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2005.01.18 vol.1 眼光するどいおっちゃんは・・・ |
アメリカ合衆国:ロサンゼルス |
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チャイナタウンにある福州飯店(Foo Chow Restaurant)で昼食。入って席につくなり、夫の斜め後ろの中国人のおじさんが、何度もこちらを見る。眼光がするどい。私の頭の中は、おじさんに対する妄想でいっぱいになっていった。曰く、「何で日本人が中国人のテリトリに入ってくるんやぁ!おお?」って思ってるんじゃないかなぁ? 今の目つきは「若い日本人は昔のことも忘れて、のうのうと生きておるのぉ!」って言ってるに違いない。どうしよう。また見てる・・・・。
で、しょーがないから、とりあえず、ニッコリしてみた。にっこり。 そしたらですねぇ。「おお、スマイルねぇ」から始まって、流暢な日本語でニコヤカにおじさんは話始めた。おじさんは台湾の人。奥さんは茨城県出身の日本人だそうだ。後で一緒に写真でも撮りましょう、と言うと、おじさんは奥さんを指差し、「こんな美人な人と写真が撮れるなんて、あなたラッキーですよ」と笑った。あらあら。
この店は、チャイナタウンで一番安くておしいと教えてくれた。確かに安い、そしておいしい。ランチは一人$2.95、$3.95、$4.95の3種類。メインとスープとご飯のセットで、おなかがいっぱいになった。
食後に外で写真を撮り、今度は近所のおいしい飲茶でも一緒にしましょうなんて言って、名刺を頂いて別れた。因みに、おじさんお勧めの飲茶ができるのは、金龍飯店だそうだ。
「何か困ったことがあったら、いつでも電話しなさい」。こんな僅かな間に言葉を交わしただけなのに、何て温かい。故郷から遠く離れた国で苦労してきた人だからこそ、こんなことがスッと言えるだろうか。 うーん、最初に疑った自分が恥ずかしい。 |
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