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2005.02.12 ロデオドライブ美術館鑑賞マニュアル |
アメリカ合衆国:ロサンゼルス |
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日本から出張でやってきた親友とロデオドライブで会うことになった。日本では銀座に匹敵するビバリーヒルズ近隣の高級ブランド店が軒を連ねる一角。ブランド品に縁がない私たちにとっては、まるでそこはミュージアムエリアと同じ感覚でありながら、ミュージアムよりも行きにくいエリア。親友の到着まで楽しみにとっておいた場所でもある。電車とバスを使って、待ち合わせのホテルに向かった。
今回はこのロデオドライブを楽しむためのマニュアルを作成してみたので、よろしければ参考にして頂きたい。
1.ロデオドライブに詳しい親友と行動を共にするべし
のっけから難しいかもしれないが、今回、この親友と一緒であるために、非常に心地よく過ごせた。ショップに入ったとしても、店員さんは買う気のある人と鑑賞に来た人をするどく識別する。Blogでも夫が書いていたように、買う気のなさそうなお客さんには声もかけてこない場合がある。しかし、次から次へと新しい商品を模索する友人がいれば、店頭に出ていない商品も鑑賞することができる。しかも、その商品は、キーケースや財布なんかじゃぁなくって、どーんと大物のバッグであれば尚素晴らしい。高級ブティックの店員さんが、本気で接客する姿を間近でみられるからだ。店員さんに知り合いがいたら更にすばらしい。友人が店員さんに、周辺のランチ情報などを聞いている後ろで、ニッコリ微笑んでいたら、なんだかロデオドライブが馴染みの近所に思えてくる気分を味わえる。
2.朝早くからでかけるべし
午後にもなれば、人通りも多くなる。が、観光地ではあっても、あまりカメラで撮影するようなおのぼりさんは少ないようだ。朝歩いているような人は地元の人か、他の人の行動が目に留まらない程のショップマニアだ。思いっきり撮影するならば朝。余裕のある地元の人は、そんな観光客をほほえましく見ながら「シャッターを押しましょうか?」と声もかけてくれる。本当は自分も記念に写真の一枚も撮りたいのに「まぁ、こんなところで恥ずかしい」とやっかみの視線を投げかけるような中途半端な観光客が出回らない、朝一番を狙う。これがポイント。
3.覚悟を決めたら楽しむ
時間とお金のことである。ランチは界隈で人気の店に行こう。こういう時には思いっきり楽しむべし。ここでケチっては日ごろの節制が泣くというものだ。ランチタイムなので胃がひっくり返るような金額にはならないので大丈夫。チャイナタウンのランチボックスの15個分だ、などと換算してはいけない。また、ランチタイムには2時間を見ておこう。席に通されてからオーダー、サラダからデザートに至り、チェックをお願いしてから更に30分はかかることがあっても、そこは人気のお店。あーら、3時間かかると思ったのに、くらいな気持で行こう。
4.夕方まで居るべし
ホテルやショップに明かりがともると、街はまた別の顔になる。街灯にともされた街の美しさもさることながら、映画プリティーウーマンの舞台になったThe
Regent Beverly Wilshireホテルのロビーなどでは、運がよければ夜行性の着飾ったご婦人やソワレ姿のカップルにも出会える。
今日は楽しかった。ライフスタイルによって異なる世界に住む人々がレイヤー上に存在するのが大都会だと思うが、今日はいつもとは違うレイヤーに身をおいている、そんな体験だった。本当はね、今でも物欲が沸き起こらないといったら嘘になる。20代によくやっていたように一日ショップを回って、素敵な物を見ていたら、欲しくもなりますよ。でも、現在こうして旅行できているのも物欲番長とおさらばしたからだし、実際に、スーツケースはいっぱいで、もうシャツ1枚入らない状態だし。というわけで、何も買いませんでした。
あー、でもBanana Republicで見たカットソー可愛いかったなぁ。とお土産の「きんつば」でお茶しながら思った夜でした。
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