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2005.03.18 ドレッシングワールドツアー |
アメリカ合衆国:ロサンゼルス |
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天気が良くないので、午後は部屋で作業をしていた。おまけにお昼ご飯を遅めに食べたために、夕方になってもちっともお腹が減らなかった。そこで、今日の夕食は、茹でジャガイモとサラダとイチゴで簡単に済ませようということになった。もう茹でジャガイモは3日めだ。いくらじゃがいも好きの私も、食傷気味になってきた。そこで、今までに買い集めてきたドレッシング類を総ざらいして、とっかえひっかえつけてみて、ドレッシングのワールドツアー、パチパチパチ。しかし、これだけの容器を抱えて次のサンディエゴまでは持っていきたくない。え?持って行かないの?って、夫は持っていく気なのか?
まずは、中国代表の「辣脆」。ロサンゼルスの中心地からバスで東方向に30分ほど行ったモントレーパークという地区のスーパーマーケットで1ドルで購入。モントレーパークは隣接するアルハンブラと共に、香港の中国返還前にどっと香港人が移民としてやってきてできあがった新しい中華街である。当然、スーパーマーケットは中華食品が中心。そんな中で唐辛子、山椒、植物油、玉ねぎ、食塩、うまみ調味料が入っているこの調味料に魅かれた。「貴州省著名商標」という文字の横には、この商品を編み出した人の顔写真だろうか、ちょっと憂鬱な表情のモノクロ写真が張ってあって陶華碧とある。名前だとしたら女性の名前だろう。その表情は自身なさげだが、味はパンチと旨みがきいている。米、肉、じゃがいもにつけるとおいしい。
次はアメリカから2品目。KRAFT社のマヨネーズは、初めて口にした時にどことなくプロセスチーズっぽく感じた。KRAFT社だからという思い込みだろうか?大昔にアメリカでマヨネーズを食べた時に、とても甘みが強くて嫌いだった。しかし、今回のマヨネーズは甘くはない。おいしくなったなぁという感想。今は専ら茹でじゃがいもにつけて食べている。
Hunt's社は有名なハインツ社と名前が似ているので間違えそうになった。狙っているのか?そういえば、マレーシアにはパナソニックに似たロゴの家電メーカー「Pensonic」というのが大きな看板を出して広告していたなぁ。さて、BBQソースはお好み焼きを食べる際のおたふくソースの代替品として99¢ストアで購入。HICKORYとあるように、木で燻したようなスモーキーな香りがついていて、甘みもあまりきつくない。お好み焼きソースとしても、ステーキにつけても、もちろんじゃがいもにも合う。
イタリアからはイタリアンドレッシング。日本でもアメリカでもイタリアンドレッシングという名称で、ビネガーとオイルと玉ねぎやパプリカなどが入ったドレッシング売られているのは同じだ。これもKRAFT社。アメリカ系スーパーのRalfsで購入。KRAFT社の他によく見るのが俳優のポールニューマンの似顔絵付きのドレッシングシリーズ。これも息が長い商品だ。かなり以前から知っている。同じ容量で似たようなドレッシングでも価格バリエーションが色々あって、見ているだけで楽しい。KRAFT社にしたのは価格が安い中で一番おいしそうだったから。主にサラダに使っているが、茹で野菜にかけてもおいしそうだ。酸味も味も日本で出回っているものとさして変わらない。
出自はわからないが黒コショウ。最終梱包はアメリカ合衆国と書いてある。こちらに来てから、あらためてコショウには感謝している。肉や魚の臭みをこんなに効果的に消してくれるものはない。コショウのない時代には、肉はさぞや食べづらい食料だったことだろう。茹でじゃがいもは、コショウと塩だけでもおいしい一品になる。
最後に忘れてはいけない、日本の醤油。アメリカ系スーパーのVONSで購入。最近のヘルシーフードブームを反映して、アメリカ系のスーパーマーケットにいくと、醤油はいうまでもなく、すし酢、わさび、豆腐、場合によってはMISOなどが売られている。日本人にとってはウェルカムな状況だ。共同キッチンがある宿泊先でNYから来た女性が、いつも醤油と味噌を持ってきて何かを作っていた。「レシピはネットで探すの?」と聞くと「いいえ、自分で適当に作っているの、和食は簡単だから」「・・・(簡単じゃぁないと思うけど)」。でも、一滴たらすだけで和食と思わせるその威力はすごいものだ。先日作った緑パプリカの肉詰めも、醤油を垂らすと一段とおいしくなった。醤油は絶対に持ち歩くしかないな。
これから行く国々では、もっといろいろなドレッシングというかタレに出会うことだろう。その都度、紹介していきたいと思う。
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