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2005.02.07 ロサンゼルスのインターネット事情 |
アメリカ合衆国:ロサンゼルス |
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ロサンゼルスに来て期待と違っていたのは、インターネット環境である。勝手な想像では、至るところで無線LANのスポットがあって、そりゃもう、インターネットくらい無料でガンガンやらせてもらえるという、夢のIT生活を思い描いていた。
ところがである。インターネットカフェすらあまり見ない。どうやって、サイトを更新すればいいんだぁ!とロサンゼルス到着当初は、途方にくれていた。幸いにも、無料でアクセスさせてくれるところを一箇所見つけ、毎回バスに乗ってそこまで行き、更新作業をする日々であった。
他には、公立図書館で日本語を含めサイトの閲覧のみは無料でできるが、これも30分ごとに予約しなければならないし、自分のサイトの更新はできない。残す選択肢は、T-mobileと契約するしかない、というのは薄々感じていた。
T-mobileについてはスターバックスで知った。自分のPCでインターネットをしている青年に聞いたら、教えてくれたのだ。更にスターバックスの入り口付近にT-mobileの広告が張ってあるので、調べてみた。
T-mobileは契約者に無線LANのサービスを提供している。スターバックスコーヒーやKinko'sなどがここと提携して、ホットスポットとなっている。T-mobile
USA Incという会社が行っているが、ロゴのデザインがドイツテレコムと非常に似ているので、、広告の下にある注意書きを見たら、T-mobileの登録商標はドイツテレコムとなっている。やっぱり。ドイツテレコムが母体で、米国に会社を作って米国エリアのサービスを提供しているのだろう。技術はhpが提供している。母体も技術も大手なので安心なサービスだと判断したが、ネックは費用。ちょっと高めの月額$39.99。とりあえず、バスで通う日々が続いていた。
先日、ダウンタウンから1時間バスに揺られて、サンタモニカに宿探しに行った。宿を探しつつ、インターネット環境を探るとやはりインターネットカフェは見つからない。もしかして、こちらに移ったら、バスで片道1時間かけて、サイト更新しにダウンタウンまで行かなきゃいけないの?思っただけで疲れてきた。何とかならないのか?そこで、目にしたのがT-mobileのショップ。「今なら最初の一ヶ月は無料だって、テレビで宣伝してたよ」と夫が言う。決まりだった。
早速ショップに入って、旅行者でも契約できるのか、本当に一ヶ月無料なのか、インターネットだけ使いたいのだが可能か、いつから使えるのか、サービス停止はどうするのかなどを矢継ぎ早に質問して、契約に至った。相手をしてくれた白人の20代前半の女性は、「日本人の友達がいて、大阪と札幌に行ったことがあって日本好きなの」などと話しながら、必要な情報を入力し、作業は10分ほどで終了した。インターネット天国の日々を思い、日本好きのかわいい女の子とのおしゃべりを思い返し、その夜、遠足前の子供のように、私たちはウキウキしながら眠りについた。
次の日、早速スターバックスに行って試してみた。PCを立ち上げて、Internet
Explorerを開くと、自動的にスターバックスのホットスポット認証のサイトにつながる。ユーザーネームとパスワードを入力して「Go」ボタンをクリックすると、「○○さん、あなたはインターネットにつながりました」(in
英語)と表示される。これで終わり。あっけないほど、簡単につながる。わーい、すごーい、簡単だ、素晴らしい。
以来、スタバ通いの日々である。時々、「それってワイファイ?」と聞かれる。こちらでは無線LAN(Wireless
Fiber)をこう呼ぶようだ。
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