、ビールを買って宿に戻って一息ついたのは、午後5時半のことだった。
ま、この夕方のビールが格別に旨かったことは言うまでもない。
カイコウラは到着初日は天気も悪くてがっかりすることが多かったが、2日目の今日はかなり楽しかった。
この散策には一銭もお金がかかっていないのにアザラシや次々と美しい景色が見られるというのは本当に素晴らしいことだ。コストパフォーマンスという観点からはイルカよりもロブスターよりもずっと価値があるではないか。ということで、カイコウラ、来て良かったという結論になったのだった。
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