夫婦2人で世界一周の旅に出発!現地から海外長期滞在の旅の様子をお伝えします。
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2005.01.29 メルローズアベニューに潜入
アメリカ合衆国:ロサンゼルス
 同じホテルにいる女性がファーマーズマーケットとThe Gloveを勧めるので、天気も回復した今日、出かけることにした。

ファーマーズマーケットは期待していた農家直売所というよりは、ソフィスティケートされた野菜・果物屋さんと世界のいろんなものが食べられる観光用フードコートの集まり。併設のThe Gloveは、昔のアメリカの町並みを再現した中にショップが入っている屋外型モール。どちらも明るく、楽しい雰囲気だが、ディープさに欠ける。満足できない私たちは、更にバスで北に数ブロック向かい、東西に横たわるメルローズアベニューを探検することにした。

ハリウッドの南、ミッドウィルシャーと呼ばれるこの地域を走るDASHの地図を手に入れて、ファーマーズマーケット横のFairfax Ave.を北上するとMelrose Aveの真ん中辺りにぶつかる。そこでバスを降りた。ガイドブックによれば、右方向、つまり東側により多く店が紹介されていたので、まず右方向に行くことにした。

 右手にFairfax高校が見える。その他にはまばらにショップがあるくらいで、割と閑散としている。メルローズアベニュー以外は住宅地である。「あらら、失敗したかな?」と思いつつも、先に進む。


 やがて、サイケデリックなイラストや色の外壁のショップたちが見えてきた。多くはレストラン、カフェ、洋服屋さん。外壁に劣らぬパンキッシュな洋服が多く、黒と赤の色使いに鋲打ちしたブーツなんかが置いてある。一軒のブティックの前に変わったファッションの女性が立っていたので、思わず「写真、撮らせてもらってもいいですか?」と声をかけてしまった。ここから、彼女と私の攻防戦が始まる。

快く撮影に応じてくれたこの彼女の野心的なまなざしを見よ。「このアホ面の東洋人に何としても売ってやるわ!」という意欲に満ちているではないか。この撮影後、彼女は私の手をとると、「さっ、いいからちょっとだけ見てってよ」と店内に招いた。当然、店内には彼女が着ているのと同等のデザインの洋服がずらり。迷いなく、縦に太い白黒ストライプの超ミニスカートと、うっすーいカットソーの白いタンクトップを選ぶと、私に向かって「さっ、試着室はこっちよ、可愛いでしょう、うふっ」と微笑みかける。頼みの夫はと振り返ると、遠く店の外に立っている。助ける気はないのかぁ〜。「いや、それはちょっと」と断ると、「じゃぁ」と言って、同じバージョンのロングスカートを出してきた。そーゆー意味じゃなくって。まずい、このままだと、試着室に連れ込まれて、私の太いお尻でまるで白黒のスイカになったような姿を盛大に褒めて、褒めちぎって、買わざるを得ない状況になるに違いない。瞬時に、そのおぞましい光景を想像して、断固断った。「いや、今日はやめときます」。「えー、そんなこと言わないで、ねぇねぇ」と尚も誘ってくる彼女を振り切って、暗い店内の彼方に浮かぶ外の光に向かって猛烈に歩いた。やった、外に出た。こうして、彼女との戦いに辛うじて勝ったのだった。

スターバックスで気をとりなおし、更に散策。ガイドブックにも掲載されていたWastelandという店を発見。ここは、古着のお店。といってもビンテージではないので、価格は新品時より安いと思われる。丹念に探すと、グッチやヴェルサーチ、クリスチャンディオールなど知ったブランドの洋服もあり、グッチのニットタンクトップは$38で売られていた。ところどころ糸が出てましたが。

さて、Wastelandからちょっと先に行くと、メルローズアベニューもほぼ終わりに思えたので、引き返すことにした。メルローズアベニューは10代後半から20代のファッションという感じで、集まって来る年齢層もそのあたりの女性が多かった。日本人の観光客もちらほらいた。ウィンドウショッピングして、疲れたらカフェでお茶するのにぴったりな街。ウィンドウに飾ってある、そのままのファッションで歩いているような子もいて、見ているだけで飽きない。また、洋服だけでなく、キッチュな物も発見。チョッパーのハンドルなのに自転車。メルローズっぽい?



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